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去年の帰省時、高校の頃の仲間にどんな料理を食べたいか尋ねられ「西洋料理」と答えた私。
脂ぎってしょっぱいものが多い本場西洋より、日本の西洋料理の方がおいしいと思ったからだ。
彼女らが調べた人気があるというイタリア料理店に行った。
料理も食器もお店の人もみんな上質に感じる。そうそう、無料の水が出てくるところも素晴らしい。
感動しながら食べ進めるうちに、このカツレツに戸惑った。これを選んだのは、単純に義母やここの外食で食べられるものと比較できるからと思ったからなのだ。
予想は塩気全くなし、と思っていたのに、なんと、しょっぱい。
もしかして、料理人が塩加減を間違えたのかしら。いや、ソースを添えない欧州風で、多くの客が塩を振るので調理する段階で塩気を強くしたのかしら。謎だ。
今年の帰省時にもう一度ここに行って確かめてみたい。もし、また塩辛かったら、どうしてこの味なのか尋ねてみたい。
カツレツショックはあったけれど、それを除けばおいしかった。
デザート。
わー、小さいケーキ、と思ったけれど、食べ終えたらちょうどいい具合に満腹。やっぱり、私は日本人と感心する瞬間だったぞ。
これは別の友人と東京でお好み焼きを食べたときのもの。確か、ここはお好み焼きのソースが置かれていなかった記憶が・・・
仕上がったものが温められた鉄板に載せられ、それにすでにソースがかかっていた。
デザートは食パンにチョコレートクリームを塗って巻いてバターで焼いたもの、アイスクリーム添え。
お好み焼きソースがなかったのは今から思えば驚異だ。何だろう?
さて、帰省時の新聞記事に、日本人の一日の塩分摂取量を尿に含まれるナトリウム量から導き出したデータが載っていた。「推計される一日の摂取量は全体で12.9グラム、男性14.0グラム、女性11.8グラムだった」「とりすぎなので、減塩して欲しい」とまとめられていた。
日本人は塩分摂取過剰と昔から言われているが、ここ欧州に暮してしばらくはこちらの食事が塩辛く感じて困ったものだった。それをテーマにして何度かブログ記事にしている。
塩分摂取 ←
その代表記事を選出
以前は統計の取り方がおかしいと予想したのだが、尿から調べたとなると、もしかして陰謀じゃあなくて本当に摂取しすぎなのだろうなぁ。
カツレツが異様にしょっぱく感じたのも、日本人一般の好みに合わせて料理人がそうしたのか、と容易に想像ができる。
お好み焼きレストランに、客が自由に使えるソースがテーブルに置かれていなかったのはどうしてなのだろうか。経費節減か、充分にソースがかけられているという前提だったからかな、うーん・・・
経験が少ないので正確な情報にはならないが、こちらの食卓上で塩を振るのはあまり歓迎されないように感じる。料理した人を侮辱しているような感覚になるのだ。日本では食卓で醤油やソースを使うのが当然だったことを考えると大きな違いだ。
もしかして、この習慣の差が塩分摂取過剰に繋がっているのかしら。
料理の段階での塩加減で止めておくのが塩分摂取制限のコツ、なのかも?
そういえば、クリスマスの食卓で義姉が料理に塩を元気よく振っていて、義母が注意していたぞ。
「そんなに塩を摂ってはいけませんっ」
娘にはあまりこうした発言をしない義母が思わず口にしてしまったくらいだから、相当ショックだったのだろう。
日本食をほとんど食べなくなってしまった今の私の生活、もしかして、塩分摂取量は日本にいたときより減っているのかな。意識しないところでこちら風になっていることに、ぎょっとする。