怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

アチュマ(acma)、トルコパン(パイ)の作り方

2011年10月29日 | 食べ物

トルコ料理に挑戦。アチュマ、というらしいが、アジュマとも聞こえるし・・・トルコ人夫人達に何度も聞き返したわたし。チ、とヂの間くらいの音なのだろうな~


生イーストをお湯で溶かし、小麦粉を入れる。ドライイーストでもいいらしいが、彼女らのこだわりでこのたびは生イースト。


しばらく寝かせておく。在独トルコ人女性は頭巾をしていたりしていなかったりする。頭巾トルコ女性とはなかなか親しくなれなかったが、この日を境に私は急接近~
すでに長いことブログ用写真撮影をし続けているので、無意識に顔部分を撮影しないようになってしまった。
あとから「あの写真、送ってね」といわれると困ってしまう~


レシピを撮影したが、残念なことにトルコ語。右、今回パンの餡に使うチーズ。こちらの普通のスーパーで買ったものだが、どうもギリシャ製のヤギのチーズらしい。
こんな特殊なものでなくても、日本だったらカッテージチーズで大丈夫だと思う。食べてみたら、そんな風味だったもの。


パセリを刻んでチーズと混ぜる。


ちょっと休憩していたら、発酵が終わってしまったらしく、個々にまとめられそれぞれに大匙一杯分くらいのバターが載った生地が登場。天板にも思い切り油が塗られている。
テーブルを酢で消毒し、油を塗り、その上でこの生地を丸く薄く延ばす。
バターをきれいに塗りこむのがポイント。
この段階で、このパン生地はパイ生地になるのだ~


パセリチーズを巻く。


これを円形にしてオーブンペーパーを敷いた天板に並べる。


20分くらい暖かいところで発酵させる。焼く前に溶き卵を塗り、ゴマを振る。


色よく焼いて、できあがり~

日本人一般には油分が多すぎて食べづらいように思う。
トルコ料理をすべて知っているわけではないが、彼女らの料理はドイツ料理同様、日本の味覚と比較すると単純で油分が多いように感じる。
トルコに嫁に行っても大変だろうな~とか、あらぬ方向に発想が行くわたし。






動画で一望、インゴルシュタットの歩き方13

2011年10月22日 | インゴルシュタット観光案内
インゴルシュタット市はYouTubeをやっていることを知った。
自分で撮影した写真を掲載して紹介するより手っ取り早くきれいに、読んでくださる人々に理解してもらえると感じ、ここに掲載することにした。

市内の見所を数秒ずつざっと紹介している動画。


すでにこのブログで紹介している風景も多い。

さて来月末からいよいよクリスマスマーケット。ニュルンベルクやシュトゥットガルトなどの有名どころのものとは比較にならないくらい小さいので、インゴルシュタットのはこれを見るだけでじゅうぶんかも??



いや、やっぱり、機会があったらいらしてください、インゴルシュタットへ~




ポテトサラダは主食にもなる

2011年10月21日 | ドイツバイエルン家庭料理

ウチのポテトサラダは洗面器に入っている。ほうろう製と思われるこの洗面器はさすがに洗面器としては使われていない様子だけど。

大昔、物資が極端に少ない頃は、脚を洗った桶状の容器に料理を入れたりしていたそうだ。
ドイツだって、貧乏な頃があったのだなあ~とか、妙に感心した。で、この洗面器皿はその名残、と解釈して我慢。
右は白菜とトマトのサラダ。白菜をサラダでいただくのを知ったのはドイツでの生活だ。
そうそう、サラダが二つ並ぶ食卓だが、正確にはポテトサラダはサラダではなく、主食だ。
どろどろ~、べちょべちょ~、すっぱい~。これが、日本人の米飯代わりだぞ、うわぁぁぁぁ~


メイン料理は豚肉のステーキ。まあまあ。
ポテトサラダを主食にすることに耐えられない私はもちろんご飯を添えた。


この日の夜の夫の食事はこれ。

りんごケーキ。
これにもついていけないわたし。
いや、いつか、できるのだろうか、洗面器ポテトサラダ主食、夕食はケーキ。
ドイツ化・・・・しなくてよろしい、私。



心拍数が上がるブログ

2011年10月16日 | いろいろ
羽根布団を日光に当ててはいけない、と義母に言われているが、彼女が裏庭で仕事している隙に干したぁ。
(羽毛が痛むから、というちゃんとした理由があるのだけど)

風邪をひいて二日間布団の中にいた。湿っぽくなったこの布団、どうしても干したかったのだ。

「人間は太陽に当てていいのに、布団はダメなのか?」
実家の家族の言葉である。夏には素っ裸で日光浴をするドイツ人。布団を干している光景などめったに目にしない。単純に考えると、日本とは逆だよな。まったくぅ。

こうしたブログの内容を単に面白く感じているあなたは幸福な人だ。
中には、心拍数が上がってしまうほど緊張する人がいるのだ。

現在日本在住で、近い将来ドイツに婚姻移住予定のNさんからいただいたメッセージを彼女の了解を得てここに紹介。

りすさんのブログを改めて拝見させて頂いたら
もう正直泣き笑いです、思わず乾いた笑いが部屋に響きました。
義両親・旦那様の面倒くささ(すいません、失礼で)
お風呂コッソリ入るとかオクトーバーフェストのくだりとか全く同じです。
あのケーキの写真とか赤カブのスープとかもう本当に恐ろしいです
もう、もういいです、本当に許してください…りすさん本当に凄いです。
恐ろしくてケーキのページから昔の日記は拝見していないのですが
心が落ち着いた時に、また拝見させて頂きます。
今は本当に動悸が上がっちゃって
首の血管とかバクバクして見れそうもありません。


血管バクバク
ってぇ~。うう~私のブログ、健康に悪いぞ、などと思いながらも爆笑した私。
ドイツ人と知り合って、結婚の約束とドイツに移住の覚悟を決めたものの、ドイツについて調べたり下見に行ったりするうちにこの国に対する恐怖感が沸いてくるのは、私も同じだった。
私は血管バクバクにはならなかったけど、Nさんの気持ちは本当によくわかる。

私もドイツのいいところを見つけられずにいて
あるとしたら自然と動物を身近に感じるところぐらいで
何かもう行く前から若干欝です。
白人に囲まれてドイツ語を話すのもトラウマで
何かでかいし、怖いし。

他のドイツ在住の方なんて、現地の人と素敵な交流をしたり
なんか毎日のキラキラした記録を綴ってらっしゃって
でも何で自分はこんな陰気で陰鬱な毎日なんだろう
何でだろう何でだろうとグルグルグルグル思った事があります。
いや、まだドイツ行ってないんです
でも前回の滞在は毎日そうやって暮らしていました。


白人が怖い、という感覚もよくわかる。様々な戦争を仕掛けたのも白人、いまだに根強くのこる有色人種への偏見。そんなことを考えるとますます怯えたものだった。

欧米人と結婚して欧米に住むって憧れる人も多いが、こうして苦悩の末に移住を決意し、現地で私のように孤軍奮闘、七転八倒している日本人がいることを日本の人たちには理解してほしい。
と同時にNさんをはじめドイツ移住に不安を感じている女性達には「どうにかなるのさぁ~」という楽観的なものの考え方を身につけるようお勧めしたいものだ。
だいじょうぶだ~、なんとかなるさぁ~








世界のおいしいもの

2011年10月15日 | いろいろ

家で、食生活に苦労しているので、いろいろ工夫している。
強引に招かれたり、新しい食材に挑戦したり。



一番親しくしているモンゴル人家庭の餃子(ワンタン)風の食べ物。
ちょっと荒っぽい風味なのがモンゴル風なのか、彼女の家庭風なのか。右の添えられているのは牛乳茶なのだが、要するにミルクティー。茶葉が緑茶風味なので不気味に感じる。慣れると非常においしい。



アジア食材店でみつけた韓国パンケーキの素。
韓国語の一文字も読めない私はイラストと数字で何とか想像して調理。おいしかった~
調理中、義母がやってきて箱についた値段にたまげていた。「3ユーロもするの?パンケーキなら自分で作れるでしょう?」
あ~あ~、わかっていないなぁ、お義母さん~
と思いながら黙々と焼き続けたわたし。もちろん、家族の誰も食べようとしなかった。




8月から9月にかけて帰省していたマレーシア人宅で。
左上、rempeyek いろいろな香辛料が効いた揚げ煎餅のようなもの。
右上、焼き飯の上にある茶色の物体はserunding daging、牛肉を長く煮込んでこのような形状にしたもの。
下、カレーパフ。3センチくらいの小型のもの。袋に入って販売されている商品。
マレーシアからの貴重な食品をご馳走になり、うれしかった私。



1年間、ここに留学していた台湾人高校生が残していった品。
「シンガポールスタイル バクテの素」とか、ふり掛けとか。なぜかこの二点、日本語入り。
下はジンジャーティー。現在風邪気味の私には貴重な品。渡されたとき「これは甘すぎてたいへんよ」と忠告があったが、義母の甘すぎるケーキに鍛えられている私は大丈夫だと思ったものだ。
実際、風邪気味だと、甘すぎるくらいのほうがおいしく感じるぞ。ああ、ありがとうよ、V子ちゃん~
今頃、大学入学試験準備で忙しくしていることだろう。

義母の食事で弱っている私の胃腸に世界各国の料理は本当にうれしい~
いや、本当は日本の料理がいいのだけどね。
それは自分で作れって?!



なんだろう、これ?

2011年10月09日 | いろいろ



最近忙しくなって、まだその忙しさに慣れていないので文章を書くのが面倒なのと、
このポスターが何の宣伝なのか調べるのが面倒なのので
写真の紹介だけで、申し訳ない。
うほほ。




増え続ける物資

2011年10月08日 | ここの品々
夫がスーパーの広告を見て言った。
「もしリスコッッヒャー(私の炊飯器)が壊れちゃったら大変だから、これを買っておきましょう」

これはその辺の普通のスーパーの売られている普通のドイツ人向けに販売される炊飯器である。
↑、何を言いたいかというと、要するに、おいしく炊くことが期待できない、ということ~

「鍋でもご飯を作ることができます」と私は主張したのだが、
一度言い出すと、自説を曲げることはほとんどない夫である。
結局、彼は勝手に買って来た・・・・。


いろいろな細かい炊飯設定ができたり、タイマーがあったりする日本の製品と比較すると、淋しいことこの上ない・・・
ま、18ユーロだし。緊急用として持っておくのもいいか。

って、自分を納得させようとしたのだが。
問題は保管場所である。
寝室の天袋のような隙間に、これを押し込んだ。

右の白いビニール袋には「緊急時用のコーヒーメーカー」、右の唐草模様の風呂敷(友人からの結婚祝い)には山のように買い込んだ日本からの肌着とストッキング、靴下。
コーヒーメーカーが壊れちゃったら、ブラジャーがよれよれになって使い物にならなくなったら(私のサイズ70Aはここでめったに無い)・・・
って考えると不安で、予備の品々がこのように溜まっていく。

もうやめよう、ここだって、一応先進国、日本より質は劣るが(サイズもでかすぎ)あるにはある!!
って、自分を納得させるのだが、先日また、買ってしまった。


もし、このちっちゃい懐中電灯がなくなちゃったら、大変!(暗い朝にはとても便利、家の中懐中電灯)
って気持ちが働き、スーパーの広告でわずか3ユーロ(300円)に魅せられ、買ってしまった・・・

義父のお気に入りの言葉はこれだ。
家の中をきれいに保つ秘訣。ものを一つ買ったら、すでにある物資を一つ処分すること。
日本に住んでいればできるけど、ここの生活では無理そうだ。
いいさ~、私の部屋と寝室は、倉庫状態でも構わない~







赤カブスープ

2011年10月02日 | ドイツバイエルン家庭料理
これはバイエルン料理ではないらしい。
あまりおいしいものではない、という意味でバイエルン料理、ということで勝手に紹介。

赤カブの酢漬けを細かく切って、牛肉と煮込んだもの。


ジャガイモをこのように添えていっしょにいただく。

すでに数回以上こちらの生活で食べたので、だんだん慣れてきてはいる。
が、できれば避けたいこの料理。

ウチはあまり牛肉を食べないのだが、このスープには好んで使っている。
たまにはいいのだけど、なんだかね、この牛肉、不味いし。義母、どこでこの不味い肉を買ってくるのか?
不味い肉はそれなりの調理をすれば食べられると思うのだけど、このスープはそういう技術を使わない様子。

このスープの日は、これだけ。
普通、スープの後にはメイン料理が来るものだが、ジャガイモが入っていることですでにこれはメイン料理。
ひたすらこれを食らうのみ。
私は耐えられず、ご飯を投入したら、義両親が一気に不機嫌になった。







オクトーバーフェストは厳禁

2011年10月01日 | ここの生活
家族が揃っている昼食時に私が話を切り出した。
「E子さん(ドイツ人、2歳の男児有り、ここ1年ちょっとの友だち)が一緒にオクトーバーフェストに行こうと私を誘っています」
夫は額にしわを寄せ、黙って不機嫌になり、
義両親は「おー、ないん!、おー、ないん!」と叫んだ。(りす訳「とんでもない!」)
「小さい子連れでオクトーバーフェストなんて、とんでもありません、高いし危険だし、疲れるだけです!」

ああ、反対されるのはわかっていたさっ。ちょっと言って見たかっただけさぁ、そんなに激しく反対することないでしょう~
って心の中で反論していたかわいそうなりす。

ミュンヘンまで電車で1時間の距離に住んでいるのに、オクトーバーフェストに行ったことがないなんて、私ぐらいなものだろう。

だが、先週末のオクトーバーフェスト開催時期に義両親と私はミュンヘンへ行った。


イザール川。右のオブジェはいったい何?

アリアンツアレーナ。右、ドイツ博物館。

左、なんだろう?右、確か、ユダヤ人墓地。

ヨーロッパ特許庁。右、イザール川沿いに有った博物館。
以上、すべて車の中から撮影。義両親もぜんぜんこれらに興味が無いらしいし。
で、いったい何をしにいったかというと・・・・


姪の誕生日。



孫の誕生日には3種類のケーキが並ぶ。気合、最高

そういうわけで、オクトーバーフェストどころか、ミュンヘン市街を散策など少しもすることなく、再び車で家に向かった。
もしかして、オクトーバーフェストに行っちゃうかも、って期待は見事に外れた。

日本の仲間から(男性)次のような質問をもらった。
「女性のコスチュームがエロ過ぎるて本当ですか」
テレビ放送などでも紹介されると思われるオクトーバーフェスト、女性の大きく胸の開いた民族衣装のことを言っているものと想像できる~
これは、一週間ほど前の新聞広告の写真。

その「エロ過ぎ」と表現されるのはこの部分か??

確かに、日本をはじめとする東洋ではこれだけ胸を大きく開けた衣装はなかなかお目にかかることが無いだろう。
フツーに胸をだした衣装に免疫の無い東洋人男性には驚きでしかないのかも~
水泳プールは『ヌードの日』、サウナは混浴、というドイツの環境との差だろう。

以下は、領事館から配信されたオクトーバーフェストについての注意事項の一部だ。
「また、女性の露出は大目に見られている風潮があり、新聞等にも写真が掲載され
ていますが、第三者が承諾なしに写真を撮影することはマナー違反とさ れてお
り、トラブルの原因ともなりかねませんので併せてご注意ください。」
日本の男性達が、その性能のいいカメラをもってオクトーバーフェスト会場で撮影に夢中になっている光景が目に浮かぶ~
いや、男だけじゃあない、わたしもブログ記事のために撮影したかったぞ!!

オクトーバーフェストと同時期に開催されているわが街のお祭りに行ってきた。
民族衣装の女性を狙って撮影したのだが、領事館からの注意に従い、ブログ掲載は断念!
(撮影は、あっちを見ながら何気にシャッターを押す、というこちらの生活で身に付けた技術を利用、うほ。)