宣伝会議賞一次審査の結果を確認いたしましたので、
とりあえず一次審査を落ちた課題の反省、というものを
数回にわけてやってみたいな、と思います。
正解発表が「SKAT」発売(だいたいGW明け)になるから
「何でこれで落ちたの?」と書いてる本人としては思ってき始めたので
読まれてる皆様が各自でジャッジしていただければ幸いです。
第5回はこちらから。
15:沢井製薬
課題:沢井製薬を知らない若年層に対しての企業広告
年配の患者さんには「ジェネリック=沢井製薬」と認識されているけれど
若年層への知名度がいまひとつ、ということで
若い方向けの広告案はないかな、という課題です。
若者は金がない、ので医療費の負担を減らしてくれるのが
ジェネリック薬品であり、沢井製薬である・・・という
方向性で考えてみましたが、課題が設定しているのは
実はそれ以前のスタート地点だったのではないか、という気もしています。
「1.沢井製薬は
2.ジェネリック医薬品の
3.会社です。
この3つだけでも、覚えてください。」
「「サワイセイヤクノジェネリック」
病気になったときの、大切なおまじないです。」
「病気の若者には、薬代だって辛い症状です。」
「病気になったとき、せめて財布のダメージを減らす呪文を覚えておいてください。」
16:サンゲツ
課題:内装リフォームをしたくなるアイデア
カーテン、壁紙、床材を主役に気軽に内装リフォームをしたくなる、という課題。
衣替え感覚で内装をリフォームしてもらえれば・・・という狙いを
どういう形で表現するか、という課題ととらえ、
実体験から「ペットを飼っている家庭」に焦点をあわせたものも考えました。
(TVCM案)
「(カーテンをよじ登る子猫の映像とともに)
よじ登るカーテンが替わったことに、この子は気付いているだろうか。
(壁に飛びつく猫の映像とともに)
壁紙が新しくなったことにも、この子は気付いているだろうか。
気分と成長に合わせて、お部屋をリフォームしてみませんか。
サンゲツからの、提案です。」
「幼稚園児が喜ぶ壁紙と、小学生が喜ぶ壁紙は、たぶん違う。」
「猫を飼うことになった。
壁紙のリフォームを考えた。」
動物のかわいさに頼るプロモーションは、このクライアントでは厳しいのかな、とは
今見直して少し思いました。
ちょっと体調が優れないので今日は2本で。