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第56回宣伝会議賞反省会:その11

2019-02-19 | コピー

誕生日です。力道山と藤岡弘、とブルース・ウェインと同じです。
立派なヒーロー目指してがんばります。

宣伝会議賞一次審査の結果を確認いたしましたので、
とりあえず一次審査を落ちた課題の反省、というものを
数回にわけてやってみたいな、と思います。

正解発表が「SKAT」発売(だいたいGW明け)になるから
「何でこれで落ちたの?」と書いてる本人としては思ってき始めたので
読まれてる皆様が各自でジャッジしていただければ幸いです。
そしていまだに連絡がないのでファイナリスト入りを諦めています。
というか今連絡来ても休めんよ。

あと、第7回SBCラジオCMグランプリ参加準備中です。
ラジオCMの頂点を一度はとりたいのです。

第11回はこちらから。

33:東洋紡
課題:見た目と中身の違いを伝えるアイデア

社名から判るように、もともとは紡績の会社。
そこから合成繊維、バイオテクノロジーと発展していった会社を
どう表現するかを考えました。

「最新技術を織り続け、拡げていたら、こんなに大きくなりました。」

「見た目通りとは限らない。
 でも、こう見えるには、理由がある。」

「「こんなこともできるよね」を続けた結果が、これです。」

「紡いでいた糸の材料を、変えつづけた結果が、これです。」

「強い繊維を追い求めていたら、いつのまにか生命の秘密を追いかけていました。」

「(ラジオCM案)

(ナレーション)
 繊維から合成繊維、そこからプラスチック、ここまでは普通、かな。
 そこからバイオテクノロジーを始めて、海水を淡水にして、
 化粧品を作ってみたり、再生技術を研究したり、
 遺伝子を解析したり、クッションロボットを作ったり。

 本当に、何の会社なんだろう。
 見た目と中身が違いすぎる会社、東洋紡。」

『見た目と中身が違いすぎる会社』というパンチラインが途中でどこか行ってるのが敗因だなぁ。

34:トクヤマデンタル
課題:大丈夫と思っている人が歯医者に行きたくなるアイデア

「当社は医療機器のメーカーですが、今回はあえて当社の特定した製品の訴求はせず、
 一般の方の歯科に対する意識を高めたいと考えています。」ということで
「歯医者さんに行きたくなるコピー」を念頭に置いてみました。

自分では大丈夫、と思っている人に歯医者に行ってもらうには?ということで
「歯磨き指導」「歯石除去」を中心にアピールしたい、と思いました。

「歯を食いしばって我慢がひと段落したら、食いしばった歯をいたわってあげてください。」

「プロの歯磨き、受けられます。
(しかも、保険適用で!)」

「歯を磨くと血が出る方、お早めにお待ちしております。」

「美容院に行くくらいの間隔で、歯科医院にも来てみませんか。」

「笑顔をキレイにできる場所。」

「デートの前日に、来てください。」

こうして並べてみると、どれも踏み込みが足りない感じかなぁ。
言葉がありきたりすぎて弱い、というか。

35:日通商事
課題:マーケティングシンボル”ALOZ”を広く浸透させるアイデア

物流=ロジスティック(LO)のすべて(AtoZ)を、表した「ALOZ」を
どう印象付けるか、を考えるという課題。
2018年の災害による物流の遅れも念頭に置いていました。

ALOZ(アロッズ)とARROWS(アローズ)の響きが似ていることから

「矢のように速く、正確に、射抜ける物流を。」

「物流の問題のAからZまで、射抜きます。」

という方向性を考えたり、

「流通のABCからZまで、知り尽くしたプロ集団。
 で、ありたいと思っています。」

「流通のAからZまでの間に、LOveを。」

という方向を考えたり。

物流というものにもう少しちゃんと向き合うべきだったなぁ、と。


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