怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

三級品は危険

2013年05月31日 | 義母
いつものように週一度の食料の買出しに付いていった私。
最近ラザニア作りに凝っているのだが、夫は肉食を避けているため私は野菜類でいかにおいしく作るかがテーマになっている。
並んでいるきのこの缶詰を見ていたら「これは材料になるかも!」とひらめいて、一番安い品を選んだ。
実験段階はいつも失敗を考え、安いものから始めるわたしだ。
義母は私の買い物を見てこう言った。「なぜ三級品など選ぶの!?私はいつも一級品よ」
写真の両端が私が買ったもの、真ん中は義母がいつも買う品だ。
義父は「三級品は危険だぞ」
この言葉は少々怖かった。きのこは放射性物質を取り込みやすい植物と聞いている。つい先週も地元新聞に「野生豚にセシウム検出」というニュースが載ったばかりだ。
私はこの安い品が安い理由は形が不揃いであることだと判断しているのだけど。だいたい収入が少なくて家賃も払えない息子の嫁が高い物資ばかり選んでいたらそれも大変なことではないか、お義母さんよ~
いずれにせよ、義両親たちが私のやることなすことにいちいち何か一言いいたがるのは挨拶のようなものだ、と学んでいるのでたいして気にすることもないこの頃だ。
こういう楽観的な気分になるのも、コメントでアドバイスをくださる人たちのおかげさ、ありがとうございます。

義父が口癖のように語る話のひとつ。
20歳代の頃までは外国の慣れない食べ物に挑戦できるけれど、年をとった今ではもう挑戦はしない。
私の日本料理を絶対食べない義両親の言い訳はこれだ。実際、慣れない食事をして具合が悪くなった経験もあるらしいので私は彼らに勧めたりしない。
しかし、義父はときどきこのようにも言う。
ドイツにいるのだからドイツの料理に慣れなければならない。
義母がラプスカウスなど私が絶対食べない料理を作るときなどに義父はこれを言い出す。
おいっ。それは矛盾しているぞ。20歳代以降にこちらに嫁に来た私が毎日どのくらい努力してここの料理を食べているのか全く考えたことがないのか、と言いたい。
特に、ここに来てから3ヶ月は毎日下痢状態だった。誰にも言わなかったけれどね。今じゃあ下痢などしないからやっぱり慣れたのかな。それにしても嫌いなドイツ料理くらい食べない私を大目に見てくれてもいいではないかい、といろいろ言いたいけれど・・・・
義父はただ、言いたいだけなのだろうな。自分の意見を聞かせることで気が済むわけで、私がそれに従おうがそうしまいがあまり関係ないのだろう。
義母は私の嫌いなドイツ料理をよく理解してくれているので、二人で私を攻めるということはない。
良い聞き役の嫁を演じきろう。ときどき傾聴ボランティア状態に嫌気がさして逃げることもあるけど、ま、ご愛嬌。


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日本の完全同居嫁の皆様、毎日ご苦労様です。私もがんばっています・・・同じに日本人でも世代や地域によって食べ物の好みが違うしねぇ、ああ、どこに嫁に行っても同居は大変さ~


サクランボは意外としぶとい

2013年05月30日 | 家屋
これは約二ヶ月前に撮影した庭の様子。

矢印は桜の木。まだ花も葉もなかった。その後、庭の様子を撮影することがなかったのだが・・・・

数日前の朝、義両親が叫んでいた。「桜が倒れた!」
風や雨が強かったわけでもない。「古いからなぁ」と義父は言った。
そうか、その手があったか!古くなって次々と木が倒れてくれれば将来の庭の手入れは楽勝~とかね。
いや、義両親は這ってでも植え替えをするかも・・・・ひぃぃ~
彼らは早速片づけを始めた。
私は洗濯物のアイロンかけを担当していたので、倒壊樹木を片付けるその詳細を撮影することができなかった。

倒れたのは二つに分かれた太い枝の片方だけだった。ということは、今年も残り半分にできるサクランボの中に潜むウジムシ取り作業はある、ということだな。
そのあとは、そのサクランボを具にした餃子作りだろうな。
ああ・・・人生甘くない。今年も甘い餃子を昼食に食べる運命さ。

甘い餃子についての私の記事をご存じない方はこちらをクリック。
 ピローゲン4記事




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桜が倒れた、と聞いた瞬間に今年のピローゲンはないぞ、うれしいっ、と思った私にクリックを。

宝石のようなケーキ

2013年05月26日 | 日本
1年半前に送られてきた東京の友人の写真。80歳のお誕生日。

息子、娘や孫と祝っている。ケーキは手作りでなく購入したものだが、小ささに私は驚いた。
これらを4,5人で分けて食べたのだろうが、一人当たりの分量はほんの僅かではないか!
  
それにしてもきれいで精巧だ。味もあさっりとした日本人向け、いくらでも食べることができるだろう、私。
下は同じく1年半くらい前の我家での誕生日会。親族が7,8人集まったかな。ケーキの一人当たりの量はいつものとおり莫大だった。

手作り、という点で単純に上の友人のケーキと比較してはいけないとは思うのだが、やはり繊細な味わいとか見掛けの美しさは日本に負けるかな。
また、使われている食器のレベルの差が一目瞭然さ~。なんだかんだ言っても、いまだ日本はお金持ち。物資の質に関しては世界一こだわりがある国だと感じる。

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こちらのケーキにもだいぶ慣れたわたしさ・・・でも、ときどきこの友人からの写真を見ると愕然とする。こ、こんな量で満足できるのかっ??あれ??違う?そんな風に思うこと自体がもう、馴染みすぎ???

ゴミは堂々と

2013年05月23日 | 風景
これは銀行のATMコーナーの一部。
日本のように宣伝広告や注意・案内書き、現金持ち帰り用封筒とか、余計なものがなくすっきりしているところは素晴らしい。
・・・・って、そう思えるようになったのは最近のことで、以前は「商売っ気のないダメなやつら」と秘かに考えていた私。
ああ、ずいぶんドイツ化したなぁ。
さて、最高に目立つ○クドナルドの飲料カップ。忘れたものではなく、意図的に置いていったのは明確だ。
こういうところが嫌なんだなー、ドイツ!とか、またまた批判的な思考が頭をぐるぐる。
そのうち私もワザとゴミを目立つところに忘れた振りして捨てるようになると思う、うん!


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夫が日本在住時は「日本がゴミ箱が少ない」と嘆いていたなぁ。「テロ対策だ、仕方がない」と私は説明していたのだが彼は鼻で笑っていたぞ。ここではどこでも捨てていいから必要ないのか、ゴミ箱がないからこうやって何気に捨てるのか~


消防署見学

2013年05月20日 | 風景
消防署の見学日があった。喜び勇んで出かけた私。





こうして消防車両や制服を展示するのは日本でもやっているだろう。
  
さまざまな防護服の解説付きファッションショウ!
  

    

このはしご車のバスケット部分に試乗できる!こうしたサービスは日本にないのでは?

高さ30メートルだそう。

私はこちらのほうを試した。
  檻に10名ほど入れられ上空40メートルへ~

  

高いところが好きな私だが、結構怖かった。早く降ろしてくれ、と思ってしまったもの。

  
こうした道具の公開も面白かった。小さな子供があちこち触りながら質問していて、それに対して職員が答えていた。
  
見学者は車の切断も経験させてもらえるっ

  
潜水作業の実演。このガラス張りの水槽、だんだん水漏れがしてくるのが怖かった。

  
救急救命講習もあった。この犬たちも何か救助をするのかな?レトリバーとかシェパードじゃあないのね。
右のちょっとメタボなやつと目が合っちゃってね、私が動物好きなのを一瞬に察したのか、私に近寄ってきたぞ、怖い顔立ちだけど、かわいいやつだ!

  


救助訓練の様子。ここではっと気づいた。
「掛け声」のようなものを一言も聞かなかった。複数で行う作業などはお互いの合図のために掛け声は必須、と日本での生活では常識に思っていたし、また、日本での消防訓練などでその様子を目の当たりにしてきたものだ。
日本の常識は世界のなんとか、と言われる物事がある。いや、これはやっぱり日本の常識のほうが合っているのでは、と思うのだが、おそらく掛け声などなくてもできる人々もいるのだろう。
「グランブルー」(1988年製作の映画)のなかに日本人が掛け声や号令を好むことをからかっているように感じるシーンがある。おそらく、少なくとも欧州人にはこうした掛け声は奇異に感じるのか??

この映画は素晴らしい。お勧め。


実家付近の消防署見学時に「これはドイツ製の消防車です。運転席が大きくてね、身体に合わないんですよ」と得意げに解説してくれた職員がいたっけ。
その消防車、故障しないでちゃんと働いているかな、とこちらの生活を経験して心配になっている今の私。


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こちらの人々は視覚的に魅せるということに非常に長けていると感じる。消防署見学、日本のそれより魅力的だったもの!


パンツは二日

2013年05月17日 | 近隣の人たち
珍しくレストランで食事。いろいろなブースがあって目の前で料理してくれるシステムが面白いと感じたもので。
撮影許可を求めると「顔は撮らないでね」との条件付でOKをもらった。どうみてもヨーロッパ人に見える女性が作る野菜炒めだ。大量の野菜を高熱でしゃきっと仕上げる、という料理は欧州の伝統にはない比較的新しいものだ。
  
油を敷き、両手いっぱいの野菜を投入。
  
こちらの調理コンロは平らなことがほとんどなので、中華なべはこうした特別な熱源を使うこともあるのだろうな。
一般家庭にはあるのだろうか?

はい、できあがり。おいしかった。が、食後に喉が渇いて仕方がなかった。それさえなければ、このレストランの場所と名前を紹介したかったのに!惜しいっ
やはり、外食は危険、と思ってしまった。

さて、このレストランで一緒に過ごした在独日本人仲間との会話。
彼女が日本に帰省したとき、きょうだいと下着の着用日数について話題になったそう。
日本ではブラジャーを毎日替えて洗濯していたが、ここでは数日着用するということを言ったら驚かれたらしい。
「それは不潔よ」と彼女のお姉さん。「ちゃんと毎日変えなさい」とアドバイスをもらったそうな。
ここの生活で衣類があまり汚れないことを発見するのは簡単である。日本では1日着たブラウスの襟が汚れて洗濯しなくてはならないのが普通だったのに、ここでは何回も着ることができる。
そういう事実を知ってしまった私たち欧州在住日本人女性たちは、同じブラジャーを何日か使うことができるのだ。
また、これは私の個人的な事情なのだが、ドイツの衣類一般が大きすぎてなかなか自分に合うサイズや好みのデザインがないので簡単に購入できない。
洗濯で衣類が傷んでいくという事実を知ったのもここの生活だ。極力洗濯を避け、衣類を長持ちさせて次回の帰省時まで持たせるという過酷な状況の私には、毎日ブラジャーを洗濯するのは危険すぎる行動だ。
私は彼女に言った。
「私なんか、パンツも数日使いますよ」(この場合のパンツは、下着のパンツである)
この一言はドイツ生活経験年数がほぼ私と同じ彼女を仰天させた。
「り、りすさん、それはやばいんじゃあないですかっ?」

昨日は約3週間ぶりの我が家の洗濯日だったが、洗濯されたパンツの数が一番多かったのは私のだ。
同じパンツを2,3日使っても一番洗濯に出す数が多いのは私、ということは他の三人はいったい何日使っているのか考えるだけでも怖ろしい・・・
ちなみに義両親も夫も臭くない。夫など衣類の洗濯頻度は異様に低いが自分の洗濯(シャワー)頻度は異様に高い。肌によくないのでは、と私が心配になるくらいだ。
そういうわけで、パンツを2,3日使ったところであまり害はない、ということで私はこれからも堂々と日本人には不潔と思われる行為をしていこうと思う。
パンツもこちらで数回買ってみたが、サイズを探すのも苦労したし、見つけたところで数回の洗濯でほころびてくる。
日本で買ったものは非常に上質(義母も日本の繊維製品の上質さにいちいち驚いている)なので大切に着用している。大切に着用って、何日も使うことなのかい、って突っ込まれたら困るなぁ・・・
だいぶ慣れたけど、やはり苦労は尽きない外国生活さ。




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汚女まっしぐらな私を応援してくれるのだろうか~うほほほ~

食べ物いろいろ

2013年05月16日 | お菓子
先週いただいたイタリア在住の方からのコメントに「ラザニアパスタは手作りします」とあって驚いたわたしだ。
いつかは真似してみようと決心していたら、訪問した先で手作りうどんをご馳走になった。
  
パスタマシーンを買ったので私に披露したかった様子。でもねぇ、なんだか使いづらそうだった。生地は小麦粉を塩と水で練っただけのもの。くっついているように見えるが(実際くっついているのだが)軽くほぐして沸騰したお湯に入れるとあら不思議、ばらばらになった。
  
どんぶりに茹で上がったうどんをいれ、三種類のおかずを載せてできあがり。

おかずの拡大写真。左から干しイカの煮物(親族が送ってくれたイカだそう)、卵とトマトの炒め物、豆腐の炒め物(激辛)
おいしかった。

  
たっぷりの野菜、小さく切った肉(日本のような薄切りではないが、義母の切り方よりは小さくて私には食べやすい)
  

  


ここの家でも三種類のおかずがならんだ。
材料の種類、野菜の摂取量は義母の料理とは大違いだ。
ここに来たばかりの頃、これらの写真と同じような野菜の炒め物をしようと思って切っていたら義母に「そんなに使うな」と言われて驚いたことがある。
野菜が貴重な北国の生活を在独1年目から認識させられたものだ。

以下は最近通い始めた3ヶ月だけのドイツ語コースでの授業の一部。故郷の食べ物自慢。
  
左はハンガリーの「パンのお供」。バゲットの上に塗られているペーストがおいしかった。
右はルーマニアのチーズケーキ、上の茶色いのもケーキ。どちらも朝食としてよく食べるのだそう。
  
はい、私のおにぎり。おにぎりの上に写りこんでいるのを拡大したのが右。市販のものを買って持ってきていた人もいた。
東欧の人ばかりなので、油っぽいものばかりが並んだ。
私のおにぎりは半分くらいなくなった。食べてくれるとは思えなかったのですりゴマだけしか使っていないシンプルな味。
それでもルーマニア人にはえらく気に入られて「子供たちにも食べさせたい」と三個ばかり持っていった。
あんなに油っぽいものを朝食から食べられるのに、おにぎりを気に入るなんて・・・不思議に思った一瞬。



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いろいろな人の手作り料理を食べ歩いている。ここのレストランよりおいしいのは確かだ。



家具修理

2013年05月13日 | ここの品々
掃除機が鏡台の角にぶつかった。

ああー、割れちゃった・・・
  
日本から持ってきた接着剤。いや、ここにもあるのだろうけれど。いまひとつ信用していない私?


無事に接着。
寝室なのだが、倉庫のようにごちゃごちゃなので小さい写真で申し訳ない。向こうに見えるのは夫の仕事用具。コピー紙の山。
この鏡台も3,40年前の品なのだろうなぁ。義両親たちの寝室にも別のデザインの鏡台があるから、これは彼らのお下がりなのだろう。そろそろ廃棄を、と日本の日本人なら誰しも考えるのだろうが、ここはドイツ。形がある限り使い倒すのだろう。
これからは掃除機を使うときには家具にぶつけないよう細心の注意をしなくては!何もかもが古いものだから簡単に壊れちゃうもの!



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考えてみれば私たち夫婦は結婚してから家具らしい家具を全く買っていないかも。家賃も家具も何も支払わないで生きていく手もあるのだなあ、となんだか感心さえしてしまう・・・・


アジア祭り

2013年05月10日 | アジア事情
アジア祭り、とでも訳せる催し物に行ってきた。すでに二ヶ月近く前のできごとだ。怠惰な私にお許しを~

体育施設で行われた。奥のほうに舞台がある。日本の学校の体育館のような感じ。

テレサ・テンの歌を熱唱。

こういう衣装やダンスも登場。


インドネシア人の民族衣装、インドネシアスナック。
  
右は確かベトナム料理だったと思う。

赤い汁の色がちょっと怖いタイ料理。

これらの溢れんばかりの食べ物の山を見ていたら、ふっとマレーシアにいる感覚になった。夜市、ナイトマーケットの暑さと匂いと喧騒。

左はタイ料理。いまひとつだったかな。やっぱり、現地で食べないと。ここは寒すぎる。

巻き寿司の実演販売もあった。

私が熱心に観察していたら、1バックいただいてしまった。ありがとう!

5ユーロの商品だった。ご馳走様。

レーゲンスブルクにあるタイ料理レストランのスタッフによる巻き寿司の実演販売だった。とてもおいしかったのでここで宣伝。レーゲンスブルクに旅行の際は是非、ご利用を。

最後は来場者も交えて踊りまくっていた様子。
  
私はあまり遅くなると例によって夫がうるさいので22時に帰ってしまった。主催者によると夜中まで盛り上がったらしい。


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会場で使用される共通語がドイツ語、というのが少々似つかわしくないと思われるくらいアジア人に溢れた会場だった。
おそらくアジア人の多くも英語を操るのだろうけれど。フィリピン人とかインドネシア人とか得意なんだろうな。
マレーシアの参加がなかったのが残念。


白アスパラガスを食べた

2013年05月08日 | 食べ物
「今から行っていい~?」
と道中から電話した私。訪問は数日前からちゃんと計画的に、というイメージのドイツだが、
私はこうした突撃押しかけを結構やっている。彼女らも「今どこにいるの?うちに来ない?」と言うのだ。決して無理やりな訪問じゃあないぞぉ。
この日に行ったドイツ人宅ではアスパラガスを茹でていた。
ウチでは食べられないので(義母がアスパラ嫌い)早速いただいた。
「ソースを作りましょうか」と彼女の提案があったが塩を振り掛けるだけにしておいた。
ふむ、おいしい。
醤油も合うかもしれない。
ドイツ生活二度目の白アスパラガス体験だった。


  
アスパラガスとともにスパークリングワインを勧められた。少しだけ試してみたらわたしの体調のせいだろうか、不味く感じたのでこの日はお付き合い程度に本当に少量いただいた。
ゲロしたら困るもんねー。
人気のあるスパークリングワインらしい。また次回にいただこうっと。


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流行をあまり追わない私が人並みのことをやった、という達成感。あはは~

黒ゴマペーストを知らない義母

2013年05月07日 | 食べ物
最近のマイブーム(この言葉はまだ有効?すでに死語?)朝食はこれ。
  
左は黒ゴマペースト、右ははちみつ。ここではゴマペーストを買うには普通のスーパーでなくトルコ食材かアジア食材を扱っている店に行かなくてはならない。はちみつは普通に売られている。写真のは養蜂が趣味の人からもらったもの。あまり甘くないのが特徴・・・
ゴマペーストとはちみつを混ぜる。
この黒ゴマペーストはバサバサ。日本の品はもっとしっとりしていたような気がするがどうだっただろう・・・
おお・・・すでに日本の物事をいろいろ忘れかけている私??

黒パン(ライ麦入りの黒っぽくて酸味の強いパン。慣れるとおいしい)に塗って、いただきます~ この写真はほぼ実物大。
ゴマのバサバサ感はそのままだが、口に入れればおいしいぞ。
義母がこの黒い物質を気味悪く思ったのか私に二度も尋ねた。「それは何だ?」
ここでは黒ゴマの存在が珍しいのだろうな。白ゴマでさえ日常の料理に使うことはない様子だし。
ごま油を使うと義両親、夫まで「何の匂いだ?!」と大騒ぎするし。
おかげで貴重な黒ゴマペーストは私が独り占めで食べることができるぞ、うほほ、なんでも前向きに考えようっと。



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ああ、急にこの商品を試したくなっちゃった。日本のものが正統、と意識の奥にある自分を発見・・・
写真のようにとろりとしているのかな?
それにしても日本の食品は高いよな。150グラム入りのゴマペーストが500円。ここでは250グラム入りが3ユーロ(400円くらい。ユーロ上昇中なので今現在の換算価格)まあ、カロリー摂取量の日独の差で考えると、倍くらい食べるここは半額くらいでないと栄養失調になるかもね。うほほほほほほほっほほ~






ドイツ人を超えたりす

2013年05月05日 | 義母
義両親と買い物に行ったとき、ラザニアを買おうと思ってスーパーで探した。
最初に入った店では1パック500グラム入りパッケージの品が1ユーロ79セントだった。数ヶ月前に同じ量の品を1ユーロの特売で買った私には少々高く感じた。
私が躊躇していると義母が「早くカートに入れなさい!」と急かした。
「ちょっと高いです、隣のスーパーと比較します」と私は答えた。
義両親たちが支払いを済ませている間に、数十メートル離れた隣のスーパーでラザニアを探したら、同じ量のものが1ユーロ19セントだった!私は3個掴むと喜び勇んでレジに向かった。60セントの差は大きいではないか!
義母に報告すると、彼女は驚きの一言を発した。
「それは倹約ではなく、しみったれです」
ええ?そ、それはないでしょう??
夫が日本で暮らしていた頃、やはり隣あったスーパーでよく値段を比較して買い物をした。
そのスーパーは隣と言っても大きな道路で隔たれていて、客は店の二階から歩道橋で隣へ行き来できるようになっていた。
食品売り場は地階と一階で、今回ラザニアを比較したスーパーの距離とは雲泥の差だった。
夫(当時は夫じゃあなかったが)はその距離をものともせず何度も行き来して安いほうを買ったものだ。
私は彼について歩く体力がなく、座って待っていた。ドイツ人の倹約ぶりのその実際を見せ付けられていた気分だった。
こうした記憶があるから、私は間違いなく義母に褒められると思っていたのに!

「ドイツ 倹約 節約」などの語句で検索するとたくさんのサイトやブログが出てくる。
また、書籍でもそのようなタイトルのものが多く出版されている。
実際、ドイツ人と毎日暮らしていて、または周辺の様子を観察していて、特に日本の生活より節約や倹約に優れた能力を発揮していると感じることは少ない。
生活そのものに対する感覚の違いもあるだろうが、ムダかなと思われるやり方も多い。
たとえば過剰な暖房。
ウチでは灯油暖房と更に薪暖房を併用している。薪は親族からのもらい物だからタダなのだけれど、薪作りにかかる労力などを考えると明らかにムダだし、環境を考えてもあまりよいものとは思えない。
深夜には暖房は止まるシステムになっているのだが、トイレや浴室は24時間、しかも夏季も暖房しっぱなしである。
水周りが凍りつかないように(古い時代の家屋はおそらく水周りが凍ったと思う)という意味もあるのだろうが、それにしてもやりすぎではないか、と私は感じたものだ(次第に感覚が麻痺してくる・・・)
また、明らかに暖房過剰の家もあるらしく、物を届けに行った先の家の人たちが真冬に半袖シャツで過ごしているのを見たときは以前読んだ書籍の知識と同じであることを確認した気分だった。
公共施設では誰もいない大きなホールや室内もガンガンに暖房しているところがたくさんある。この部屋はしばらく絶対誰も使わない、と判断してスイッチを切ったこともある私だ。もちろん、トイレはどこも暖かい!数分しか用がないトイレをずっと暖房し続けるのはムダではないか、と思っていた私。(古い話だが大屋政子が「トイレを暖房できない日本は遅れている」と発言したのを私はびっくりした思い出がある。現在、山形の豪雪地帯ではトイレに入ると自動的にスイッチが入って強烈な温風で室内を暖めるらしい。待機電力が必要だがずっと暖房しっぱなしより効率がいいと思う)

道端にパンが捨てられているのは普通にみる事ができる。半分くらい食べて、お腹がいっぱいになってしまったのだろうか、そういったものが結構捨てられている。ちゃんとゴミ箱に捨てればいいものを道端にあるのが情けない。
街中ならある程度仕方がないが、農道で見つけたときはわけわからなかった。
パンを平気で捨てるようなことをする人々を(たとえ子供であっても、たぶん子供たちだろう)倹約好きと言いたくない私。

「全部食べることができますか」と昼食に訪れたダンナの友達のドイツ人に尋ねた友人。
「大丈夫だ」と答えた彼はじゃがいも団子にほとんど手をつけずに残したのだそう。激怒した友人(中国人)は「今後一切彼を私の食卓に招かない」と言っていた。
この例なども倹約とはちょっと遠い現在のドイツ人をよくあらわしているように思うのだが、どうだろう。

あちこちに古着回収の大型ポストがある。来た頃は他のたいていの人と同様に私も感心したが次第に嫌気がさしてきた。
無造作にそのポストに突っ込む人々の様子を何度も見かけるうちに、だ。
H&Mのような数回着用して捨てるようなレベルの商品がここでも人気がある。それらの商品があのポストに入れられているのだなあ、と思う。
慎重に選んで大事に着用、って観念はすでにドイツにはないものと思われる。おしゃれな義母もその点では私と同意見だ。「現在はモード、というものは有りません」義母の言葉。

さて、ラザニアの話に戻る。
夫も私もラザニア初心者で、ラザニアパスタそのものの味についてまでまだ深い追求はない。料理する私も試行錯誤の段階だから安いもので何度も作ってみたい。だったら安い商品で充分ではないか、と思う。
しみったれなんかでなく、ちゃんと考えた妥当な買い物だと自負しているぞ。
いや、しかし、生粋ドイツ人に「倹約を超えたしみったれ」と認定された私、現在のドイツ人より倹約が上手いことを自慢することにしようか!!



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日本は個人が浪費家なのではなく売り手の消費のさせ方が非常に上手、と表現したい。それに乗せられずに過ごすことができるたら素晴らしいのだけど。








テンペ食いすぎで具合悪くなる

2013年05月03日 | アジア事情

私にテンペをご馳走する、ということでインドネシア人が嬉々として料理してくれた。
  
薄く切って油で少々焦げ付くまで加熱するだけ。

人生初テンペ体験。おいしい

軽く塩を振っただけでもおいしいが、サテソースを塗ると別の味わいでそれもおいしい。
米飯と一緒に食べれば最高だ

おいしいので何も考えずに腹がくちくなるまで食べてしまった私。
その日の夜、具合が悪くなった。
吐きたいのに吐けない、って感じが3、4時間続いて苦しかった。
不味いものを食べても、おいしいものを食べても具合が悪くなるなんてぇ
マレーシア在住の友人に報告したら「テンペの食べすぎは良くないですね」と・・・
先に知っておけばよかった!作ってくれた友人は私の食いっぷりに喜んでいたのだけれど。

テンペを調べると「現在は多くの先進国で入手できる」などとの記載があったが、ここ田舎街にはまだ普及していない。
数店舗あるアジア食材店ではときどき入荷するようだが、その日は奪い合いになるらしい。
私が再びテンペ食いすぎで具合悪くなる可能性は、入手の難しさであまりないかな、うほほほほほほ~



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でも次回は炊きたてご飯と一緒に食べたいテンペ。ああ、おいしいもの食べられるなら少々具合悪くなってもいいわ~



主食はケーキ

2013年05月01日 | お菓子
先日の日曜日に義両親は親族の子供の堅信礼に出かけていた。堅信礼とは「楡の小道で」2013年4月24日記事
戻ってきた義母が手にしたアルミフォイルの包みをいち早く見つけた私。いや、狙っていたわけではないのだけれど。
  
中身はケーキ・・・ふむ・・・・「りすのために持ち帰ってきたのよ、食べなさい」
茶色と白のシマシマのは「地球の歩き方 ドイツ」で解説されているドイツで一番人気の「黒い森のさくらんぼケーキ」ということで、まだ食べたことがなかった私は早速試してみた。
まあまあ、かな。上のチーズケーキはもっとよかった。

日曜日はいつも義母自身がケーキを焼くはずなのに、自分がいないものだから私に命じていた、「焼きなさい」と。
唯一私が一人でできる「りんごケーキ」を焼いた。このケーキが好物の夫は「甘すぎる」、義母は「振りかけたシナモンがこげている」だの言うのですっかり気落ちした私。


これはその数日前の昼食。パンケーキにチーズをはさんで更にオーブンで焼いたもの。そんなごちゃごちゃしたことをすると油分を大量に使うので一枚だけで腹がえらく膨らんでしまう。
デザートではなく、メインディッシュ。不味くはないけれど、そして満腹感があるのだけど、食べた気がしないのが難点。
昔、ケーキバイキングに行くために食事を抜いてできるだけ多く食べようとしたことが二度ほどある。
二回とも腹はくちくなったが食べた気がしない、という後味の悪さでケーキバイキングにはあれから行くことがない。
今日もパンケーキだった。日本で言うクレープ状に薄く焼いたものだ。ジャムやシナモンシュガーを添えて食べるのだ。生地にも砂糖が入っていて甘い。
私がジャム無しで食べると「ジャムを添えなさい!味がしないではないですか!」と義母が叫ぶ。
やっぱりドイツ人は味覚が発達していないのだな、いや、人種の問題でなく加齢で味覚が弱ってきているのかも・・・とぼんやりと考えながら無理やり飲み下してその場から逃げ出すことに神経を集中した。

ウチの食生活はケーキが主食といっても大げさではない。
ちゃんと食事をしていない、と私の脳が反応しているので、困ったものだ。

追記。
ジャムパンケーキが昼食だった今日、義母は午後からケーキを焼いた。
さっき、声をかけられた。「なぜ食べないのか?」
も、もう無理です、お義母さ~ん
  

ついでに載せちゃえ、義母の新作、
  
スパイスケーキ。


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真剣に糖分取りすぎを危惧しなくてはならないこの頃。大丈夫かい、わたし・・・