リンムーの眼 rinmu's eye

リンムーの眼、私の視点。

壁と卵

2009-02-21 | Weblog
村上春樹がエルサレム賞を受賞した。
授賞式でのスピーチのニュースをネットで読み、「壁(システム)」と「卵(壊れやすい個)」の比喩があまりにもハルキだなあと思い、パレスチナ問題を語るのにここまで分かりやすくていいんだろうかとも感じた。

詳しい内容が気になって、ネットを見ていたら、全文を訳したブログがいくつかあった。
通して読むと、村上春樹がここで何を伝えようとしているのか分かるような気がした。今までに言及してこなかった意外なことも述べている。
現実に拮抗する嘘(フィクション)を紡ぐ小説家の覚悟を率直に語った内容だった。


訳によって雰囲気が変わるので、二つここにリンクを張っておく。

村上春樹エルサレム賞受賞スピーチ

村上春樹スピーチ全文和訳

本来なら、英語を自力で読めたらいいんだが…。

スメハチ

2009-02-16 | photo
たまにはフィルムカメラも使おうと思い、ロシア製トイカメラ「SMENA8M」で撮ってみました。
フィルムは、「Solaris」というSFチックな名前がナイスなフィルムを使用。写りは、晴天なのにかなり黄昏た感じです。

スキャンとか持ってないので、デジカメで接写したものをUPします。







スメハチのノー・ルック・ファインダー撮影は、コツがだいたい分かってきたので、また新しいトイカメラで遊んでみようかなとも思います。
fisheyeとか楽しそうだしね。

指先のスナップ

2009-02-10 | photo
土曜日、気持ちのよい天気だったので、湯島~根津~千駄木にスナップ散歩に行った。
イシキして撮るつもりで町を歩くと、いろいろ発見が多い。
もう梅が咲いてるなとか、working daysには気付かない。
あと、逆光で撮ったらホコリだらけだったから拭かなきゃななんてのも発見の一つだ。









あと、再読した雑誌「TITLE」のバックナンバーに載っていた写真家・大森克己の「ドキュメンタリー写真の心得」に改めて感銘を受けたので、ここに一部引用する。

「まず、正面に立つ。よく見る。もっと近くによる。細部に注意をはらう。そして引いて見てみる。もっと引いて見る。タテ位置は断定。ヨコ位置は客観。」

「現在の自分というものを簡単に信じるな。しょせんあなたの理解はあなたを超えられない。世界はあなたの友達ではない。直感は大切だ。ことばで説明できることは写真に撮るな。未来の記憶を思い出せ。そして世の中には写真に写らないものがたくさんある。」

僕の撮ってるのはただのスナップで、ドキュメンタリー写真なんて大それたものではないが、写真を撮る上で示唆に富む。たとえ写真を撮らない人であっても、響く言葉だろう。

写真家には名文家が多い。(飯沢耕太郎編『写真とことば』集英社新書がオススメだ)。
対象との距離のとり方、対象を確かにとらえる術がすぐれているんだと思う。

金曜日のピラニアンズ

2009-02-08 | music
2月6日、下北沢club queにてピラニアンズのライブを観る。

ピラニアンズのライブの感想は、もう何度か書いているので、付け足すことはもうない。

「アコースティック・スウィングの王道をゆくピラニアンズサウンドは唯一無二。
全ての音楽ファンにお聴きいただきたいものであります。」

HPのプロフィールを引用したけど、まったくその通り。
音楽ファンを自称する方、楽しい音楽を聴きたいと思っている方は是非チェックしてもらいたい。

また、音楽好きを誘って観に行こう。


鬼は外、福は内

2009-02-03 | Weblog
本日は節分、ということで、先日豆を買い、それをつまみに晩酌した。
最近は、芋焼酎「白波」の黒麹を飲んでいる。
安いけど、うまい。

今日、駅前で恵方巻きを売ってたけど、さすがにそれは買わなかった。