怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

義父のご機嫌直し

2013年12月31日 | ひとびと

クリスマスから昨日までにかけて、ここのこの時期としては非常に天気がよく、気温の高い日々が続いた。
写真はウチの集落。これだけ見ているとまるで春のようだ。
りす部屋の室温。
暖房無しで25度。日差しが入ると快適なりす部屋。いや、湿度が30パーセントだぞ、クリームを塗ろう!

大晦日の今日は再びドイツらしいどんよりとした冬の日。
憂鬱なのに、義父が憂鬱なテーマを持ち出してきた。例の首相の参拝問題だ。
義父は何の悪気もなしに話しているのかもしれないが、彼の口調は明らかに「お前の国は劣等である」と言いたげに感じる。
これまでのここの生活経験で、義父以外のドイツ人が日本の戦時中のやり方とその後の処理についてそれを問題視する発言を私にする人はいなかった。
義父は20歳まで東欧で普通に育ったドイツ人だ。学校教育などで育てられる第二次世界大戦に対する感覚はドイツのドイツ人と大きく違うのだろう。これを考慮して、私は平静を装い、彼が満足いくまでしゃべらせる。その間、義母は私のこと(いや、日本の状況)をかばう発言をするのだ。例えば「それは上から言われて仕方なくやったことだ」「戦争で死んだ一般人を国が弔う意味がある」とか、ね。義母のこうした発言だって、認められにくいものなのだろうが、少なくとも心情的には日本の立場を理解できるのだ、と妙に嬉しくなる。
急に天気が悪くなって、義父の機嫌も悪くなったのだろうか。
「ちょいと、りすをいじめてみようか」
と思ってテレビや新聞で報道されているヨメの国をテーマにしたのかな。
「はい、私の母国は悪い国です」とでも言えば彼の機嫌を治すことができるのだろうか。
居候状態で私が懐かない(夫もそうだ、両親とはほとんど口を利かないまるで反抗期のティーンエイジャー状態)からかな。「家賃払え、悪い日本人!」と言ってくれたほうがわかりやすいぞっ


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こうした義父の攻撃にどのように対応したら良いのか教えて欲しい。中国人や韓国人にいろいろ言われるより難しい。(ここの中国人に言われたことはないけど)あ、家賃のことじゃなくてね



ゴミとともに年越し

2013年12月30日 | いろいろ
おととい、今年最後のゴミ回収だったのだが義母は出すのを忘れてた。

ウチの周辺はプラスチックゴミ、新聞紙などの紙ごみ、その他のゴミと三種類に分かれていてそれぞれ2週間から4週間に一度回収に来る。
実家では一週間に3度もゴミ回収があったことを考えると雲泥の差だ。
もっとも、ここも住宅密集地域だと一週間に一度の頻度になるので、人間が多く集まって住んでいるところは頻繁な回収が必要になるのだろう。

義母が忘れたのは「その他のゴミ」だ。
これは私にとって重要だ。なぜなら私が一番このゴミを生産するから。
ここに来て一年目、義父に言われた。「お前はトイレットペーパーを使いすぎる」どうも、肥溜めの手入れをするらしく、異様に増えたトイレットペーパーは私のものだとすぐにわかったらしい。
ウチは下水道設備がないのかい?とひどく驚いた。(後から義両親たちに下水道料金のシステムについて聞かされたので一応、あるらしい)
そういうわけで私はトイレットペーパーの消費量を減らさなくてはならなくなったのだ。周辺聞き込み情報によると、ドイツ人の排泄時に使うトイレットペーパーの量は日本人のそれの数分の一のようだ。
夫には「ミシン目1枚にしろ」と言われたこともある。
こればかりはドイツ化するのは非常に難しく感じた私、使用後トイレットペーパーは浴室備え付けゴミ箱に捨てることにした。
トイレットペーパーを水洗トイレに流してはいけない国や地域は多くあり、私もそういった国に住んだ経験があるので全く抵抗はない。
が、とにかく私の生産する使用済みトイレットペーパーは多く、写真のようなほぼ満タン回収バケツにはもう、入れることができない。
次の回収日は二週間後・・・お義母さんよ、どうしてくれる??

家事をコントロールするのは義母、彼女に口を出してはいけない、と思っていた。だが、来年からは私のスケジュール表にしっかりゴミ回収日を記入して積極的にゴミ回収日にゴミバケツを回収所(家の前の公道なのだが)に持っていこう!

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ああ、それにしても今ある、そしてこれから溜まるトイレットペーパーゴミをどうしよう~。浴槽に積み上げておくことにしようか、二週間・・・ひえぇぇぇ~
ちなみにゴミ回収料金、ウチは年間約三万円。これだけ支払っても忘れたら浴槽保存の刑に処せられるのだぞー。

意外なところに日本人

2013年12月29日 | 物品
姪のP子ちゃんへプレゼントを選んだ。これはパッケージが気に入った。値段も。確か、5ユーロだったか
  
似ていないけれどP子ちゃんと同じ金髪。東洋人らしき男性の写真があるのでよく見ると・・・

あれー、日本人!
スタイリスト、という私の興味とはほとんど縁のない分野の日本人だが、ドイツの田舎町で見つけてしまうと勝手に親近感を感じてしまう。
また、漢字でのサインも好感を持ってしまう。
P子ちゃんにも日本人を知ってもらえる都合のいい品を見つけて大満足の私。
ニューヨークなのかパリなのか、どこか名の知れた大都市を本拠地に世界を飛び回っているのだろうな。吉田さんのますますの発展と活躍を期待しよう~頑張れ世界の日本人~


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ここの香水類は低価格の品でも気に入ることが多い。数少ないドイツ生活のいいところの一つ。

チーズをとろけさせたい

2013年12月28日 | おいしいもの
私がオーブントースターを手に入れることは不可能である。そう決まった。10月のこのような記事を書いた。「夢のオーブントースター」結局クリスマスプレゼントにもならなかった。

思いついて実験してみた。

食パンを入れる。丸パン焼き用の台をセットする。


台の上にハムを置き、その上にチーズを載せる。スイッチオン!
ハムもチーズも程よい感じに温まるのだ。

焼きあったトーストにその温まったハムとチーズをはさんでできあがり~

うほほー、オーブントースターが無くても何とかなるかなぁ。
ただし、義母が見ていないところでやらないとね。また、ハムがトースターの上に落ちたしても大変だからよく注意していないとね。チーズだととろけてこびりついて更に大変だろうな。義母に見つかったら「りす、これはパンしか焼けないのですよ」とトースターの使い方を延々と講義しそうだな。
テレビを観ている義母が台所に来ない間にさっさと焼くのがコツだ。おいしいものを食べるためには努力努力


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焼きあがってトーストが跳ね上がった勢いでハムチーズを乗せている台が落ち、ハムが熱いトースターの上部でジュウジュウと音をさせていた。おっと、危ない、危ない。
トースターが壊れたら早速わたしのせいになるだろうからな、今のところ私しか使っていないしぃ



苦行の日々にも発見

2013年12月27日 | ここの生活
25日に義姉と子どもたちが来た。例年通り普段より更に重たい昼食を終えた後、クリスマスツリーの周りに置かれているプレゼントを開ける儀式が執行されたぞ。夢中になっている子どもたちと義姉。

はっと気づいた私。三人ともなんと、正座をしているではないか?しかもかなりきちんと。
夏にドイツ語コースの仲間たちとモスクを見学に行ったときも、トルコ人、ロシア人たちが正座を何気にしていることにびっくりした私だ。
正座はヒトが直接床に座る方法として自然なものなのかもしれない。

翌日26日は友人の提案で、彼女の家に泊まりに来る親族に寿司をご馳走することになった。

すでに2,3日間をドイツ料理で腹を膨らませていた彼らだ。寿司を食べさせたのは絶妙なタイミングだった。
「りすさん、レストランをやるか、寿司講習で儲けなさい!」と絶賛の嵐~
どの家庭もクリスマスは食って食ってプレゼントを交換し、食事と食事の合間はおしゃべりで過ごすのが普通なんだなぁ。
こちらに来てから初めて他人の家庭のクリスマスを観察させてもらって、納得した私。

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我家では「クリスマス2日目」祝日の26日に前日までの残り物を食べることとなっている。これがまた苦行の最も苦しいところで、今年は外出することができて本当にラッキーだった。
義母は私がいなくて不満だったかもしれないけれどね、うほほほほ~



ケシの実シュトレン

2013年12月24日 | ひとびと
24日午前、義母は二種目のシュトレンを作った。
  
包装に印刷されているケシの花は夏場にここの道端で見ることができる。中身はすりゴマ状態のケシの実。
  
卵、砂糖、油脂などと混ぜる。右はフリーペーパーに載っていたレシピ。今年はこれを使ったみたい。
  
イーストが入っている生地を伸ばしてその上にどろどろになったケシの実を伸ばす。
上と下の両側から折りたたんでいく。
  

  
かなり長くなってしまったので斜めに天板に置いた。180度で約1時間焼く。右は焼き上がり~
  
荒熱を取ってから切る。右の写真、右のは先週焼いたドライフルーツ・ナッツ入りシュトレン。粉砂糖を振り掛ける、薄くね。地域によってはブ厚くするのがよろしいようで聞くだけで怖ろしい~
このお菓子と、ソーセージ、ポテトサラダがクリスマスの定番食卓のウチ。今夜だっ。
甘いもの、塩辛いもの、酸っぱいものがそろうところに意味があるらしいのだが、なんとも奇妙な組み合わせ。
まあ、もう、慣れたけれどね。塩辛すぎるソーセージ、べちょべちょのポテトサラダ、それらと一緒にお菓子を食べる・・・何でも食べ続ければ旨く感じるようになるものさ、ああ、うれしいなー


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今年は何度か頂き物で市販のシュトレンを食べる経験をさせてもらった。やはり手作りのものの方がおいしいことを発見した。ウチの食卓に手作りのシュトレンが上ることを幸運だと思わなくてはならない。もうすこし、三割ほど砂糖を減らしてもらえるとありがたいのだけれどなぁ~、まあ、がたがた言わずに食うか、後数時間後





クリスマスツリー調達

2013年12月23日 | 文化
23日。12月とは思えないほど暖かいクリスマスイブ前日。
義母たちはクリスマスツリーを調達しに親族宅を訪問した。
ううう。
業者が路上などで売っているそれらと比較するとかなり貧弱な品々ばかり。
んん。

 
三本ほど良さそうなものを並べて比較してみた。「りす、どれがいいと思う?」私は真ん中のが良かったのだが、義母は右のを選んだ。長いので下1メートルほどを切った。いつも私に何が良いかどれにするか尋ねるのだが最終的には自分の思うとおりにする義母だぞっ

持参したビニールシートに包んで車に乗せた。

スタンドに立てると、あらまあ、外ではみすぼらしかった印象の同じ品がえらく立派に見える。
うーん、クリスマスツリー選びも義両親たちには敵わないな。
明日、24日に飾り付ける。

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ナマツリーに飾りをつけるのって、葉が手を刺して痛いのよね。義母は素手でちゃっちゃと仕事するけれど、私は手袋姿だ。いや、もう何年もやっているし、ここの生活で皮膚も鈍感になっているかもしれないぞ、うほほ、明日が楽しみだ~く、く、くぅ~


丁寧さとは無縁

2013年12月22日 | ひとびと
昨日の朝に配達された新聞。
破れて届いている。
日本だったら早速電話して交換してもらうだろう。ここでは義両親たちを観察している限りそんなことはしないで「泣き寝入り」。
ここに住み始めてからこんな状態で届いたのは初めてなので、めったに起こることではないのだろう。そうそう、配達が無かったことは二回くらいあったな。そのときも義両親たちは諦めていた。
日本のように雨が降ればビニール袋に包装されて届けられることなどはもちろん無い。新聞受けが完全な箱状態になっていない我家では濡れた新聞を丁寧に乾かして読むのだ。ま、エコいけれどね。日本の包装過剰は当の日本人たちも違うと感じているのだろうけれど、きれいな状態の新聞を大雨の日でも読めるのは凄いサービスだ!

  
しかし、ひどい破れ方だ。
配達前からこうだったのだろうか?新聞受けに入れる前に配達人は気づかなかったのだろうか。気づいたところで他の新聞に替える、という配慮などする気もないのだろうな。
ここの人々の仕事の荒っぽさは日本を知る人にとってかなりの苦痛だ。

この日の午後、台所の食卓テーブルのテーブルクロスを洗濯するために剥いでいた義母が言った。
「親族の一人に家具職人がいてね、彼は自分が作った自宅のテーブルを毎日のようにチェックして新しい傷を見つけると『誰がここに傷をつけた!?』って怒っていたんですって」
私が子供の頃に読んだドイツ事情のイメージそのままの話だ。その親族はすでに80歳を超えて引退、昔の「きちんとした仕事をするドイツ」は彼を最後に消えていくのだろうな、などと思ってしまった。
街中で、ふと気づくと周囲にはドイツ語以外の外国語を話す人たちばかりという状況が普通にあるここの生活だ。彼らは観光客ではなく居住者だ。ドイツらしさが消えていくのは国が繁栄していく政策のために仕方がないことなのだろう。いや、外国人のせいにするのは違うかな。もともとドイツは日本と比較すると細かさや丁寧さが無いのかもしれない。


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注射器のキャップを取った状態で、机の上に針をテーブルに接触させて置いたり、商品を発注するのが面倒なのでまとめ買いをする客をとがめたり、壊れた硬貨をわざとつり銭で渡したり、日本へ発送した小包が2日後にここに戻ってきたので苦情を言いに行くと職員が「あなたのせいだ」と逆上したり、いろいろ経験して強くなっていくドイツ在住日本人さー。



みんな本を出したい

2013年12月21日 | 交友関係
カールスルーエ在住の台湾人女性が自分のブログを書籍にして出版したそう。

「徳国」というのは中国語で独逸だ。「夢想」とあるから少なくともドイツ生活の良い面をテーマにした内容だと想像できるし、実際、著者のチアユーさんも「台湾よりドイツのほうがいいわ」とここの暮らしに満足している様子なので私は少なからず驚いた。
台湾のように高度に発展している国から来る人たちがこちらの生活が母国よりいいなんて・・・気候だってここよりずっと過ごしやすいし、年中豊富な国産食品を安く手に入れることができるのって、ヒトという生物にとって商工業の発展と同様に重要な要素だと思う私。

これは裏表紙。
立派な装丁で、彼女が撮影したたくさんのカラー写真が使われている。台湾で約8ユーロで売られているそうで思わず「安い!」と言ってしまったが台湾の物価水準ではこういった豪華な書籍もその程度の値段で売ることができるらしい。(為替の変動もあるからどちらの国の物価が高いとか安いとか安易に決定できないのだが)

下は著者の了解を得て掲載。表紙をめくったところの著者紹介。

母国ではジャーナリストだった。ここでも細々とその仕事で収入を得ている様子だ。この本、台湾で一時期ベストセラーになっていたそうだ。(おほ~、印税ゲットぉ~
林家羽(リン チアユー)さんのこの本の元となっているブログはこちら日耳曼幸福生活哲学
しかし、ここのところ私の知人友人の間で出版ブームだ。
ロルちゃん ②山田恭路さん ③フランス在住林莉菁(リン リーチン)さん
 ④そういうえば義姉も小説を書いたな。書籍にしたがっていたけれどあれからどうなったのかな~ 

ところで彼女はインゴルシュタットに歌いに来た。
 
アジア各国出身者(主にドイツ男の配偶者となっている女性たち)によるパーティ。

楽しくドイツ生活を送っている様子のチアユーさん、うらやましいぞ~


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在住外国人で、ドイツの生活が好き、と言いきれる人は幸せだろうなぁ。
便利さ、正確さ、丁寧さなど他の国に追従を許さない優れた面を持つ日本生活を知る人たち(私の夫など、日本生活を知るドイツ人を含め)には辛い思いをすることしばしばなんだ、ってチアユーさんに言ってみたくもある。




真冬の冷やし中華

2013年12月20日 | おいしいもの
義両親たちと一緒に外出する予定だったのが車の座席の都合上、わたしは留守番することになった。
予定外に得た日中約八時間を一人で家の中で過ごせる贅沢、嬉しいものだ。
早速、前から気になっていたフリースジャケット数枚の洗濯を済ませた。さて、昼飯はどうしよう。
冷やし中華を作った。
麺はもちろんスパゲティで代用、薄焼きじゃあない玉子焼きのぶつ切り、口の中に入れにくい大きさのきゅうり、それでも激ウマ、冬の冷やし中華はドイツで最高だ~

そういえばこのナトロンという製品でスパゲティを茹でると中華麺風に茹で上がるというネット記事で読んだり在独日本人仲間から聞いているが、本当にそうなのだろうか。
茹で上げてしまった後にこの写真の品を義母の「焼き菓子材料コーナー」に発見してしまった。ああ~、実験できなくて残念~

義両親たちは孫たちの学校行事に出かけたのだ。

教会で合唱ををそれぞれの学年ごとに発表したらしい。その教会は自宅から車でないと行きづらいところにあるらしく、孫と母親、祖父母とその他数名を乗せると、私の場所がなくなった。
午後7時過ぎごろ甥のM雄君から電話が来た。背後で義両親と義姉が大声でしゃべりまくっているのが聴こえたぞ。「りす、ボクはKiyoshi konoyoruを歌ったんだ」彼の話すことが少々理解不のだった私、帰宅後の義両親が見せてくれたこのプログラムを見て納得。

日本語で「きよしこの夜」を歌ったらしい。そりゃあ、私に来てもらいたかっただろうな~
彼は私の巻き寿司も期待していたらしい。
私は一人で自宅で自由に過ごせる貴重な一日だったけれど、M雄君には残念だったな、まあ、人生こんなこともあるのだぞー。

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行ったら行ったでブログ記事になったし、行かなくて楽しく過ごしたこともブログ記事になる。
人生みんなブログ記事、楽しく生きたほうが勝ち、だろうな。


ベトナム土産と日本土産

2013年12月17日 | 交友関係
親しくしている近所のベトナム人がベトナムに帰省してきた。
 
彼女は子供の頃、例の戦争を経験している不幸な世代だ。この旅行で母国が発展しているのを見てえらく感激して戻ってきた様子。
これは仏教のシンボルなのだろうがちょっとぎょっとするドイツ生活。

彼女からもらったお土産。
プラスチック製、それぞれの玉に「佛」と印刷されたブレスレット。
これを日本でもらったら全然ありがたくないのだが、なぜだかここでもらうと貴重品に見える。
緑色をしているのは翡翠の色を真似ているのだろうな、佛・佛・佛・佛・佛・・・・信仰はないけれど、なんだか守ってもらえそうだぞ~
日本在住時はアクセサリー類に全然興味を持つことができなかったのだが、今は結構好きな私。

これは日本の日本人友人から昨日届いた品。
リスブローチ。なんだかあまり可愛くないぞ、と思って裏返すと・・・

きゃー、やっぱりドイツ製!
週末に行きまくったクリスマス市にもたくさんのリス品があり、どれか一つ記念に買おうと思ったのだがどうにもこうにもかわいらしさが無いものばかりで結局諦めたのだ。
その次の日にこれが届くなんて、わたしはこの可愛くないリス物資を所有する運命なのだろうな。
かわいくないが、大事に使わせてもらうことにするっ


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私が身につけているこうした小物をちゃんと見ている人もいて、今日はドイツ語コースの仲間に指輪を褒められた。そうか、ちゃんと見られているのだな、佛佛ブレスレットも怖かわいいリスブローチも見せつけてやろう~



二番煎じ待降節らしい記事

2013年12月16日 | 風景
今年はクリスマス市へ連続三日間行き続けた。
まず、手始めに地元、インゴルシュタット。
  
あれ?閑散~。平日の日中はこんなものかな、あはは~
私はグリューワインを外で飲まない、大変なことになるから~
同行した友人たちは毛皮製品を格安で手に入れてご満悦の様子だった。小さい街のクリスマス市のいいところは「価格が安い」ことだ、と発見した我々。「来年も来るぞ」と本場ニュルンベルクから来た彼女の発言っ


さて、次の日はその本場(人気のある、と表現した方が適切か)ニュルンベルクのクリスマス市。
  
週末のせいか、いつもこうなのか日中から大盛況。
  
吹奏楽演奏は必ずあるのだが、大変だよなぁ、寒いだろうな、指が動かないだろうなぁ。
これは甘ったるいノンアルコール飲料。
2時間もうろつくと、寒くて歩いていられなくなるのだ。ほとんどの人々はアルコールを注入して体温を保持する様子だったけれど!

そして昨日日曜日、ウチから車で20分程度の隣町に行ってきた。
  
簡素で趣のあるクリスマス市だった。
  
錫を目の前で加工して販売していたお兄さん。かなり魅力的な品々だった。

  
市庁舎やお城など屋内も会場にしていたこのクリスマス市はゆっくり見学して歩くことができた。寒くないもんね。
これは屋外。
ハムとチーズを巻き込んだ焼きたてのパンを三人の私たちのために三等分してくれた。ちょっとづつ食べるのって、おいしいのよね。3ユーロ、一人1ユーロなり。

  
その後にはでっかい渦巻きソーセージをはさんだサンドイッチを一人一つづつ平らげ、グリューワインで締めくくった。(しつこいが、私は甘い代用飲料で我慢、我慢っ、自宅以外で飲むと倒れるからねぇ)

連続クリスマス市訪問で消耗しきった私。ううー。まだ家ではクッキーを作ったりクリスマスツリーを飾ったり、そうだ、プレゼントを買いに行くとか、いろいろ仕事が残っているぞ。体力温存に心がけることにする私。
寒いとそれだけで体力使うもんね、寒い地域にお住まいの方々、お気をつけてお過ごしを!


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ぜいたくな三日間だったな、またせっせと働こう、とも思ったぞ。え。だらだら過ごしているくせにって??うっほー



待降節らしい記事

2013年12月11日 | ここの生活
ブログ仲間のポン子さんから「嫌がらせプレゼント」が届いた。

私が住んでいる周辺で売られているシュトーレン、レシピの写真のシュトーレンとかなり見た目が違う。頑丈そうだ。
恐る恐る食べてみて、更にびっくり、白く見える砂糖の層、じゃりじゃりだった。粉砂糖を使うのではないのかい?
日頃凄まじい食生活をしている私から見れば、たまに訪問する彼女のポンポコ村の食べ物はたまのお楽しみにさえなるのでは、と思っていたが、そうじゃあない様子をはっきり想像できた。
ごめんよ~、誤解していたぞ、ポン子さん

シュトーレンを初めとする数々のお菓子を焼く待降節真っ最中。ウチはまだシュトーレンを焼いていないが、ポン子さんからの品が届いたこの日はクッキーとレープクーヘンを焼いた。
 

 

 

 



朝九時作業開始、30分の食事休憩の後すぐにまた作業に入り、一分の休息も無く(義母は途中一度トイレ、私は14時頃に半時間ほど気を失った)18時までクッキー焼きが続いた。
毎年のことだが義母はこの作業中にだんだんと憑かれたようになっていくのも怖ろしい。私が何か話しかけても聴こえなくなる。クリスマスという年末行事に酔い狂う欧州人。
詰められた入れ物の数がいつもよりまだ少ないのでもう一日クッキー焼きの日があることは確実だ。
シュトーレンは24日直前に焼く。
様々なパーティや行事への出席、クリスマスマーケットに一緒に行こう、などの招きも多い12月だ。
体力の限界に挑む待降節。

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クリスマス当日の食事も憂鬱だ。大量に作ったクッキーを指差して「食え食え」と義母に言われるのも憂鬱だ。
ああ、姪や甥へのプレゼントは何にしよう・・・面倒くさい待降節。





顔面ピアスNGじゃない平和な国

2013年12月10日 | おいしいもの
バスの窓に貼られてあった求人広告。運転手を募集している。

パートタイム、所得税のかからない月収400ユーロベース、で募集しているらしい。私は普通自動車のみだからだめだな、などと考えながら眺めていたら・・・

このモデルのおじさんめいたお兄さんの眉辺りにできものがあることに気づいた。
おいおーい。
プールに泳ぎに行くと入れ墨をした人を普通に観察できるここの環境だ。顔ピアスぐらいでは驚かない私だが、求人広告にこのレベルって、大丈夫なのかしら、と思ってしまう。好景気で人員確保に苦労しているのかな。
人は見かけではない、あなたも働ける、などと言いたいのかしら。うーん、ドイツ、奥が深い。


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私が年を重ねて保守的な考えになって来ているせいなのかな、気になって仕方がないのは。

義母好みの食器は中古

2013年12月09日 | 義母
「今日は皿を買う」と義母が鼻息を荒くしていたので何事かと思った。
シミや傷だらけの古い皿がいっぱいあるじゃあないか?
先月、彼女のお気に入りの一番シミだらけの皿が割れた。私は秘かにほくそ笑んでいたのだが義母はショックだった様子。
まず、食器や雑貨まで揃っている家具屋に見に行ったが彼女のお気に入りは無かった。「カリタスに行きましょう」
カリタスとはいろいろな事業をやっている一言で言えば福祉団体のようなものなのだが、そこでは寄付で集められた使い古し家財道具が格安で売られているのだ。

そこで義母が見つけた皿。割れたお気に入りとそっくりのもあった。金色で縁取られているのがいいらしい。
電子レンジを使う、という発想がない義母らしい好み。

この皿、一枚30セント(約50円)。
嬉しそうにしている義母の脇で私は不安になった。「ウチは困窮しているのだろうか」と。

心配している私のことなど全然察しない様子の義母は私に尋ねた。
「りすへのクリスマスプレゼントは何がいいかしら?」
答えるのに窮するのは当然だ。タイミング悪すぎじゃあないかい?
「うー。」私たちのアパート、いや、敷地内の小屋でもいい、いや、二階に私専用台所でも妥協しよう・・・などとはとても言えない。
「うー。」とだけしか言えなかった私。「カリタスの中古マグカップ」とでも言えば喜ばれたか?


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他人が使ったものを嫌がるドイツ人もたくさんいる。代表的な例は夫だっ!
彼にはこれらの皿が中古品だと知られないよう黙っているのは必須。「地下室の奥から出してきたのよー」と言えば済むことだ。
本当のことを言えば彼は早速新しい「マイ皿」を手にして「私の食器は必ずこれを使ってください」と面倒なことになるから気をつけなくては。お義母さんも気をつけてね~