怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

私にはできない

2016年01月31日 | 分けるの面倒になってきた
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知人の知人(つまりほとんど他人)が「このケーキ失敗したの」とゴミ箱に捨てようとした。
「ちょっと!そんなに不味いんですか?」と尋ねる私に「そうでもないのよ、食べてみる?」と言われたので食べてみた。ちゃんとおいしい。どうして失敗なのかさっぱりわからない。結局、彼女はそれを捨てた。

このビニール袋は「プラスチックゴミ用」だ。
失敗したとはいえ、まだ食べられるものを捨てること、指定されたゴミ処理法方をしないこと。この二点で私は憤った。
国籍を明かすのは失礼かもしれないので難民申請中の人、とだけ明かしておこう。母国でもこんなに簡単に食品を捨てていたのだろうか。

手作りピザをご馳走してくれた某暖かい国出身の彼女。
 
三人のために四枚のピザを焼いた。焼くたびに、天板に敷く紙を新しくしていたんだ。
これも私には驚異だ。ピザを焼く程度ではほとんど汚れないのに。

義母はそれこそ真っ黒になるまで紙を再利用する。もう、油がしみこんで汚くなるまで、だ!
初めは抵抗のあった私も、すっかり義母に影響されてそれが当然と思うようになった。
これは別の知人に聞いた話だ。某暖かい国では一度使ったオーブンペーパーを数日保存しておくと虫が寄ってくるのだそうだ。ピザを焼いてくれた彼女は、母国での衛生基準をここで再現しているだけで、決して無駄遣いをしているという意識はないのだろう。

世界の中でも義母世代のドイツ人は、節制した生活においてトップレベルだろうと思われる。
私も後に続くかも・・・








靴下は永遠に

2016年01月30日 | 物品
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靴下の足の裏部分が薄くなってきた。指の当たるところに穴が開いたら縫って使っていた私だが、幅広い部分が薄くなると、日本の生活では捨てていたものだ。ここでは靴下もなかなか自分の気に入るものが手に入りにくい。日本から買ってきたもの、贈ってもらったものは超貴重品だ。修繕してみることにした。
ネットでやり方を検索すると、かなりたくさんのサイトがあって驚いた。日本の人たちはみんな捨ててしまうと思っていたぞ。
材料を義母に頼むと、早速彼女は私の仕事を取り上げて自分でちゃっちゃとやリ始めた。
 
ちゃんと、靴下修繕用のキノコ型を持っている。
説明しながらどんどん進めてしまうので、このまま私はやることができないか、と心配した。
半分以上進んだところで、やっと替わってもらえた。

できあがり。
履いたとき違和感が無いだろうか、歩きにくくないだろうかと心配したけれど、大丈夫だ。
こうやって、だんだん物を捨てなくなっていくのねぇ。修繕したボロボロ靴下ばかり持っている自分の将来を想像して笑ってしまった。



寿司型

2016年01月29日 | おいしいもの
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義姉はめったに私に贈り物などをしない。その彼女からの私へイタリア土産だ。
 
飯形成器、とでも和訳したらいいのかしら、いや、ライスキューブで、充分??
以下のように使う。


私も早速練習してみた。

黒米を混ぜて炊いた飯なのでこのような色付き。
お土産やパーティのフィンガーフードを作るのに便利かな。
欧州人に「寿司作り器」と名付けられているものを贈られる日本人の私。それって、釈迦に説法状態なんじゃあないかい、とか思ってしまうのだけれど、素直に義姉からの贈り物を喜んだほうが得策。

道路になる

2016年01月28日 | いろいろ
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ある土曜日のことだ。この街の市長、いや町長かしら、ともかく人口1万五千人のこの地域をまとめるトップの女性がやってきた。

土曜日にも彼らは働くのね、とちらりと感心したのだが、数ヶ月前に週末の街のお祭りで市長の挨拶を目撃し、在独日本人仲間とした会話を思い出した。
「長期休暇のために土曜日に出勤したんじゃあないの」
休暇命、のドイツ人だ。休暇のためなら多少の週末出勤も厭わないだろう。
ま、それはどうでもいいとして。
地図を広げて長々と義両親たちと話し込んでいた。
彼女はウチが将来道路になることを伝えに来たらしい。


っへー。


あっさりと、この田舎暮らしから開放されるのかもしれない。
ま、遠い将来のことらしいから、もしかしたら私がお亡くなりになったあとかもしれない。
あまり期待しないで、期待することにしよう。







舐めなくてはならない

2016年01月27日 | いろいろ
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朝食で使ったわたしのナイフを見て、義父は意地の悪い表現で私に言った。
「おお、これはこれはひどい使い方をしたものだ!」・・・と、こんな感じ。
以前にも注意されたことがある。バターやジャムはナイフに付いたものをパンでよくこそげ落として無駄なく使いなさいと。市販の製品は大して高くないものだが、ジャムは栽培から煮込みまで義両親たちの手間隙掛けた非常に高価な品だ。一滴でも無駄にするのは良くない事はわかっている。
でも、その嫌味な言い方はないだろう!もっと普通に「バターがナイフについていますね、もっときれいに食べなさい」でいいと思うのだけれど!私に嫌われると、怖いことになるぞーっ!
 
実際のところ、私はその以前注意されたときから、かなり神経質にナイフに残さないようにしているつもりなのだけれど、義両親たちの感覚はもう、舐めなくてはならないレベルだ。掲載した写真の例もダメだろう。(例を撮影するためにわざとそうした)ナイフを食卓で舐めるのはマナー違反だから、こっそり舐めるか。ウチの食卓用ナイフはときどき研いでいるからうっかりすると唇や舌を切ってしまうかも、ね~。
命がけのパンのお供塗り。同居生活は命がけ。







安いワイン

2016年01月26日 | 物品
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義父が誕生日にもらったワイン。

いくらする品なのかしら。日本の生活ではワイン会なるものに何度も出席する機会があって、一本数千円から数万円もするワインを次々に開けていた思い出がある。ワインは高いものだ、と思っていたらここに来て愕然。

時々入るワイン屋の広告は2000円以下の品ばかりだ。ドイツ生活で飲めないのは本当に損だ。

日本でのワイン会で、私のグラスにはいったワインはほとんど捨てられる羽目になっていたものだ・・・ごめんよぉーワイン!ここでは捨てないようにするため、飲まない。

だが、買ってしまった。ラベルの絵柄が気に入ったから。
うっほー、リスワイン!?
フランス産だ。ネットで調べたら「ニノンちゃんの家」という名前がつけられているらしい。ニノンって、このリスの名前?
いやぁ、日本酒も動物の名前がつけられている品があるが、リスはまだ存在しないだろう。
おフランスに負けないよう・・・いや、リスなんて日本酒は無くてもいいか!





高齢者心理

2016年01月25日 | ひとびと
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寒い時期にはあまり見ないのだが、夏場にはシルバーカーで外出する高齢者をよく見る。
 
日本の同様な製品よりかなり大きくて頑丈そうだ。

数十年後、このドイツのシルバーカーをわざと買って日本へ持って行き、「ああ、これはおドイツ製なのよ、大きくて困っちゃうわ、おほほほほ~」とかやってみたい。
なぁんて、妄想していたら、義母が興味深い話をしてくれた。

ウチの前を散歩する高齢男性はいつもこのシルバーカーを使っている。プライバシー保護のため(このブログで本人を特定できるわけない、とわかりきっているけれど!)小さく掲載したぞ。
義母「この人、この前ショッピングモールでシルバーカーも杖も何も無しでスタスタ歩いていたわよ」
りす「へ?どういうことですか?」
義母「普通に歩けるのだけれど、この集落の人たちには同情や関心を持ってもらいたいんでしょう」
へえー。ドイツ人男性でも、そんな人がいるんだ、と私はえらく感心した。欧州人男性は高齢になっても「私は強い」と席を譲られても拒否するという勝手なイメージがあったんだ。義父など、まさにそれだ。
それにしても、この男性、気抜きすぎじゃあないか?
この集落からそのショッピングモールは車で15分ほどの近い距離だから、近所の人に逢う可能性を全く考えなかったのかい??
りす「お元気ですねぇ、って話しかけてやればよかったのにぃ!」
義母「そんな意地悪するんじゃあありません」ですって。
そうねぇ、そうやって見ぬフリをするのもいたわりってものだろうなぁ、ドイツ人もなかなか繊細な部分があるもんだ。











パンの端っこが好き

2016年01月24日 | いろいろ
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義両親たちが週に一度の食料買出しで買ってくるこのパン。端っこがおいしいんだ。

いつも、端っこだけもらって食べている。

義両親たちにもきっとこの端っこはおいしいんだろうが、快くわたしに譲ってくれることに感謝。
へへっ、パンの端っこくらいでヨメに感謝されるのだから、義両親たちにとってはヨメ支配楽勝かなっ

おまけ画像。
 
七面鳥のカツ。付け合せはじゃがいもサラダと白菜のサラダ、缶詰野菜の煮物。
私には黒米を混ぜて炊いた米飯。


イスラム頭巾挑戦

2016年01月23日 | ひとびと
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アフガニスタン人難民A子さんが最近買ったイスラム頭巾セットを見せてくれた。トルコ人がやっている店で入手したのだそう。
 
この青と黒の二種類は二重にする第一番目のもの。青いのは額のところに飾りがくる。
 
その上にこの二種を重ねて被る方法だ。かなりしっかり顔の周辺を隠す。
頭巾の色や柄、布の巻き方などでおしゃれを楽しんでいる様子だ。

私が首に巻いていたストールでA子さんはちゃっちゃとイスラム風に頭巾にしてくれた。

これは後姿。なんだか、頭、でかすぎだ。もっと小さくまとめないと頭巾のドラえもんみたい。
仲間たちは「イラン人みたいよ」と、なんだかどう反応していいのかわからない感想を言ってくれた。

頭巾は冬場にはとても暖かくていいかもしれない。
夏場に観た光景を思い出す。ピンクの頭巾に白いシャツ、ピンクのパンツ姿で自転車に乗っていた女性、かわいかった。
マトリョーシカみたいに、宗教とは関係なくみんなが頭巾を楽しむようになればイスラム頭巾姿の人々への偏見はへるかも、などと考えてしまった。





テキトーな姓

2016年01月22日 | いろいろ
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日本では夫婦別姓について議論しはじめてすでにかなりの年月になる。
日本近隣諸国では夫婦別姓が伝統的で普通なことは、あまり知られていないとネット仲間に知らされた。
それらの国々では伝統的に男女が平等だったかというと、そうでもない様子。人は食べて排泄、眠るだけで生きていけるのではなく、深い思考による気分の良さ、悪さも影響するのなのだろうな、と感じる。

近所に住んでいて、去年結婚した中国人夫婦。もちろん、結婚後も別姓。
数ヶ月前、彼らの両親たちがドイツに来て、彼らとも逢った。
中国人の名前を一度聞いて覚えられる能力がない私、いつも漢字とピンインを書いてもらうんだ。
それらの名前を見ていて、気付いた。
両親の姓が別姓だが、その娘の名前もその両親たちのどちらとも違うんだ・・・私のそれまでの知識では子供は父親の姓を付けられということだった。もしかして、彼女は何か複雑な事情の家庭に生まれたのだろうか。
直接本人に尋ねるのは控えて、彼らの友人でドイツに長い中国人男性に尋ねた。
「ああ、彼女の姓はお爺さんのなのですよ。今は禁止されているのですが、以前はそういう姓の選択も許されていたんです」
ですって!
この、中国の緩い感覚は素晴らしい。別姓推進者には夢のような環境なのではなかろうか。
私はこの議論に賛成でも反対でもないけれど、やってみたらどうか、とも思う。そんなに大勢の人が別姓を選択するとも思えない。
私自身、書類上は別姓なのだが、二度ほどここで夫婦である証明書類を求められたことがあった。西欧州でもまだこんな事態が起こるのだから、ここでも別姓夫婦は例外なのかな、と想像した。




シャワー浴びよう

2016年01月21日 | 何カテゴリーにしようかぁ
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街中の住宅工事現場。どこの工事現場も乱雑だ。日本のきちんとしたところを見せてやりたい!
 
この日に見つけたもの。

シャワーヘッド。いったい、なぜ??

使い込んであるような品なので、少なくともこれから取り付けるものではないということで安心。
じゃあ、なぜこんなごみのようなものがここに、ご丁寧に柵にくくりつけられているの?

マレーシアの外食事情

2016年01月20日 | アジア事情
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マレーシア在住半世紀近い日本人友人(正確にはマレーシア国籍を持っているので日系マレーシア人?)からときどきこうした画像が送られてくる。

食べ物の写真
日頃、私が食べることで苦労しているので気を遣ってくれているのだな、とありがたく受取っている。

いや、よく見ると、マレーシア独特のものではないな。豊かになって、他の国の食べ物も受け入れる余裕が出てきているのか。

これらなどは創作料理っぽい。

見た目のぱっとした明るさが無いのがアジア地域の料理の特徴。これはアフガニスタン人に習ったんだ。
「ドイツ料理は見た目がおいしそうだけれど、食べてみるとあまりおいしいと感じることがない」と当時19歳だったアフガニスタン人女性が言ったんだ。私も常々、西洋料理は見た目がいいけれど、味となると見た目の劣るアジア料理の方がおいしいことを知っていて、彼女と意見が合ったことでこれは個人の感覚を超えているな、と思った。

マレーシアでもナイフが出てくるレストランがあるんだ、とちょいとびっくり。

ああー、食べに行きたいなぁ・・・
すでにマレーシア旅行など、僅かな可能性さえなくなってしまった今の清貧生活。
インターネットの発達で、こうやって画像を拝めるだけでもありがたい、と自分の境遇に感謝感謝・・・
ああ、宗教じみてきたぞぉ・・・









下着宣伝

2016年01月19日 | 物品
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紳士服店のショウウィンドウの光景を記録してあった。
 
なぜかというと・・・・。
   ←クリックで拡大。
公序良俗に反するものとは思えないけれど、でも、日本ではあまりこうしたリアルなマネキンを使うことはなさそうな気がする。
着用時にどんな風に見えるか、ということを確認するためにはとても良いものだとも言える。



湯取り法

2016年01月18日 | 物品
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一定量の水を入れて、基本最後まで鍋のふたを開けない方法で炊飯する日本式は世界的に見ると珍しいやり方なんだ。

この炊飯器具の広告は本当にびっくりさせられる。
米を入れて、たっぷりのお湯で茹で、柔らかくなったらお湯から上げて中身を出すようだ。
義母はまるでパスタでも茹でるかのように米を扱う。煮えたらザルにお湯ごと空けるんだ。
粘りを好まない長粒米には相応しいだろうけれど、我々日本人のように粘れば粘るほど上等な米と思う民族にはぎょっとする光景だ。
こちらに来てから、スーパーで普通に売られているバスマティ米の旨さに目覚めた私だ。いつもそれらを日本から持ってきた炊飯器で炊くのはこの米の特徴を殺しているのかもしれないな。んじゃ、この丸い炊飯ザルを買ってみようか・・・うーん!ますます日本人離れしていく??



わざわざ汚いところを撮る

2016年01月17日 | 何カテゴリーにしようかぁ
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こんな光景は日本にだってあるのは知っている。

でも、なぜかこうして撮影したくなるんだ。

おそらく、私がドイツ人たちに期待しているからなのだと思う。
家の中も、また、建築物の外観も美しく保つことができる彼らなのに、衛生という面では日本の一般的な光景より劣ることが多いから。