リンムーの眼 rinmu's eye

リンムーの眼、私の視点。

THE MAN IN BLACK is known the world over for his simple but deeply moving songs of love and loss...

2006-03-31 | Weblog
《その黒ずくめの男は、シンプルだが深い、感動的な愛と喪失の歌で知られる…》

映画『ウォーク・ザ・ライン』を観て以来、ジョニー・キャッシュのCDを聴いている。
ジョニー・キャッシュは“カントリー界の巨人”と神格化されることが多い。だが、『ウォーク~』を観ると人間くさい魅力がわかる。
“カントリー”というジャンルに収まらない、ゴスペル/ブルース/ロカビリーを内包した“アメリカ”音楽を創った一人である。
私が聴いているのはベスト盤『ベスト・オブ・サン・イヤーズ』。プレスリーも契約していたサン・レコードの音源だ。
映画でもオーディションの場面が描かれていた。プロデューサーがいいセリフを語る好場面である。

50年代の音源に心をつかまれ、魂を揺すぶられる。
なんて不思議な体験なんだろう。
スピーカーの中にいるような、キャッシュの歌声はとても優しい。

映画『ウォーク~』を観た時、客が自分も含め5人ほどだった。
DVDが出たらぜひとも観てほしい。そして、キャッシュの魅力を“発見”してほしい。


春の盃

2006-03-30 | food&drink
最寄り駅前の飲み屋で飲む。
佐島という漁港でとれた鮮魚を出す店。生シラスがやたらうまかった。
店名は「寅次郎」。姉妹店は「さくら」だという。
うーむ…。


本日の古本

2006-03-29 | book
開高健『食後の花束』(角川文庫)。
絶版の開高物件を発見。150円也。
単行本未収録のエッセイを集めたもの。
装丁が美しい。

本日のコーヒー

2006-03-27 | coffee
ドトール・コーヒーの「本日のコーヒー」。
豆は「コロンビア・エルドラド」。
琥珀色の液体を口にふくめば、そこは黄金郷。

書評

2006-03-26 | book
後藤正文『ゴッチ語録』読む。
ゴッチこと後藤は、アジアン・カンフー・ジェネレーションのボーカル&ギター/ソングライターである。
アジカンは好きでよく聴いている。
メロディラインが好みなのだが、歌詞も良い。
音韻的にかなり工夫していると思う。
最近の邦楽は、空疎なスローガンめいたものや、独り言のような歌詞が多く、日本語表現で驚きを感じることが少ない。
そんな中でアジカンの曲は、韻を踏んだり、対句的表現が耳に心地いい。

本書はゴッチのロックにまつわるエピソードをつづったもの。
ゴッチはほぼ同年代であり、原体験が共通している。「中学時代にユニコーン」とか「カート・コバーンを知った時にはもういなかった」とか。
新作『ファンクラブ』も好盤だし、本書も併せて味わってみてはいかがでしょう。

あ、「語録」なんてタイトルだけど、矢沢永吉の『成り上がり』みたいな内容ではないので、あしからず。

春のサシ飲み

2006-03-25 | food&drink
地元でバイト時代お世話になった知人と飲む。
刺身メインのお店で、近況などを語り合う。
大学の先輩でもあるので、つながりは大事にしたいものだ。
ふた駅分歩くなんて健脚ぶりを発揮してみるのも、楽しい一夜だった。

本日のコーヒー

2006-03-24 | coffee
スターバックス・コーヒーの「本日のコーヒー」。
かなり高温で、なかなか冷めないのがいいですね。
時々、通ぶって「ラテ豆乳で」なんてカスタマイズしてみたりする。



マンガ評

2006-03-23 | book
高浜寛『凪渡り及びその他の短篇』を読む。

「『凪渡り』なんて純文学のタイトルみたいじゃない。さびれた漁村かなんかが舞台で」(「introduction」より)

高浜寛は特異な漫画家だ。
寡作であり、発表媒体もメジャーではない。
だが、一度読んだら忘れられない漫画を描く。

特徴的なのは、その描線だ。鉛筆で描いた絵をPCに取り込み、エディットして陰翳を付けている。ラフなスケッチと繊細な画面処理が、独自の作品世界を作り出す。
他の漫画では味わえない魅力的な絵柄だ。

また、コマ枠が全て黒く縁取られている。これは、漫画表現的には過去の回想を表す“記号”として主に用いられるが、高浜漫画の場合、映画的な雰囲気を演出している。

ストーリーは、男女の機微を切り取ったものだ。生活のディテールや方言が効果をあげている。

フランスの短篇映画のような(観たことないけど)、エスプレッソのような(あまり飲まないけど)、深い味わいの読後感を残す短篇集だ。

本日の建築&コーヒー

2006-03-22 | coffee
ワケあって横浜山手に出向く。
イタリア山庭園にて歴史的建築を激写。

元町は瀟洒ですね。

本日のコーヒー;サンマルク・カフェ(ブラック+チョコクロ)
安いし(179円)、チョコクロ美味しい。