念願のマイホームを購入した中国人夫妻に招かれた。
郊外の閑静な集落だが、徒歩でスーパーマーケットに買い物に行くことができ、市内へのバスも頻繁に運行されている地域だ。
到着すると、さっそく共同作業で食事作りを開始。
夫人はあらかじめこねて寝かせてあった生地を伸ばし、旦那さんは同じくあらかじめ作っておいた具を包む。
そう、餃子作りだ!
今年の旧正月は餃子をいただくことができなかったと嘆いていた私、旧正月のお祝いが終了する間際の日にこうして偶然食べるチャンスがやってきた!
私も包む作業に参加した。手作りの皮は日本の市販のものと違い、包み方のコツに違いがある。
もう、何度もドイツ生活で本場餃子を作っているので私には楽勝さ!
つけだれの基本は酢と醤油。この家庭では砂糖少々とにんにくをつぶしたものも入れる。甘い餃子なんて、とウチのさくらんぼ餃子を思い出してしまうぞ。いや違う、この砂糖入りつけだれと餃子、おいしかった!
酢は黒酢だ。中国からの製品でなく、こちらで普通に売られているバルサミコ酢も非常に良く合う。
昆布を軽く煮たものも添えられていた。この昆布について話題になった。
昆布の中国語の言い方は、日本人にはすぐ覚えられる。「海帯」だ。発音は「ハイダイ」。「ダ」にアクセントをつけると中国語っぽくなる。
海にうねうねしている帯状の物体、ってことで日本語母語者にはいっぺんに覚えられて忘れられない単語ではなかろうか。
ちなみに、写真の昆布、もらっちゃった。
彼らがなぜ、日本人の私を家に招いたのか実際のところ非常に警戒していた。2年半ほど前にとても親しくしているほかの中国人宅で出会ったのだが、その後はほとんどお互い連絡をすることも無く、いきなり、私だけ招待されたからだ。
「領土問題」「戦後処理問題」などぐるぐる頭に回り、敵陣に乗り込んだら最後、戻って来れないかも、とまで想像した私。
食事をしながらの会話で疑問は簡単に解けた。
買った中古住宅の改修に夢中になっている彼らが熱心に観ているこの番組。
「大改造劇的ビフォーアフター」
中国語字幕が付いているものの、細かい生活習慣による材料の好みとか表示されている価格の価値などわからない点がたくさんあったらしい。
ネットでこの番組を観ながら、質問の嵐だった。二人はこの番組を絶賛。「とても参考になる」って。
とういうわけで、単に私を日本番組の解説のために必要としたのだ。ほっとした、のは書くまでも無い。
っていうか、そんなに警戒する必要ももともとなかった?私が神経質すぎか。だからだんだん痩せてくるのか?
以下はその翌日、台湾人宅にて。庭の雪の中に保存していたマグロ。
「切り身で買いたかったのだけど、だめだったのよ~」と彼女。
私が来る、ということで魚をご馳走しようと奮発したのだ。奮発しすぎだっ!!
こんな大きい魚を日本の生活でもさばいたことがないぞ私。彼女も経験ゼロだ。お互い海産物を多く食べる環境にいたのに、丸ごとの魚にはおろおろするとは情けない。
きゃあきゃあと叫びながらきりさばいた。
りす「なんだか、殺人しているみたい!」
台湾人「これはもう死んでいるから殺人じゃあないよ!」
りす「じゃあ、遺体を隠すためばらばらにしているの」
台湾人「あはははー」
と、内蔵を出したり、でっかい中国包丁で頭を思いっきり切り落としたり、血まみれになりながら楽しんだ。
写真右、あまり上手じゃあないけど、一応どうにかなった。
日本統治時代に彼女の祖父母さんたちは日本の食文化に影響を受けたそうで、甘辛い味には彼女も親しみがあるのだとか。
醤油、オイスターソース、砂糖を混ぜ、焼きあがった魚にかけて軽く煮立てた。
はい、できあがり。私が持参したおにぎりと一緒にいただいた。おいしかった~。
彼女のドイツ人の旦那さんと小学生の息子さんはこうした魚料理は一切ダメなのだそう。あ、それはウチも同じだ。
ダンナと息子、じゃあなくて義両親と夫、という家族構成の違いだけ。
とうわけで、大量にまだこのマグロらしき魚のぶつ切りが残った。私は四分の一を持って帰り、
義母に気兼ねしながら竜田揚げ風に仕上げた。一人で平らげなくてはならない。
彼女は、あの残り半分を再び雪の中に埋めていた。さて、いつまで保存できるだろう~
そういうわけで、二日連続で久々にぜいたくな食事を満悦した私。
これを書いている今日、昼食は再び悲惨なドイツ料理。キャベツの酢漬けをクミンと煮たものとか、ハムの親戚を焼いたのとか、脂ぎったスープとか・・・・
さて、今週も体重減らないようちゃんと食べよう~
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ヨーロッパ生活情報ではないな、このブログ・・・
郊外の閑静な集落だが、徒歩でスーパーマーケットに買い物に行くことができ、市内へのバスも頻繁に運行されている地域だ。
到着すると、さっそく共同作業で食事作りを開始。
夫人はあらかじめこねて寝かせてあった生地を伸ばし、旦那さんは同じくあらかじめ作っておいた具を包む。
そう、餃子作りだ!
今年の旧正月は餃子をいただくことができなかったと嘆いていた私、旧正月のお祝いが終了する間際の日にこうして偶然食べるチャンスがやってきた!
私も包む作業に参加した。手作りの皮は日本の市販のものと違い、包み方のコツに違いがある。
もう、何度もドイツ生活で本場餃子を作っているので私には楽勝さ!
つけだれの基本は酢と醤油。この家庭では砂糖少々とにんにくをつぶしたものも入れる。甘い餃子なんて、とウチのさくらんぼ餃子を思い出してしまうぞ。いや違う、この砂糖入りつけだれと餃子、おいしかった!
酢は黒酢だ。中国からの製品でなく、こちらで普通に売られているバルサミコ酢も非常に良く合う。
昆布を軽く煮たものも添えられていた。この昆布について話題になった。
昆布の中国語の言い方は、日本人にはすぐ覚えられる。「海帯」だ。発音は「ハイダイ」。「ダ」にアクセントをつけると中国語っぽくなる。
海にうねうねしている帯状の物体、ってことで日本語母語者にはいっぺんに覚えられて忘れられない単語ではなかろうか。
ちなみに、写真の昆布、もらっちゃった。
彼らがなぜ、日本人の私を家に招いたのか実際のところ非常に警戒していた。2年半ほど前にとても親しくしているほかの中国人宅で出会ったのだが、その後はほとんどお互い連絡をすることも無く、いきなり、私だけ招待されたからだ。
「領土問題」「戦後処理問題」などぐるぐる頭に回り、敵陣に乗り込んだら最後、戻って来れないかも、とまで想像した私。
食事をしながらの会話で疑問は簡単に解けた。
買った中古住宅の改修に夢中になっている彼らが熱心に観ているこの番組。
「大改造劇的ビフォーアフター」
中国語字幕が付いているものの、細かい生活習慣による材料の好みとか表示されている価格の価値などわからない点がたくさんあったらしい。
ネットでこの番組を観ながら、質問の嵐だった。二人はこの番組を絶賛。「とても参考になる」って。
とういうわけで、単に私を日本番組の解説のために必要としたのだ。ほっとした、のは書くまでも無い。
っていうか、そんなに警戒する必要ももともとなかった?私が神経質すぎか。だからだんだん痩せてくるのか?
以下はその翌日、台湾人宅にて。庭の雪の中に保存していたマグロ。
「切り身で買いたかったのだけど、だめだったのよ~」と彼女。
私が来る、ということで魚をご馳走しようと奮発したのだ。奮発しすぎだっ!!
こんな大きい魚を日本の生活でもさばいたことがないぞ私。彼女も経験ゼロだ。お互い海産物を多く食べる環境にいたのに、丸ごとの魚にはおろおろするとは情けない。
きゃあきゃあと叫びながらきりさばいた。
りす「なんだか、殺人しているみたい!」
台湾人「これはもう死んでいるから殺人じゃあないよ!」
りす「じゃあ、遺体を隠すためばらばらにしているの」
台湾人「あはははー」
と、内蔵を出したり、でっかい中国包丁で頭を思いっきり切り落としたり、血まみれになりながら楽しんだ。
写真右、あまり上手じゃあないけど、一応どうにかなった。
日本統治時代に彼女の祖父母さんたちは日本の食文化に影響を受けたそうで、甘辛い味には彼女も親しみがあるのだとか。
醤油、オイスターソース、砂糖を混ぜ、焼きあがった魚にかけて軽く煮立てた。
はい、できあがり。私が持参したおにぎりと一緒にいただいた。おいしかった~。
彼女のドイツ人の旦那さんと小学生の息子さんはこうした魚料理は一切ダメなのだそう。あ、それはウチも同じだ。
ダンナと息子、じゃあなくて義両親と夫、という家族構成の違いだけ。
とうわけで、大量にまだこのマグロらしき魚のぶつ切りが残った。私は四分の一を持って帰り、
義母に気兼ねしながら竜田揚げ風に仕上げた。一人で平らげなくてはならない。
彼女は、あの残り半分を再び雪の中に埋めていた。さて、いつまで保存できるだろう~
そういうわけで、二日連続で久々にぜいたくな食事を満悦した私。
これを書いている今日、昼食は再び悲惨なドイツ料理。キャベツの酢漬けをクミンと煮たものとか、ハムの親戚を焼いたのとか、脂ぎったスープとか・・・・
さて、今週も体重減らないようちゃんと食べよう~
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