ケイ・ランゲージ・ラボ ことば工房NEO

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通訳の種類や場面別・通訳方法について!(ロング・バージョン)

2005-05-27 22:43:57 | 通訳翻訳・執筆関連サービスご案内
主な通訳方法について、以前にブログで解説しました。(ちょっとレビュー!)

大きく分けて、主なものとしては、同時通訳と逐次通訳があって、弊社はそのうち、逐次通訳を得意としていること、またこの他にも、一緒に同行するガイド訳としての役割も果たす「アテンド通訳」も行っている、というお話をいたしました。

ここで、通訳の方法と、シチュエーションによって、どの通訳方法があうか、ということについて
お話します。

「同時通訳」は、一般に、通訳と聞くとテレビの国際会議中継等で聞こえてくる、即興の通訳のことで、実際の話し手とほぼ同じスピードで、終わりもほぼ同時です。

これは、通訳の中で非常に高いスキルを使う上、体力を消耗する為に、複数名の通訳者にて対応をします。内容にもよりますが、一般的な1日シンポジウムであれば、調整役を入れて、4人~5人位です。また、同時通訳には専用の機材と設備(「ブース」)が必要となります。同時通訳者が集中できるよう、ブースの中で、専用の音響機材を使用します。以上の理由から、料金面では結構割高な設定になります。

弊社にも、同時通訳の訓練を長年積んでいる英語通訳も在籍がございます。ただ今のところ、人数が限られるため、受注は小規模で短時間のとき、可能な場合がございます。
会社全体としては、逐次通訳とアテンド通訳を主にしております。

次に、弊社が最も得意とする「逐次通訳」とは、例えば会社セミナーやプレゼンテーション等で、話し手が話し終わってから通訳を開始する方法のことです。同時通訳に比べてタイムラグは生じます。しかし、迅速さを最も重視している同時通訳とは異なり,逐次通訳は話し手や聞き手にとって確実なニュアンスや正確な説明内容を提供することができます。

そして、何よりもコスト面においておトクです。短時間であれば、例えば一般的な内容で、午前・午後の1日単位のお仕事で、拘束6時間程度であれば、基本的に1名で対応することができます。

上記の通訳方法とは別に、弊社が得意としているのは、個人的な商談や旅行の際のガイド役的な「アテンド通訳」です。海外におけるビジネスやいわゆるガイド的な役目を持つアテンド通訳は、例えば視察ツアーやVIPのお客さま対応時等の通訳に専門的な知識を必要としない場合にも最適で、プライベートにもあらゆるシーンで、お気軽にご利用できる通訳です。弊社では、この通訳を”随行”通訳と呼んでいますので、ご理解いただけるとお話がスムーズだと思います。

以上の通訳とはまったく別の形態で、(ブログでも紹介しませんでしたが)「ウィスパリング通訳」というのがあります。

その名の通り「ささやくように」通訳をする形態のことを指し、よくテレビやイベント会場での生出演等で 話し手(聞き手)の後ろに立ち、周りの会話に邪魔にならないように小声で通訳をする方法です。同時通訳のようにスピードが要求される場面〈複数名との話し合い〉において、聞き手が発言することも可能となります。お仕事の内容により要求されるスキルは異なりますので、見積もり自体はそれぞれですが、タレントのかたの随行を得意とするメディア系通訳スタッフが特に、この通訳方法を得意としています。

ではでは、実際には上記の通訳方法のうち、どれが適切なのでしょうか?
シチュエーション別の基本的なお勧め!通訳方法です。

・同時通訳…国際会議、シンポジウム、フォーラム、タイムラグが許されないコンペティションなどの重要会議、商談等。(大規模なイベントが多いです)

・逐次通訳…セミナー、プレゼン、商談、社内会議、インタビュー、企業視察等。

・アテンド通訳…海外出張時やVIPのエスコート役、簡単な視察ツアーのガイド役、展示会見学、市場案内見学、観光案内その他いろいろ。

・ウィスパリング通訳・・・TVやイベントなどで、タレント・文化人等の方に随行(アテンド)通訳した時によく使う。

・・・ただ正直申し上げて、これらすべて予算が異なります。ウィスパリングは場合によるので一概に言えませんが、上に書いてあるものほど高いです!それだけ準備もろとも違ってきます。

普通の方が気軽にご利用できるスポットとして開設された「ことば工房」の経緯が、
随行と逐次通訳が主になっている最大の理由となっています。
昔は都内・埼玉県の案件を単発受注するのみでしたが、現在は翻訳は全国受注、通訳も出張制度を整えて、都市圏については対応が可能になっています。特に関西圏の各パートナー企業との連携で、例えば、東京・大阪同時開催という会場での通訳については万全の体制をとっております。

基本的には国内受注ですが、海外へ通訳を派遣する(出張扱い)することが可能な場合がございます。飛行機代、現地宿泊代についての負担は別途お願いします。また取引は前金制円取引でお願いします。

さらに、ことば工房スタッフによる、通訳・翻訳基礎についてのセミナー講師、という需要にもお応えしています。
随時お問い合わせください。よろしくお願いします。


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日本語科からのお知らせ!

2005-05-26 22:14:52 | 広報・マーケティンググループ
在庫バーゲン・日本留学試験関連書につきまして、売却先が決定しました。
ご協力、有難うございました!また不定期開催の折は(本のジャンルはその時々によって、いろいろですが)お気に入りがございましたら、よろしくお願いします。

なお、日本語科からのお知らせを掲載します。
日本語コースは、海外帰国子女日本語教育やビジネスマン日本語教育を中心に行ってきております。大人の外国籍の方向けの研修としては、語学学校講師向けの研修や、IT関連にお勤めの方向けの入門研修といった実績がございます。

私たちは、外国籍・帰国子女教育という側面とビジネスマン日本語教育という側面を一層強化するために、これまでも実際には請けてはきていませんが、日本語学校での教育に代表される、就学生(日本語学校にいる学生)が習う大学予備教育に当たる内容、日本留学試験対策といった内容については、基本的には、特にとりあげて行わないことに致しました。

なおこれまでも、大学院での初めての発表のための、レジュメチェックという需要が、日本語科でございました。これについても、分野にあわせてことば工房・校閲部門で行えますし、日本語のレジュメの書き方・話し方の基本について、個々にあわせて指導することが可能です。

日本人向け日本語教育、という需要も増してきております。世田谷区でも「日本語」という教科がスタートしますし、ビジネスマンにおいても、論理的思考や筋道をたてて書く文章、ということが重要になります。今後ますます充実する日本語科を、今後とも宜しくご愛顧の程、お願いします。

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質問・対応可能分野について・・・

2005-05-22 11:11:49 | 通訳翻訳・執筆関連サービスご案内
先日、弊社で行っている通訳・翻訳部門の「対応可能分野」について、質問がありました。
基本的に「あらゆる分野で可能」というPRですが、事実どうなの?という質問でした。

弊社には、通訳・翻訳それぞれにスタッフがおります。登録時に、専門分野・対応可能分野ごとに分かれておりまして、仕事の内容にあわせて対応しています。執筆につきましても、都内を中心にインタビューを伴う取材記事について、受注できる体制もございます。

また関西圏を中心に、パートナーシップを結ぶ企業も数社ございます。先般も、東京・大阪でセミナー・シンポジウムが同内容で開催された折も、パートナー企業との連携で、通訳業務を無事遂行できました。皆の一丸となった協力によって、幅広く仕事を受注・遂行しております。

なお最近、宗教関連分野について、引き受け可能かどうか、というお問い合わせを頂くことがございます。弊社には、洋の東西を問わず、宗教を専門にする翻訳・執筆スタッフは確かにおります。

さらに、代表の長倉についても、大学卒業後、早稲田大学に科目等履修生として在籍し「中国における思想と宗教」というテーマで東洋哲学的アプローチで学んだ後、中華学校教員として在籍しながら、東京都立大学・社会人類学研究室にて「中国・福建閩江流域における民俗宗教」をテーマに、研究生として在籍しました。

学問としての宗教に関する内容、民俗信仰をテーマにした教養・エッセイといった内容、その他原稿等を拝見しお伺いした上でお引き受けする、という立場をとっております。
布教を目的とした内容や、弊社側の都合にて、お引き受けできない場合がございますので、予めご了承くださいますようにお願いいたします。

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クリエーター・雑誌掲載(日本語ライティング)

2005-05-12 18:05:04 | りんどう・エッセイ
この度、クリエーター・りんどうは、クリエーター情報誌《Fre-ator》Vol.6にミニミニ・コラムを掲載しました!公募作品としての出展です!グルメ紹介ですので、機会がございましたら、是非ご覧ください。なおこの雑誌は、東京藝術大学・武蔵野美術大学・早稲田大学川口芸術学校をはじめ、全国の美大・美大予備校・美術デザイン系専門学校に常時おかれています!

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コーディネーターがお客様にお伺いすること!

2005-05-01 16:48:03 | 通訳翻訳・執筆関連サービスご案内
通訳・翻訳のお仕事をお引き受けする際、はじめにお客さま対応をするのは、”コーディネーター”になります。

弊社のコーディネート業務には、四角四面のマニュアルは存在しません。「個々にあわせてテーラーメイド!」を実現するために、ご要望を充分にお伺いして、少数精鋭のことばのプロ集団である利点を生かして、柔軟性のあるコーディネート業務を行っております。

お客様から通訳や翻訳、その他業務のお問い合わせを頂いた場合、「どのような目的をもった集会・会議なのか」ということや「翻訳した原稿は何に使うのか」ということを、まずご質問させていただいています。

同じ文章の翻訳でも、社内文書として使うのか、Webに公開目的で使うのか、さらに専門家向けなのか、一般の方向けなのか、・・・お客様のニーズを的確にお伺いすることが、そのまま最良のサービスのご提供に繋がり、プロジェクトの成功に繋がります。

成功の扉を開ける作業につきまして、お客さま・弊社共同での作業になります。皆さまのご協力をよろしくお願い申し上げます。

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