怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

慣れればおいしいかもしれないが、旅行で食べたときはひどく不味かった

2020年08月15日 | 不味いもの
ある日の昼食。

ソーセージは、まあまあ。
だが、昔、ここに旅行で訪れ、
義母(その頃は義母じゃあなかったが)に出されたときは
不味くて1本食べるのが大変だった。
やっとの思いで食べきると、
二本目を勧められたので驚いた。
こんな大きなソーセージを二本も食べるのか、と。

今じゃあ、胃が大きくなって、
頑張れば2本行ける。
めったにそんな身体をいじめるようなことはしないが。

添えられたポテトサラダは
いまだに不味い。
まるで「飲むサラダ」だ。
水を大量に入れる料理現場をみてたまげた。
日本のほくほくしたポテトサラダのほうが
ずっとおいしい。

ミニトマトだけは、
きちんとおいしい。
庭から採取したてだ。

だいぶ前に、
「ドイツは食材が良質なのに、
料理で台無しにしてしまう」
というコメントをいただいた記憶がある。

今日の献立はその代表のような気がする。
ソーセージの塩分量は
日本の常識を超えているらしく、
ドイツでソーセージ修業した人たちは、
日本で塩分量を減らして製造販売している、
と読んだことがある。

ま、慣れれば、大丈夫。
はじめはまずくても、
だんだんおいしく感じるようになるものだ。
でも、ときどき、
やっぱりまずい、と考え込んでしまう。
そうしているうちに、
この世から去るのかもしれない。



ジャムピザ

2016年06月30日 | 不味いもの
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昼食は少々手抜きだった。
冷凍物のピザ。少々パプリカを足したり、庭からオレガノを摘んできて加えたりした。
ピザの前にスープもあったので、それほど手抜きではないかな。

日本人成人女性には少々大きい一人分。
三分の二ほど食べて、残りは数時間後にまた食べることにした。一度に大量に胃に入れると、下痢しちゃうからね。

義母はピザがあまり好きでない。彼女の手作りピザを一度食べたことがあるが、凄まじい不味さだった。
嫌いなものは上手く作れないのね。
スープを食べた後は、黙って私たちが食べるのを見ていた。
見かねた義父が自分の分を少し切り分けて義母に渡した。
「私は食べたくないの」
と拒否していたが、しつこい義父の食え食え攻撃に義母は観念した。
棚からジャムを取り出し、ピザにぬった。
うっほー。驚きでカメラを向けるのを忘れてしまった。

いや、彼女には「ジャムでおにぎりを作ってみたら?」と提案されたこともあったからそんなに驚かなくてもよかったはずだ!
思い出のジャムおにぎり。2012年6月24日記事

結局、ジャムおにぎり、そのときしか作らなかった。
ピザにジャムをぬって食べるのは、おにぎりにするより楽勝だと思う。
いつか、やってみよう。

不味いグーラッシュ

2015年06月15日 | 不味いもの
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今日のイチゴの収穫量は4.5キログラム。
 
三キロは冷凍保存して、残りはケーキと生食用。

昼食のグーラッシュを作りながら、イチゴの作業も同時進行。
 
私の皿には赤米いり米飯、グーラッシュ、サヤインゲンの煮物、野菜サラダ。今日の野菜のほとんどは自家栽培のものを使用。
グーラッシュを日本では食べたことがなかった。義母のグーラッシュには「こんなものなのだろうか」と疑問に思っていた。
去年四月、夫の仕事の関係で泊まったホテルの昼食時に無料提供されたグーラッシュがとてもおいしかったので、堂々「義母のは不味い」と書くことができるようなった。
せめて牛肉を使ってくれればいいのになぁ・・・次回、提案してみようかしら。
 
午後のケーキの時間。今回はスポンジ台の真ん中にクリームとチーズとイチゴを混ぜ込んでゼリーで軽く固めたもの。これはえらくおいしい。イチゴを飾ると華やかさに満ちる。自家消費用なのだけれどねぇ。
一人2切れ義務。油脂分が比較的ないので、他のケーキと比較すると食べ易い。夫はこの1台の半分を一度に食べることができる。

さらに余ったイチゴは私が食べつくすことに。あと少しだ・・・胃がおかしくならないよう、時間をかけてゆるゆると食べきることにするっ!






ケーキひと突き

2015年06月06日 | 不味いもの
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冷蔵庫に保存してあるイチゴケーキを、自分の分だけ一切れ取ろうと思った。
ケーキサーバーを使うためには皿ごと冷蔵庫から出さなくてはならない。それは面倒だ。ケーキサーバーもたった一切れのために水を使って洗わなくてはならないし。
思いついてやってしまった。フォークで上からぐさっ。落ちないようにゆっくり持ち上げてケーキ皿に置いた。

これって、日本人ドイツ在住者や旅行者によく知られるカフェでのケーキの提供の仕方ではないかい?
私はほとんど外食でケーキを食べることがないので、僅かな経験しかない。こうして出てきたときは持ち運ぶとき皿からフォークが落ちない工夫、と理解したことがある。(過去記事にも書いたぞ。ォークが刺さって出されるカフェ
今回の自宅フォーク刺しケーキは単なる怠惰からこうなったんだ。
もしかして、カフェのケーキもそういうこと?
ちょいと乱暴に見えるケーキの提供の仕方にも、こちらなりの合理性があるものだなあ。日本でやったら単なる行儀の悪さと評価されそうだけれどね。ここはドイツ、思いっきり行儀悪くなってやろうぜ、うっほっほっほー。


食堂に置かれた見事なバラ。
普段、植物にあまり関心の無い私の目を引いたのだから好きな人には素晴らしい花かも?
義母の大事な大事な作品。今日も義両親たちは雨乞いしながらせっせと庭仕事。






破裂してOK

2015年05月29日 | 不味いもの
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日本で一般的な大きさのウィンナーソーセージを私はこちらで初めて買った。義母はそれに興味がないので一切買わないし、買ってきた私のそれを見て「また、無駄な買い物をして」といつものように何か言わなくては済まない気分を晴らしていた。

ある日の昼食時に、義母のいつものソーセージを焼くので私のウィンナーソーセージも一緒に焼いてもらった。もちろん、義母にいろいろ言われるのを先回りして「はい、ウィンナーはお湯で温めるのが本当ですが、この昼食時にどうしてもこうして食べたいんでお願いします」と頼んだ。
案の定、破裂して義母は不満そうだった。お弁当のたこソーセージみたいに切り目を入れるなんて、彼女にとってはもってのほかだろう。

私の皿。破裂ウィンナーソーセージに茹でたじゃがいも(義両親たちの主食)黒米入り米飯、前日の残りの鶏肉カレーソース、キャベツの酢漬けの煮物。
齧ったときのパリッとした食感はない。でも、見た目も似ているし、他のここのソーセージほど塩辛くないので日本のソーセージの代用としてはよい一品だった。

週末午後ケーキ。先週食べた日本人が作った同じ形状のケーキの方がおいしい。義母や他の多くのドイツ人や欧州人のケーキは見た目は同じでも食べるとどっしりと重くて苦しい。

ついでの画像。
市販の缶入り豆料理。義母はほとんど豆を料理しない。最近は自分で煮て、冷凍保存して時々食べているけれど、こちらの人たちがどんな豆の料理を楽しんでいるのか、まず缶詰を試してみたんだ。
脂ぎっていたけれど、おいしかった。味が薄いのも気に入った。





魚パックに虫

2015年04月03日 | 不味いもの
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隣国に住んでいるブログ読者からの興味深い写真。

魚のパックにいる二匹の虫。
これはなかなか日本で目にすることがない貴重なものだろう。
また、私の今の生活では、すでに魚を食べるということ自体を諦めているので、売られている魚を見ることもしない。したがって、自力でこういうシーンを撮影する機会もないってことなんだ。
自由に生きている彼女がうらやましいなぁ、とかこの写真を見て思っちゃったりして。
いや、義両親たちは私の行動に制限をしているわけではまったくないのだが、巻き寿司を作れば海苔が臭いというし、ツナ缶を開けても臭がるし、ましてやそれを加熱したりすると(熱いご飯の上に載せても強烈に臭いらしい)窓を開け始める。とてもじゃあないが、生の魚を買って料理しようという気になれないし、第一、生の魚を買うほどの経済力もない。義両親たちの食事は、炭水化物に油と塩・胡椒のか基本だ。昔はここにもたんぱく質信仰があったようで、朝からソーセージを食べていたらしい。ここ10年くらいは親族が肉の摂り過ぎで具合が悪くなっている話ばかりしている。夫は魚の缶詰を夜食に好んで食べる。義両親たちは本人に直接言わないが、欧州周辺の海は戦争中に作られた毒物から始まり、様々な物質で汚染されていることを私に言うんだ。
そういうわけで、日本の生活よりたんぱく質さえ制限されて・・・いや、やっぱり肉類は多く食べるようになったかな、あははは~

頭に浮かぶまま書き連ねてしまった。
要するに、虫が入っていても、魚を買って料理できる環境はうらやましいってね、それを言いたかったんだ!あ、ちゃんとすでに書いているな!





そのままにっ

2015年02月22日 | 不味いもの
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昼食は短いパスタにハムとスープとチーズを混ぜたものだった。
 
見かけは脂ぎっていないが、大量の油でたまねぎを炒め、脂質たっぷりのチーズを混ぜ込むのだから、油分とリすぎになる。

私の皿。赤いのは赤カブの酢漬け。米飯はおととい炊いたバスマティ米だ。冷たいままで皿に盛った。
パスタが熱いから、混ぜれば食べやすくなるって仕組みだ。油分摂取も抑えられる。もちろん、私のほかの家族はこんなことをして食べない。

さて、飯とパスタをよく混ぜなくっちゃ、とナイフとフォークで格闘していたら、ちからの配分を間違えたのか、二口分くらいをナイフでひょいとテーブルの下に落としてしまった。
義母はくすくす笑って見逃してくれた。私は「後で自分で片付けます」と言って食事を中断するのを避けた。
床に散らばった料理の残骸写真も面白いブログ記事になるぞ、って思ったんだ。
ところが、義母は早々に自分の食事を終えると、床を片付けはじめてしまった。
「や、やめてくれっ」と叫びたいところをぐっとこらえた。動機が「ブログ写真にする」というちょいと後ろめたいものだったからだ。むっと、腹が立ったのも正直な感情さ。自分でやるって言ったのだから、やらせてくれよっ。
感情を上手くコントロールできず、義母に礼を言うタイミングさえ逃してしまった。
うーん、慣れたとはいえ同居生活、まだまだ修行が足りないぞ、と感じた今日の昼食時の出来事。







疲労困憊

2014年12月25日 | 不味いもの
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24日はくるくる働かなくてはならない。
食料小部屋の大量のソーセージ。

クリスマスツリーの飾りつけとその下に置かれているキリスト降誕情景模型組み立て。
 
クリスマスツリーを飾ると葉が落ちるので掃除機をかけて・・・
料理していた義母は台所の棚が汚いので水拭きしろと命令。はいはい・・・・
ポテトサラダのじゃがいもが足りないので皮をむいて火にかけて・・・
へとへとになって、りす部屋で横になっていると「なぜ下で一緒にテレビを見ないんだ?」と叫んでいる。
はいはい、行きます、行きます・・・

イブの食卓はいつも同じこの献立。
 
3年目くらいまでは苦しかったなぁ、甘いのと酸っぱいのとしょっぱいものの組み合わせ。
たっぷり働いた後の空腹にはおいしいことを発見した今年。

明日は義姉と子供たちがやってきて、2,3日泊まっていくらしい。うっ。不眠不休でがんばるのかも?!頑張れ、りす!



りすぱん

2014年12月05日 | 不味いもの
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パン生地は冷凍保存できることを知り、早速実験。
 
平らにしたのは解凍や焼き上がりが早くできるようにって。せこい私?
冷凍したもの一枚を取り出して、朝食にするためオーブントースターで焼いた。台所での作業は義母に見つかるとまずいので自室にて。まだ外は真っ暗、壁の向こうは義両親たちの寝室。「ちりちりちり」とオーブントースターのタイマーの音がやたら大きく響くような気がする。部屋中にパンの焼けるいい匂い。絶対、義両親たちは浅い眠りでこの香りに気づいているだろう。「なぜあなたの部屋からパンのにおいがするんですか」などと尋ねられるのは時間の問題だ。さて、何て答えるかあらかじめ書き出しておこう。
オーブントースターはこういう経緯があるんだ。

焼き上がりを撮影するのを忘れて半分食べちゃったところ。

うーん、おいしい。冷凍庫から出したものをすぐに焼いてもちゃんとできた、うれしい。
市販のドイツのパンは塩分が強い。自分でパンを焼くと、その塩分量が普通ではない(日本人にとって、かも)ことを目の当たりにできる。私が焼くパンは500グラムの粉に小さじ一杯の塩。
この平らで塩分控えめパンを「りすぱん」と名付けて、冷凍庫に常備しておこうっと。



大根は加熱しない

2014年11月22日 | 不味いもの
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ウチの庭の大根がそろそろ終了。二、三日おきにこのようにして食べるのを義両親たちは好む。

ドイツ全体で大根はこうして食べるものなのか知らない。ウチだけの特殊な習慣かも。
私が大根と他の野菜で煮物などをすると「臭い臭い」と大慌てで窓を開ける義両親たち。おそらく、他のドイツ人も大根は加熱しない?

喉が痛いと訴えていた中国人友人に大根はちみつを教えてあげたが、実物を持っていったほうが早いだろうと、スーパーで大根を買って作って贈った。庭の収穫物は基本、自家消費ということが義母の迫力で決まっている。
そのスーパーの大根が余ったので、カレーの具にした。
カレーの香りの方が強いので、茹でている時の大根のにおいに義両親たちは気づかなかったぞ、うほほ。

私たち夫婦の非常食用に冷凍保存容器に入れているところ。じゃがいも無しで、大根にしたのだけれど、おいしいかな?

喪服

2014年10月05日 | 不味いもの
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義両親たちが葬儀に行くことになった。近所の人や知人の葬儀だと比較的軽装で出かけるのだが、今回は遠い親族で、しかも集まる人々が社会的に地位のある人々ばかりだとかで気合を入れていた。

降りてきた義母を見てびっくり。ひゃー、かっこいー。すかさずカメラを取りに行き、盗撮。
おべっかは通じない義母、写真撮影など絶対許可しないからねっ。
  
きちんと撮影できなくて、本当に残念。
葬式に行くんじゃなくて、これから会議に行きます、って印象だった。生まれる時代が10年くらい後だったら、もしかしたらガンガン稼いで活躍していたかもしれないな。アパレル産業か何かで。

そういうわけで、昼食は夫と二人だけになった。
「お好み焼きを食べたい」という夫のリクエストに困った。キャベツの買い置きがないんだ。
もっと早く外出することを伝えてくれたらよかったのに・・・と思って気づいた。あ、葬式だものね。
キャベツの代わりにたくさんの野菜を細かく切って使った。特に斬新だと自分で思ったのは冷凍フライドポテトを半解凍状態で切って使ったことかな。
夫には大うけ。さすが、じゃがいもの国生まれだぞ、じゃがいもお好み焼きを喜ぶなんて!
夢中になっていて写真撮影忘れた。

この手作りソースも絶賛された。「日本のと同じね」と夫。いや~、私が調合して作った日本の味さ。
材料はこちら 手作り調味料2014年3月27日記事






捨てない義母化

2014年10月04日 | 不味いもの
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開封して数ヶ月を経た酢が変色してきた。どちらも同じメーカーの同じ製品だ。開封していない左より濃い色になり、よく見ると埃のようなものが泳いでいる(瓶を動かすと、ね)。少し口にしてみると、普通の味だ・・・

今までの常識を総動員して考えて、これは大丈夫だろうと結論付けた。
いや、日本に住んでいたら、直ちに処分したことだろう。今から思い出しても、日本の生活では本当にたくさんの食品を捨ててきたものだ。もちろん違うと知っているのだけれど、賞味期限は消費期限と解釈して捨てたものなぁ。
ここと比較すると高温多湿な日本。実際、こちらの方が食品や、他の物資が長持ちするのを体験していて、食品が多少変化しても大丈夫なのはすでに確認済み。
・・・・とかなんとか御託を並べてみたけれど、やっぱり、義母の影響かしら。
もちろん、彼女にもご意見伺いに瓶を持って赴いた。
義母「大丈夫に決まっているでしょ、それはね・・○△□※★◎××■♪☆・・・」

いや、すでに義母たちの意見でひどい目に逢っている思い出もアリ。
 家庭平和のための工夫(2011年2月22日記事)
開封して数ヶ月の変化は大丈夫だが、この記事のように何年も経過しているものは警戒!
うほほーっ、ちゃんと学んでいるわ・た・し

 
今週末のケーキはパウンドケーキ。
ドイツ語でなんていうのか調べたら「混ぜケーキ」(直訳)だ。イギリスとドイツの物事の感じ方の違いを感じるケーキ。
早いところ食べないと、義母の食え食え攻撃が始まるぞっ

義父のお気に入り献立

2014年08月05日 | 不味いもの
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義母が日中に一人で外出しているときに義父が好む献立。
どこかのサイトでチラッと見たのだが、ポーランドで好んで食べられているものらしい。
 
きゅうり、たまねぎ、トマト、ネギなどを適量薄く切る。塩・胡椒を振る。

そこにバターミルクを注いでできあがり。

茹でたじゃがいもを添えて食べる。
バターミルクは義母に言わせると「牛乳のカス」だとかで、嫌っているらしい。私の記憶ではバターミルクって、スカーレットが夏に日焼けしてできてしまった背中のそばかすを消すためにマミーが冬の間塗って消したもの、という記憶があるのだがどうだったかな?「風とともに去りぬ」は手元に無いので確認しようが無い。
日本の日本人には馴染みの薄いこの食品だ。義父に少し分けてもらうと酸っぱい。ふむ。
野菜よりドレッシングが多すぎるサラダ、ってところかな。

「昔のポーランドの農家ではじゃがいもを手づかみで食べたんだ。今じゃあすっかり手づかみは無作法ってことになっちゃたのさ」
と毎回のように説明してくれるが、おにぎりや寿司を手づかみして食べる日本の日本人から言わせればじゃがいもの手づかみくらいどうって言うことないと思うのだけれど・・・って言ってみたいのだが、義父の話は黙って聴いてやるのがウチの家族のあしらいの基本。

義母はこのサラダが大嫌いなので、全く口にしてみたことが無いのだそう。
だから、いないときの献立なんだろうな。
あ、私は、野菜炒めと米飯を食べた。おいしかった~








主導権は私に

2014年07月14日 | 不味いもの
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すっぱさくらんぼ(日本語で何と呼ばれる品種なのか調べるのが面倒)が熟するこの時期限定のメニューを私が主導権を得て料理することとなった。
このピローゲンについては過去記事を・・・ピローゲン過去記事
 
私の作る生地がおいしい、ということをついに義両親たちは認めざるを得なくなったのだ。
この日に捏ねた500グラムの生地、水分不足でちょっと硬かった、うう、失敗・・・中国式でなく、薄く伸ばして型で抜くやり方を選んだ。
 
義父は嬉々とさくらんぼと砂糖を詰める作業をしていた。
 
餃子包み器を使うと、大きく作ったものの残りができてしまう。これらをまとめてまた平たく延ばす作業が大変で、ひーひー言っていたら義母が見かねて替わってくれた。ああ、軟弱なりす・・・
 
ともあれ、今年のピローゲン作りも無事終了。
おととしくらいまでは義両親たちはいつも言い争いをしながら作っていたものだが、私が主導権を得るようになってからは平和な時間が流れるようになったものだ・・・
いつものように昼食となった。泡立てた生クリームを添える。菓子昼食はやはり今でも馴染めない。
食べたという気にならないのだ。後でこっそりと、前日炊飯した飯に塩振って口に入れた。

 
これは翌日のケーキ。フィリングは庭からの産物。赤いベリー類三種混合。
毎日、砂糖を大量に消費する我家。



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こういった「上手くいっている」記事はあまり好まれないのよね。
「人の不幸は蜜の味」の心理を利用して読者拡大を狙っている私としては、無理やり嫌な体験に話を変えてしまうこともできるのだけれどね。
今回はピローゲン料理主導権を握ったということで、喜びを隠せ切れなかった私。


グラッシュは外で食べたい

2014年07月06日 | 不味いもの
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義母料理の中で、あまり得意でないものはこれ。
グラッシュ。
茶色いソースの中に豚肉を小さく切ったものが転がっている。
レシピを検索すると、もっとたくさん具が入っているものばかりだ。どうして義母はこんなのを作ることになったのか?
使っている豚肉も臭いことが多く、我慢して口に入れている。こちらに来た当初からこちらの肉の臭さに悩んでいた。「肉食の本場ではこうなのね」と理解するようにしていたものだ。その後接触することになったカザフスタン出身の女性たちに言わせると、故郷の肉はこんな臭いはしない、と言っているので臭いのは特殊事象からなのかもしれない。どんな特殊事情か知りたくない。

夫の仕事関係のセミナーで提供された昼食のグラッシュ。
とても同じ名前を持つ料理とは思えなかった。柔らかく煮込んだ牛肉が最高で、何度もおかわりした。

セルフサービスの昼食会場。スープとパンだけ、の簡単な食事だったけれど、おいしかったので満腹。
立食だったのが残念。

ウチのグラッシュの付け合せ。
 
主食はいつものようにじゃがいもとスパゲティと私には米飯。野菜サラダと温野菜。

いつも質素な我家の食卓。


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もう一度、あのセミナー会場のグラッシュを食べてみたいものだ。
自分で再現する努力も必要かな、ふむ、やってみよう~