職場から電車を乗り継ぎ、神保町へ行く。
「神田古本まつり」をやっている。
靖国通り沿いに露天がたくさん出ていて、活気があった。
いや、みんな黙々と本を選んでるんだが、掘り出し物逃すまいという気配が伝わってくる。
僕は通りを流しながら、ピンと来た棚を覗く程度。
大体、狙うのは文庫本だ。
肌色の背表紙には思わず身を乗り出す。岩波・ちくま・中公には好みの本が多いから。
収穫は、金色の背表紙の角川文庫リバイバル・コレクション。
『一葉青春日記』『ランボオの手紙』各二百円也。絶版だからお得だ。
関連記事
共栄堂でスマトラ・カレーを食べる。
神保町はカレー屋が多いのだが、僕はここが一番好きだ。
黒いルーが特徴で、さっぱりとした味。
火傷しそうなくらい熱いコーン・スープが付いて、これも美味い。
威勢のいい、ラグビーの青柳に似た店主もイイ味だしてます。
店舗案内
最後に、中学生のころ、「神保町」という町にミステリアスな魅力を感じるきっかけとなった歌詞を引用。
亀が泳ぐ町
未来の神保町
女郎屋の棟々
紅のジャズ
沁みるよ 蝉時雨
「亀が泳ぐ町」サザン・オール・スターズ
「神田古本まつり」をやっている。
靖国通り沿いに露天がたくさん出ていて、活気があった。
いや、みんな黙々と本を選んでるんだが、掘り出し物逃すまいという気配が伝わってくる。
僕は通りを流しながら、ピンと来た棚を覗く程度。
大体、狙うのは文庫本だ。
肌色の背表紙には思わず身を乗り出す。岩波・ちくま・中公には好みの本が多いから。
収穫は、金色の背表紙の角川文庫リバイバル・コレクション。
『一葉青春日記』『ランボオの手紙』各二百円也。絶版だからお得だ。
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共栄堂でスマトラ・カレーを食べる。
神保町はカレー屋が多いのだが、僕はここが一番好きだ。
黒いルーが特徴で、さっぱりとした味。
火傷しそうなくらい熱いコーン・スープが付いて、これも美味い。
威勢のいい、ラグビーの青柳に似た店主もイイ味だしてます。
店舗案内
最後に、中学生のころ、「神保町」という町にミステリアスな魅力を感じるきっかけとなった歌詞を引用。
亀が泳ぐ町
未来の神保町
女郎屋の棟々
紅のジャズ
沁みるよ 蝉時雨
「亀が泳ぐ町」サザン・オール・スターズ
HMVへ行く。
10月25日に気になるタイトルが多数出ていたので、給料日だし、ええい、ままよ、と購入。
アジアン・カンフー・ジェネレーションのB面集『フィードバックファイル』、
ザ・クロマニヨンズのデビュー・アルバム『ザ・クロマニヨンズ』、
“新世代のソウル・シンガー”john legendの2nd『once again』、
a tribe cold questの再発盤1st『people's instinctive travels and the paths of rhythm(長い!)』。
ガッツリ大人買いだな。
かつては新譜買うために古いCD売っていたけれど。
10月25日に気になるタイトルが多数出ていたので、給料日だし、ええい、ままよ、と購入。
アジアン・カンフー・ジェネレーションのB面集『フィードバックファイル』、
ザ・クロマニヨンズのデビュー・アルバム『ザ・クロマニヨンズ』、
“新世代のソウル・シンガー”john legendの2nd『once again』、
a tribe cold questの再発盤1st『people's instinctive travels and the paths of rhythm(長い!)』。
ガッツリ大人買いだな。
かつては新譜買うために古いCD売っていたけれど。
渋谷・宇田川町「龍の髭」で昼飯を食べる。
宇田川町は、世界有数のレコード街で、歩きまわってると楽しい。この店は、台湾屋台風の料理屋。
渋谷で親友に会う時には、よく行く。
本日は、野菜炒め+焼きソバといったテイストの「ローメン」を食べた。
庶民的な味で、流行の移り変わりの激しい街で、変わらずにやってて欲しい店だ。
高田馬場に移動して、親友宅にお邪魔させてもらった後、中学時代の同級生と合流し、飲む。
「HUB」という店。チェーン店らしいけど、初めて入った。イギリス風の飲み屋で、いい感じだ。
テレビで流れる日本シリーズを観ながら、四方山話を展開した。
帰宅して寝床に就き、J-WAVEでやってた、甲本ヒロトと水道橋博士の対談を聴く。なんと、中学時代の同級生だという。
ヒロトがいつになく真面目によくしゃべってたのが、印象的だった。
同級生らしくタメ語で「ヤマダがさ…」とか言ってる感じが良かったな。飲み屋で隣の会話聞いてるみたいで。
J-wave25
宇田川町は、世界有数のレコード街で、歩きまわってると楽しい。この店は、台湾屋台風の料理屋。
渋谷で親友に会う時には、よく行く。
本日は、野菜炒め+焼きソバといったテイストの「ローメン」を食べた。
庶民的な味で、流行の移り変わりの激しい街で、変わらずにやってて欲しい店だ。
高田馬場に移動して、親友宅にお邪魔させてもらった後、中学時代の同級生と合流し、飲む。
「HUB」という店。チェーン店らしいけど、初めて入った。イギリス風の飲み屋で、いい感じだ。
テレビで流れる日本シリーズを観ながら、四方山話を展開した。
帰宅して寝床に就き、J-WAVEでやってた、甲本ヒロトと水道橋博士の対談を聴く。なんと、中学時代の同級生だという。
ヒロトがいつになく真面目によくしゃべってたのが、印象的だった。
同級生らしくタメ語で「ヤマダがさ…」とか言ってる感じが良かったな。飲み屋で隣の会話聞いてるみたいで。
J-wave25
「一衣帯水」という四字熟語がある。
ひとすじの、帯のように細い川のことで、転じてわずかなものに隔てられて近接することをいう。
この言葉を知ったのはごく最近のことだ。そして、思ったのは、ほかでもない、あの国のことだ。
「近くて遠い」あの国は、一本の川で南北が分断されている。
核実験を行って、一衣帯水のようにわずかな外交の道が、涸れた深い溝になろうとしている。
あの国の指導者は、あの国でも歌われるはずの愛唱歌に、日本人がつけたこんな素敵な歌詞を知っているだろうか。
イムジン河 水清く とうとうと流る
水鳥 自由にむらがり 飛び交うよ
わが祖国 南の地 想いははるか
イムジン河 水清く とうとうと流る
北の大地から 南の空へ
飛び行く鳥よ 自由の使者よ
誰が祖国を 二つに分けてしまったの
誰が祖国を 分けてしまったの
イムジン河 空高く 虹よかかっておくれ
河よ 想いを伝えておくれ
ふるさとを いつまでも忘れはしない
イムジン河 水清く とうとうと流る
ひとすじの、帯のように細い川のことで、転じてわずかなものに隔てられて近接することをいう。
この言葉を知ったのはごく最近のことだ。そして、思ったのは、ほかでもない、あの国のことだ。
「近くて遠い」あの国は、一本の川で南北が分断されている。
核実験を行って、一衣帯水のようにわずかな外交の道が、涸れた深い溝になろうとしている。
あの国の指導者は、あの国でも歌われるはずの愛唱歌に、日本人がつけたこんな素敵な歌詞を知っているだろうか。
イムジン河 水清く とうとうと流る
水鳥 自由にむらがり 飛び交うよ
わが祖国 南の地 想いははるか
イムジン河 水清く とうとうと流る
北の大地から 南の空へ
飛び行く鳥よ 自由の使者よ
誰が祖国を 二つに分けてしまったの
誰が祖国を 分けてしまったの
イムジン河 空高く 虹よかかっておくれ
河よ 想いを伝えておくれ
ふるさとを いつまでも忘れはしない
イムジン河 水清く とうとうと流る
映画『フラガール』を観ました。
フラダンスが題材ということで、『ウォーターボーイズ』(女性+方言という点では『スイング・ガールズ』により近い)系の、軽妙なコメディだと思っていましたが、予測は快く裏切られました。
笑いだけではない、泣ける人間ドラマでした。
舞台はいわき市、傾き始めた炭鉱の町に「常磐ハワイアンセンター」設立の話が持ち上がります。
そこにハワイアン・ダンスを指導しに、東京から流れてきたダンサーが、現れて…。
このダンサーを松雪泰子が演じています。
女優というよりも、“きれいなお姉さん”的なモデル系タレントのイメージが強いですが、見事な演技をみせています。最近目立った活動がなかったので、カムバック作と言ってもいいでしょう。
登場人物の描き方が大変巧い。主役格の蒼井優、脇を固める豊川悦司や岸辺一徳など、また飛び道具的なキャスチングのしずちゃんも、観る者の共感を誘うキャラクターを演じています。
物語に引き込まれ、感情移入して観ていると、後半は感動的なシーンの波状攻撃です。
私は、映画を観て、泣くということはないんですが、それでもウルウルきました。
最近は、「泣ける映画」というふれこみが多く、それだけが絶対的な映画の価値になっているような気がします。
この映画の畳み掛ける「泣けるシーン」も、そういう流れで作られているんでしょう。
ただ、「泣き」に重点が置かれることで、印象的な、映画的なシーンが観客の印象に残らなくなってしまうとしたら、残念なことです。
「映画的」とは、はっきり定義できない言い方ですが、「ああ、今、映画を観てる」「映画を観る、という体験をした」という実感のことです。なかなか伝えにくいんですが、映画独特の“あのカンジ”のことです。
この映画では、映画ならではの“あのカンジ”をいくつかのシーンで味わえました。
また、『ウォーターボーイズ』系の企画も、そろそろ飽和状態ではないでしょうか。このテの映画で演目がハイライトにならなくなってきていると思います。
『フラガール』でも、大円団のダンス・シーンの前で、物語としては終わっています。タイトルを冠している演目が、エンドロール的な場面になってしまっているのは、本末転倒ではないでしょうか。
企画ありきで、映画が製作される弊害を感じます。
監督の李相日には確かな実力を感じました。
できればこの人に『パッチギ2』を作ってもらいたいです。
フラダンスが題材ということで、『ウォーターボーイズ』(女性+方言という点では『スイング・ガールズ』により近い)系の、軽妙なコメディだと思っていましたが、予測は快く裏切られました。
笑いだけではない、泣ける人間ドラマでした。
舞台はいわき市、傾き始めた炭鉱の町に「常磐ハワイアンセンター」設立の話が持ち上がります。
そこにハワイアン・ダンスを指導しに、東京から流れてきたダンサーが、現れて…。
このダンサーを松雪泰子が演じています。
女優というよりも、“きれいなお姉さん”的なモデル系タレントのイメージが強いですが、見事な演技をみせています。最近目立った活動がなかったので、カムバック作と言ってもいいでしょう。
登場人物の描き方が大変巧い。主役格の蒼井優、脇を固める豊川悦司や岸辺一徳など、また飛び道具的なキャスチングのしずちゃんも、観る者の共感を誘うキャラクターを演じています。
物語に引き込まれ、感情移入して観ていると、後半は感動的なシーンの波状攻撃です。
私は、映画を観て、泣くということはないんですが、それでもウルウルきました。
最近は、「泣ける映画」というふれこみが多く、それだけが絶対的な映画の価値になっているような気がします。
この映画の畳み掛ける「泣けるシーン」も、そういう流れで作られているんでしょう。
ただ、「泣き」に重点が置かれることで、印象的な、映画的なシーンが観客の印象に残らなくなってしまうとしたら、残念なことです。
「映画的」とは、はっきり定義できない言い方ですが、「ああ、今、映画を観てる」「映画を観る、という体験をした」という実感のことです。なかなか伝えにくいんですが、映画独特の“あのカンジ”のことです。
この映画では、映画ならではの“あのカンジ”をいくつかのシーンで味わえました。
また、『ウォーターボーイズ』系の企画も、そろそろ飽和状態ではないでしょうか。このテの映画で演目がハイライトにならなくなってきていると思います。
『フラガール』でも、大円団のダンス・シーンの前で、物語としては終わっています。タイトルを冠している演目が、エンドロール的な場面になってしまっているのは、本末転倒ではないでしょうか。
企画ありきで、映画が製作される弊害を感じます。
監督の李相日には確かな実力を感じました。
できればこの人に『パッチギ2』を作ってもらいたいです。
黒ビールが好きだ。
ギネスビールとかヱビスの黒とか。
あまり量を飲まないので、変化ある味を楽しみたい。
「ASAHI本生クリアブラック」は、ロースト麦芽を使った黒発泡酒だ。
これがなかなかイケル。
ポテトチップスをつまみながら、晩酌に飲む。
11月までの限定醸造なので、お試しあれ。
ギネスビールとかヱビスの黒とか。
あまり量を飲まないので、変化ある味を楽しみたい。
「ASAHI本生クリアブラック」は、ロースト麦芽を使った黒発泡酒だ。
これがなかなかイケル。
ポテトチップスをつまみながら、晩酌に飲む。
11月までの限定醸造なので、お試しあれ。
ジーンズに脚を通すとひんやりして心地よかった。
秋だなあ、と実感した。
部屋の掃除をする。夏物の衣服と秋冬物を入れ替える。
掃除をすると、部屋がきれいになるだけじゃなく、気持ち的にも区切りがつく気がする。
クイックル・ワイパーを床にかけると、見えていなかったほこりが、髪の毛や下の毛が、ごっそり取れる。知らぬ間に積もっていたほこり。それを拭うと気も晴れる。
おろした長袖Tシャツを着て、町に出る。
屋台が出て「みこしパレード」をやっていた。
法被を着た同級生に遭遇したりした。
秋だなあ、と実感した。
部屋の掃除をする。夏物の衣服と秋冬物を入れ替える。
掃除をすると、部屋がきれいになるだけじゃなく、気持ち的にも区切りがつく気がする。
クイックル・ワイパーを床にかけると、見えていなかったほこりが、髪の毛や下の毛が、ごっそり取れる。知らぬ間に積もっていたほこり。それを拭うと気も晴れる。
おろした長袖Tシャツを着て、町に出る。
屋台が出て「みこしパレード」をやっていた。
法被を着た同級生に遭遇したりした。