『通勤電車で読む詩集』小池昌代編著(NHK出版生活人新書)読む。
近現代・東西の詩人問わず名詩をあつめたアンソロジー。
タイトルに「通勤電車で~」とあるが、ぼくは部屋で読んでしまった。
特にテーマのしばりはなさそうだが、やはり「移動」「旅」などを題材にした詩が多く選ばれている気がした。
アンソロジーは、未知の作家や、知ってはいるけれど読んだことがなかった作家の作品に触れることができるので、面白い。
好きな作家でも、代表作ではなく、意外な作品が選ばれているとハッとする。
中原中也の「少女と雨」なんてのは、全然知らなかった。
電車だと、むずかしい本でも集中して読めたりするので、時には詩集を読んでみるのもいいかもしれない。
ハンディな新書でこういう詩のアンソロジーを出すのは、なかなか面白い試みだ。
ぼく個人としては、通勤ラッシュのあわただしいリズムから離れてゆっくり読みたいが・・・。
「詩を読む態度として必要なのは、その詩を理解しようとか解釈しようとか説明しようというものではなく、その一篇に、丸裸の心を差し出し、その一篇と踊る用意があるかどうかという、それだけだ」(はしがきより)
丸裸の心。それって現代人がなかなか見つめることができずにやり過ごしているものだと思うが、詩を読むことで少しその輪郭を確かめることができるかもしれない。
このアンソロジーには、1行目からスッと読み手に言葉が入ってくるシンプルで力強い作品が多くおさめられている。
一つのイメージが鮮やかに印象に残る作品も多いので、詩を読む習慣がない方も 面白がれるんじゃないかと思う。
近現代・東西の詩人問わず名詩をあつめたアンソロジー。
タイトルに「通勤電車で~」とあるが、ぼくは部屋で読んでしまった。
特にテーマのしばりはなさそうだが、やはり「移動」「旅」などを題材にした詩が多く選ばれている気がした。
アンソロジーは、未知の作家や、知ってはいるけれど読んだことがなかった作家の作品に触れることができるので、面白い。
好きな作家でも、代表作ではなく、意外な作品が選ばれているとハッとする。
中原中也の「少女と雨」なんてのは、全然知らなかった。
電車だと、むずかしい本でも集中して読めたりするので、時には詩集を読んでみるのもいいかもしれない。
ハンディな新書でこういう詩のアンソロジーを出すのは、なかなか面白い試みだ。
ぼく個人としては、通勤ラッシュのあわただしいリズムから離れてゆっくり読みたいが・・・。
「詩を読む態度として必要なのは、その詩を理解しようとか解釈しようとか説明しようというものではなく、その一篇に、丸裸の心を差し出し、その一篇と踊る用意があるかどうかという、それだけだ」(はしがきより)
丸裸の心。それって現代人がなかなか見つめることができずにやり過ごしているものだと思うが、詩を読むことで少しその輪郭を確かめることができるかもしれない。
このアンソロジーには、1行目からスッと読み手に言葉が入ってくるシンプルで力強い作品が多くおさめられている。
一つのイメージが鮮やかに印象に残る作品も多いので、詩を読む習慣がない方も 面白がれるんじゃないかと思う。