宣伝会議賞一次審査の結果を確認いたしましたので、
とりあえず一次審査を落ちた課題の反省、というものを
数回にわけてやってみたいな、と思います。
第4回はこちらから。
12:構造計画研究所
課題:わかりにくい業務内容の当社に興味を持ってもらえるアイデア
工学の知識を活かし、研究機関と実業間をブリッジし、
構造分析や免震設計、防災設計、人流計測行動分析まで行うということで
「ビルを建てる際に相談したい専門家」と位置づけることにいたしました。
「ボディビルも、ビルも、鍛えるにはトレーナーが必要です。
ビルのトレーナーは、私たちが担当いたします。」
「ビジネスにも、災害にも、強いビルづくりを。」
「安全性だけでいいんですか?
よろしければ、集客力もいかがですか?」
人流計測行動分析まで行える、ということで、災害対策だけでなく
ビジネスにも強い研究所というイメージを押し出してみましたが
魅力を掴み損ねていたのかな・・・と思わなくもありません。
13:さくらインターネット
課題:さくらのレンタルサーバを多くの人に幅広く使ってもらえるアイデア
ジオシティーズ終了の報を聞き、個人のウェブサイトがどんどん消えていく時代に
それを残せる「引越し先」としての使用や、
SNSやPixivなどに載せるよりも自前の「作品置き場=ポートフォリオ」を持ってるほうが
安心じゃない?とクリエイターに訴えてみる、というパターンを考えました。
「「作品集のページはこちらです」
そこから開ける縁もあります。」
「一瞬流行って、流れて、すぐ忘れられちゃうなんて、もういやだ。」
「自分色100%の、展示場をつくろう。」
「ネットの中に、あなたの個展会場をつくろう。
常設の。」
クリエイター向けだけに絞った、という作戦が失敗、だったとは思わないので
表現力の問題なのかなぁ。
14:サマリー
課題:スマホで申し込める収納ボックス「サマリーポケット」を20~30代に使ってもらうアイデア
収納が少ないけど物へのこだわりが強い人々に
月額250円から使える貸し倉庫サービスを使ってもらう、という案件。
本やコレクションなど、場所を案外圧迫するけど捨てたくないものを
うまく保管してもらえれば、というアプローチです。
「月々、漫画の単行本一冊分で、入りきらない漫画をしまえる場所、お貸しできます。」
「電子書籍でこの本はまだ出ていない。でも本棚に空きがない。どうしよう。」
「見られたくないけど捨てたくないものは、誰にでもダンボールひと箱分はあるものです。」
「収納アイデアの本を、しまう場所が無くなった。」
Twitterで本を買いすぎる人ばかりフォローしているから&自分の本棚も足りないから
どうしても本に関する内容が多くなってしまった感があります。
もう一歩の飛躍、がほしかったかなぁ。