リンムーの眼 rinmu's eye

リンムーの眼、私の視点。

古書祭り

2009-10-28 | Weblog
仕事で外出したついでに、乗り換え駅の神保町に寄った。
毎年恒例の古書祭りをやっていたから。
靖国通り沿いに露店がずらっと並ぶ。

軽く覗いただけで、掘り出し物は見つからなかったけど。
やっぱり時間ある時にじっくり掘りたいものだ。

今年の古書祭りのポスターは、横尾忠則の作品。
混沌としてこの町らしいセレクトだと思う。

日常景

2009-10-25 | photo
いくつかの日常景。


映画のポスターは、街の風景として好きです。
最近、絵看板見ないですね。似てないブルース・ウィリスとか懐かしいな。


酒を飲んで、降りる駅を通過してしまい、Uターンして戻る電車を待つ図。
後悔と寂寥感が漂う。


斉藤和義『月が昇れば』の初回特典がポスターだったんですが、留めてある紙を開くと、ナゾの男が。タワーレコード店員の遊び心なんでしょうか。

雨の東京タワー

2009-10-25 | Weblog
会社が東京タワーの近くにあるのだが、まだ登りに行ってない。
移ってきた当初から行こうとは思っているのだが。
タワー2Fに入っている「東京カレーラボ」も気になるところです。

画像は、信号待ちの時、気まぐれに東京タワーを撮ったもの。
タワーの赤と近景の人物の服の赤が、偶然韻を踏んでていい感じになった。

10/17 ボーダーラインの夜

2009-10-18 | music


10/17、野毛・ボーダーラインにて行なわれた170cm-jack/たかはしようへいのライブを聴きに行った。
いつもの、友人による定期演奏会&展示会である。
今回も2ヶ月ほど前からこの日のスケジュールを入れるなとお誘いがあった。
僕はデジカメでライブの様子を記録する係を任されるようになってしまった。
今回はミニ三脚を当日に買い、万全の態勢で記録に臨んだ。

jackのファミリーや同級生、路上時代の友人、恩師の先生などが集り、お酒やつまみが出揃ったころに演奏開始。



最近は、適度に雑談などしつつ、リラックスしたムードでみんな聴いている。
「台風で傘が壊れた歌」は、先週台風が直撃しただけに、タイムリーだった。



MCで、いつも来ている友人から結婚の報告を受けた、と話しており、僕らも初耳で驚いた。
このブログにもよくコメントとくれるので、これも読んでるだろう。
ご結婚おめでとう。幸せな家庭を築いてくれ。




対バンのたかはしようへい登場。
この日も情感豊かないい歌を披露してくれた。
MCで、加藤和彦が亡くなったという夕方のニュースを話しており、これはこれで驚いた。
追悼の意をこめて「悲しくてやりきれない」をカバーしてくれた。



この日のボーダーラインのトピックとしては、天井に巨大な油絵(先生曰く100号くらい)が展示されていた。
より独特な空間になった。jackの作品もいつか常設展示されれば面白いな。

この日は、生ビール~ギネス~レーベンブロイ~コロナと、ビールばかり飲んだ。
なんとなくオクトーバー・フェストの気分を味わえた。

次回は、12/5と早くも決まっており、今回来れなかった友人、このブログを読んでいて170cm-jackを知っている友人が、是非集まれたらいいと思う。


毎月新聞

2009-10-16 | book
佐藤雅彦著『毎月新聞』(中公文庫)読む。
「バザールでござーる」「だんご3兄弟」で知られるCMプランナー、現在は大学で映像について教えている教授、という肩書きを持つ佐藤雅彦のコラム集。

内容はコラムなのだが、趣向が凝っている。
毎日新聞に月に一回連載されていたので、新聞内新聞という体裁をとり、「毎月新聞」と名づけている。新聞らしく左端に漫画も付いている。
佐藤雅彦は筆者であると同時に、この「新聞」の編集長でもあるという洒落っ気が効いている。

日常の中の小さな驚きを考察しており、どの文章も面白い。
けっこう理数系の発想をする人だということが分かる。

ゴミ袋が入っていたパッケージ袋について。
「今捨てた袋は、つい先程までゴミ袋が入っていた袋である。その時はちゃんと機能していたのでもちろんゴミではない。袋としての意味があった。ところがナカのものが全部なくなった瞬間、袋はゴミになったのだ。そして中に入れていたゴミ袋の中に入ってしまう。」

こういうささいな「!」を、「日常のクラクラ構造」と呼んでいる。
着眼点がいい。面白がり方が面白いという気がする。

たぶん読めば、誰もが何らかの発見がある本だと思う。
読者を問わない間口の広い内容なので、オススメしたい。


僕は、当ブログの更新が「毎月新聞」化しないようにと思った。
せめて「毎週新聞」くらいには…。

ビートルズから始まるロック名盤

2009-10-08 | book
中山康樹著『ビートルズから始まるロック名盤』(講談社文庫)読む。

1964年『ミート・ザ・ビートルズ』から1969年『アビー・ロード』まで、ロックが急激に進化していく6年間から50枚のアルバムを選び、解説する一冊。
中山康樹は、音楽コラムの名手だ。
もともとはジャズ評論の人みたいだが、ビートルズやビーチボーイズ、ボブ・ディランの全曲解説という途方もない著書を持つ人である。
本書も、名盤を各3ページで手際よく語っていく。

紹介されている50枚のうち、聞いたことのあるアルバムは、11枚だった。ちなみに、聞いたことのあるアーティストは16組。
これは、音楽好きとして多いのか少ないのか、どっちなのだろう。
たとえば、ローリングストーンズは聴いたことがあるのに、紹介されているアルバム『アフターマス』『レット・イット・ブリード』を聴いたことがない。こういう場合が結構あった。

文章がうまいので、いろいろと聴いてみたいなというアルバムが増えた。
バーズのオリジナル・アルバムとかCCRとか。

「ロック史を飾ってきた数々の歴史的名盤は、たしかに歴史的ではあるものの、歴史的であるが故に歴史を超え、名盤であるが故に時空を超越し、永遠に新作として生きつづけるのではないだろうか。」

永遠に新作なら、いつでも聴けるからいいやってならないようにしよう。