義母は毎週末にこのようなケーキを焼く
ここに来た当初は、かなりおいしく感じたものだ。
一度に二切れを消費しなくてはならないのが難点だが、今まで努力をしてきた。
一切れしかどうしても食べられないと、義母が凄い剣幕で尋ねてくるからだ。
「どうしてそれだけしか食べない? 具合が悪いのか?」
しかたなく、二切れ目を必死に食べる1年と数ヶ月が続いた。
このケーキ、小さい感じに撮影されてしまうが、
直径30センチ程度あるでかいものだ。
16等分された二切れを一度に食べるのは普通の日本人女性にはかなりきつい。
わたしは比較的お菓子類が好きなほうで、日本の甘くない菓子類を物足りなく感じるくらいである。
その私が、二きれを消化するのに苦労するくらいだから、
私以外の平均日本人が義母につかまったら、えらい騒ぎになるだろう。
義母「あなた、なんでそれだけしか食べられないの?!」
ウチの冷蔵庫の中。
この冷蔵庫もかれこれ40年使っている長寿品~
これが本当のエコな態度だぞ、使えるものはぶっこわれるまで使い倒すここの人たち!
消費電気量の差など考えが及ばないのかもしれない。
おっと、テーマがそれる・・・・
この最後の二切れは私のために残っていた。
ケーキ攻めの1年数ヶ月、私のケーキ消費力は限界に来ていた。
私のような状況にない人は信じられないかもしれないが、
「ケーキを食べなければならないストレス」
というものがドイツには存在するのだ。
私は、親しくしている在住日本人女性に電話をして相談した。
りす:「冷蔵庫に割り当てのケーキがあります、困っています、助けて~」
すると彼女は
アマデウス:「そのケーキ、捨てなさい!!!」
「せっかくのお義母さんのケーキを無駄にするな」
とか
「貧しい国々の人たちのことを考えなさい」
とか
「環境のためにゴミにするな」
などと無駄な正論を説く人とは仲良くなれないいまの私。
私は義父母の目を盗み、庭の隅にある堆肥作り場にケーキを持っていった。
かぶさっている草の下に投げ入れ、上から形がなくなるまでぎゅうぎゅう押した。
2年後にはこのケーキ入り堆肥、再びケーキを飾るいちごを生育させるのに使われることだろう~
食べ物を無駄にする悪い私、
世界の食べ物に困っている人たち、ごめんなさい~
でも!
食べたくないものを食べなくてはならない苦しみをわかってほしい。
今後ケーキを食べない宣言、をやってみたいものだが
(現に、夫がそうである)
これも怖くてできない・・・
義母に
ヴァ~ル~ム!?・・・・訳・・・何故だぁ?!・・・
と一喝され、私はおろおろするに決まっている。
ここに来た当初は、かなりおいしく感じたものだ。
一度に二切れを消費しなくてはならないのが難点だが、今まで努力をしてきた。
一切れしかどうしても食べられないと、義母が凄い剣幕で尋ねてくるからだ。
「どうしてそれだけしか食べない? 具合が悪いのか?」
しかたなく、二切れ目を必死に食べる1年と数ヶ月が続いた。
このケーキ、小さい感じに撮影されてしまうが、
直径30センチ程度あるでかいものだ。
16等分された二切れを一度に食べるのは普通の日本人女性にはかなりきつい。
わたしは比較的お菓子類が好きなほうで、日本の甘くない菓子類を物足りなく感じるくらいである。
その私が、二きれを消化するのに苦労するくらいだから、
私以外の平均日本人が義母につかまったら、えらい騒ぎになるだろう。
義母「あなた、なんでそれだけしか食べられないの?!」
ウチの冷蔵庫の中。
この冷蔵庫もかれこれ40年使っている長寿品~
これが本当のエコな態度だぞ、使えるものはぶっこわれるまで使い倒すここの人たち!
消費電気量の差など考えが及ばないのかもしれない。
おっと、テーマがそれる・・・・
この最後の二切れは私のために残っていた。
ケーキ攻めの1年数ヶ月、私のケーキ消費力は限界に来ていた。
私のような状況にない人は信じられないかもしれないが、
「ケーキを食べなければならないストレス」
というものがドイツには存在するのだ。
私は、親しくしている在住日本人女性に電話をして相談した。
りす:「冷蔵庫に割り当てのケーキがあります、困っています、助けて~」
すると彼女は
アマデウス:「そのケーキ、捨てなさい!!!」
「せっかくのお義母さんのケーキを無駄にするな」
とか
「貧しい国々の人たちのことを考えなさい」
とか
「環境のためにゴミにするな」
などと無駄な正論を説く人とは仲良くなれないいまの私。
私は義父母の目を盗み、庭の隅にある堆肥作り場にケーキを持っていった。
かぶさっている草の下に投げ入れ、上から形がなくなるまでぎゅうぎゅう押した。
2年後にはこのケーキ入り堆肥、再びケーキを飾るいちごを生育させるのに使われることだろう~
食べ物を無駄にする悪い私、
世界の食べ物に困っている人たち、ごめんなさい~
でも!
食べたくないものを食べなくてはならない苦しみをわかってほしい。
今後ケーキを食べない宣言、をやってみたいものだが
(現に、夫がそうである)
これも怖くてできない・・・
義母に
ヴァ~ル~ム!?・・・・訳・・・何故だぁ?!・・・
と一喝され、私はおろおろするに決まっている。