怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

捨てられているパンを食べたいと思った。

2014年05月16日 | 風景
          
すでに見慣れた光景。

ゴミ箱に捨てられたパン。もう、もったいない、ひどいことをするドイツだ、なんて思わなくなった。


近くに寄って撮影。あれれ・・・全く食べずに捨ててしまった?
カメラをゴミ箱に突っ込んでさらに撮影。

何か挟んであるぞ。ううむ。ここは子供たちが大勢乗り降りするバス停だから、きっとその子供の一人が捨てたのだろう。
お母さんが作ってくれた軽食だろうか。全然食べずに捨ててしまったのは、食べずに持って家に持って帰るのが気まずいからだろうか。

ちょうど、おなかがすいていた私。取り出して食べたくなる衝動を抑えた。ゴミ箱のビニール袋は清掃しやすいように毎回替えている様子だ。たいして汚れていないだろう。接しているのはビニール、広告の紙だ。きっと大丈夫だ!
うううっ、食べたいっ。何が挟んであるのかな、ウチでは食べないものかもしれないぞ、ああっ、試してみたい!

どうにか、食べないでその場を立ち去ることができた。
あはは~
誰も通らなかったら、もしかして、ゴミ箱から取り出すくらいはしていたかもしれない。

ゴミ箱に捨ててあるデポジットつきのペットボトルを集めている人たちをよく見かける。
彼らもこうした食べ物ゴミはさすがに口にしないだろう。よかった、私も食べなくてっ




アルムの山小屋

2014年03月08日 | 風景
よく訪問する友人宅にて。
「子どもを迎えに行ってくる」と彼女が出かけた後、ソファーに座ってじっくりと部屋の中を見渡すと、見たことがある風景画に初めて気づいた。

右下に見えるのはすでに使わなくなったベビーベット。
 
日本人なら大抵知っているこの作品に似ているぞ。
ドイツ人夫婦のこの住まい、この絵を選んだのは誰だろう。
「アルプスの少女ハイジ」はここで何度も放送されているらしいので、もしかして子供の頃に観た記憶で無意識に気に入ってしまったとか?田舎に電気・水道などがない小屋を持っていて、夏になるとそこで休暇を楽しむらしいのでこうした風景がお気に入りなのだろう。
ドイツ人らしくない一面。
電球が裸のままで使われている。ここは街中の集合住宅だが素朴な雰囲気を出してみたいのか?
私の印象ではドイツ人にしてはほとんど室内装飾に気を配らない夫婦だ。そういう人たちもいるドイツ。

昔、ウチの集落にゴミ屋敷状態の家があったそうだ。どの程度ひどかったのかよくわからないが、外観から凄かったのだろうからドイツでは異例中の異例だったのだろう。
その家の人々が引っ越して行って、周辺住民は心底ほっとしたのだとか。


二番煎じ待降節らしい記事

2013年12月16日 | 風景
今年はクリスマス市へ連続三日間行き続けた。
まず、手始めに地元、インゴルシュタット。
  
あれ?閑散~。平日の日中はこんなものかな、あはは~
私はグリューワインを外で飲まない、大変なことになるから~
同行した友人たちは毛皮製品を格安で手に入れてご満悦の様子だった。小さい街のクリスマス市のいいところは「価格が安い」ことだ、と発見した我々。「来年も来るぞ」と本場ニュルンベルクから来た彼女の発言っ


さて、次の日はその本場(人気のある、と表現した方が適切か)ニュルンベルクのクリスマス市。
  
週末のせいか、いつもこうなのか日中から大盛況。
  
吹奏楽演奏は必ずあるのだが、大変だよなぁ、寒いだろうな、指が動かないだろうなぁ。
これは甘ったるいノンアルコール飲料。
2時間もうろつくと、寒くて歩いていられなくなるのだ。ほとんどの人々はアルコールを注入して体温を保持する様子だったけれど!

そして昨日日曜日、ウチから車で20分程度の隣町に行ってきた。
  
簡素で趣のあるクリスマス市だった。
  
錫を目の前で加工して販売していたお兄さん。かなり魅力的な品々だった。

  
市庁舎やお城など屋内も会場にしていたこのクリスマス市はゆっくり見学して歩くことができた。寒くないもんね。
これは屋外。
ハムとチーズを巻き込んだ焼きたてのパンを三人の私たちのために三等分してくれた。ちょっとづつ食べるのって、おいしいのよね。3ユーロ、一人1ユーロなり。

  
その後にはでっかい渦巻きソーセージをはさんだサンドイッチを一人一つづつ平らげ、グリューワインで締めくくった。(しつこいが、私は甘い代用飲料で我慢、我慢っ、自宅以外で飲むと倒れるからねぇ)

連続クリスマス市訪問で消耗しきった私。ううー。まだ家ではクッキーを作ったりクリスマスツリーを飾ったり、そうだ、プレゼントを買いに行くとか、いろいろ仕事が残っているぞ。体力温存に心がけることにする私。
寒いとそれだけで体力使うもんね、寒い地域にお住まいの方々、お気をつけてお過ごしを!


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ぜいたくな三日間だったな、またせっせと働こう、とも思ったぞ。え。だらだら過ごしているくせにって??うっほー



高いところが好き

2013年10月26日 | 風景
街のど真ん中に位置する13世紀に建てられたいう塔に登った。
案内してくれたドイツ人女性(サングラスの人)の娘は今年の夏に東京を旅行したとか。
最初に外れた話題で私と盛り上がってしまった・・・あはは~

中世の雰囲気に満ちた階段を上る。約200段。
  
建てられた当時は当然無かっただろう電気設備や消火器。地上45メートルから見下ろす。

あれー。普段見慣れているはずの街中も上から見るとこんななのねー。

ドイツ好きの日本人はこういう風景を好むのだろうな、とちょっと彼らの気持ちがわかったような。

比較的暖かい日だったが、地上約50メートルは地面より寒く感じた。寒いけれどみんな見下ろす風景に夢中になっていた。

普段歩いている道を見下ろす。わー。こわーい。



これは展示物。昔はこの塔に人が住んでいたそうな。眺めはいいけれど、階段だけが頼りのここの生活だぞ。
食料を持って上がるのも大変だし、ましてや水はどうしていたのだろう。風呂やシャワーなどは想定外の生活だったのだろうな。ああー、今の時代に生まれてよかった。

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・・・と思ってからウチの現状を考えた。風呂も洗濯も自由にならないウチ。もしかして塔に住んだほうが自由になるかも??




選挙ポスターいろいろ

2013年09月14日 | 風景
選挙が近いドイツの街。人口1400人のウチの集落でも様々なポスターを観察できる。

どきっ。これは義両親とその息子とヨメ、孫のイメージかい??同居のススメ?ああっ、妄想激しすぎっ
  
いかにも級長タイプの女性候補者。右の男性、ひげが危ない印象だがドイツではOKなのか?
  
この腕のポーズも少々危ないイメージ。日本でもあるかも?右のいたずら書き入りは日本ではありえない?
  
畑や森を背景に、選挙ポスターは輝く。
  
朝日を背景に撮影。右のは早くも誰かに破られてしまった?

さて、下は特別公開。

在独仲間の親族がこのたび立候補。
「普通のサラリーマンなのに、だいじょうぶなのかしら~」と彼女の発言。
日本在住時にすでに私は読んでいた。選挙に金がかからないから普通の人でも立候補できる、と。
ドイツ好きな人々には「素晴らしい制度だ」とか思うのだろうか。もし、彼が当選したら、会社勤めはムリだろうから辞めるのだろうか。任期中は休職で、彼のポジションは取っておいてもらえるのだろうか。まるで育児休暇のようだな?
詳しく知りたいものだが、この男性が当選してもらうとその詳細の実態を知ることができるはずだ。
是非、当選してもらいたいものだ。



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選挙権がないとはいえ、少々興味を持たなければならないだろうな、在独外国人。外国人に対してあまりにも排他的な政策になっては困るしね。
在外投票は当然参加。母国の繁栄が日本人として外国での信用を得られているのだから。
あまり繁栄しているとはいえない国からの人々の滞在許可が煩雑になることを観察しているとつくづくそう思う。




トイレ掃除をしよう

2013年06月17日 | 風景
図書館や博物館、公共施設などのトイレを撮影してみた。
  

  

  
興味深いのは便器の隣にトイレブラシが備え付けられていることだ。清掃業者が便利なように、と思った時期もあるのだがすぐに理由がわかった。
こちらのトイレは日本のものと比較すると汚れやすい印象だ。流れる水量が少ないのは一目瞭然で、こちらに来た当初はそのせこい量に悲しい思いをしたものだ。数ヶ月前、アメリカ映画を観ていた夫が「ああっ、このトイレは日本のトイレのようにたくさん水が流れるっ!」と叫んでいたっけ。
また、水の流れ方もなんだか日本のそれと違って「大雑把」な印象だ。きっと、日本のトイレはきれいに流れるように工夫されているのだろうな。
もしかしたら便器に使われる材料が違うからか?日本のは汚れにくいのかも?
そういうわけで、こちらの公衆トイレにブラシが備え付けられているのは汚した使用者自らが掃除することを義務付けられているからなのだ。

個室の壁に貼られたこの表示。日本だったら「きれいに使っていただき、ありがとうございます」って書くところなのだろうけどね。

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住居のトイレにも大抵便器のそばにトイレブラシが備え付けられている。そういう風にするのがこちらの習慣のようだ。
トイレの目に付くところに掃除用具を置くのは風水的によくない、と読んだことがあるがここではそんなことは関係ないのだろうな。風水を解説するドイツ語の書籍はたくさん売られているけれど。
私は日本の生活より頻繁にトイレを掃除している。一日2,3回はブラシで磨いているかな。どうしてこんなに汚れるのだろう、と不思議なのだが、他のドイツ在住日本人の方々はどうだろう??



ゴミは堂々と

2013年05月23日 | 風景
これは銀行のATMコーナーの一部。
日本のように宣伝広告や注意・案内書き、現金持ち帰り用封筒とか、余計なものがなくすっきりしているところは素晴らしい。
・・・・って、そう思えるようになったのは最近のことで、以前は「商売っ気のないダメなやつら」と秘かに考えていた私。
ああ、ずいぶんドイツ化したなぁ。
さて、最高に目立つ○クドナルドの飲料カップ。忘れたものではなく、意図的に置いていったのは明確だ。
こういうところが嫌なんだなー、ドイツ!とか、またまた批判的な思考が頭をぐるぐる。
そのうち私もワザとゴミを目立つところに忘れた振りして捨てるようになると思う、うん!


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夫が日本在住時は「日本がゴミ箱が少ない」と嘆いていたなぁ。「テロ対策だ、仕方がない」と私は説明していたのだが彼は鼻で笑っていたぞ。ここではどこでも捨てていいから必要ないのか、ゴミ箱がないからこうやって何気に捨てるのか~


消防署見学

2013年05月20日 | 風景
消防署の見学日があった。喜び勇んで出かけた私。





こうして消防車両や制服を展示するのは日本でもやっているだろう。
  
さまざまな防護服の解説付きファッションショウ!
  

    

このはしご車のバスケット部分に試乗できる!こうしたサービスは日本にないのでは?

高さ30メートルだそう。

私はこちらのほうを試した。
  檻に10名ほど入れられ上空40メートルへ~

  

高いところが好きな私だが、結構怖かった。早く降ろしてくれ、と思ってしまったもの。

  
こうした道具の公開も面白かった。小さな子供があちこち触りながら質問していて、それに対して職員が答えていた。
  
見学者は車の切断も経験させてもらえるっ

  
潜水作業の実演。このガラス張りの水槽、だんだん水漏れがしてくるのが怖かった。

  
救急救命講習もあった。この犬たちも何か救助をするのかな?レトリバーとかシェパードじゃあないのね。
右のちょっとメタボなやつと目が合っちゃってね、私が動物好きなのを一瞬に察したのか、私に近寄ってきたぞ、怖い顔立ちだけど、かわいいやつだ!

  


救助訓練の様子。ここではっと気づいた。
「掛け声」のようなものを一言も聞かなかった。複数で行う作業などはお互いの合図のために掛け声は必須、と日本での生活では常識に思っていたし、また、日本での消防訓練などでその様子を目の当たりにしてきたものだ。
日本の常識は世界のなんとか、と言われる物事がある。いや、これはやっぱり日本の常識のほうが合っているのでは、と思うのだが、おそらく掛け声などなくてもできる人々もいるのだろう。
「グランブルー」(1988年製作の映画)のなかに日本人が掛け声や号令を好むことをからかっているように感じるシーンがある。おそらく、少なくとも欧州人にはこうした掛け声は奇異に感じるのか??

この映画は素晴らしい。お勧め。


実家付近の消防署見学時に「これはドイツ製の消防車です。運転席が大きくてね、身体に合わないんですよ」と得意げに解説してくれた職員がいたっけ。
その消防車、故障しないでちゃんと働いているかな、とこちらの生活を経験して心配になっている今の私。


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こちらの人々は視覚的に魅せるということに非常に長けていると感じる。消防署見学、日本のそれより魅力的だったもの!


公序良俗に反する画像入り切手

2012年11月29日 | 風景
届いた封書の切手が印象的だった。

わ~、見えてるぅ~

イラストの人物たちはどうみても子供じゃあなくておじさんたち。髪の毛の生え方、顔のたるみ方、体型の描かれ方はおっさん(もしかしてお爺さん?)を表現しているのだろう。
しかし、局部が描かれていることにびっくりする。
でも、かわいい雰囲気なのでとりあえず許せるかな。欧州はこういった物事に寛容なのでよろしい。
いや、別に我が母国に見習って欲しいとは全然思わないけど。
ちなみに、切手下部に書かれているドイツ語・・・「福祉事業のために」だそうで・・・もう、日本人にはついていけない。

寒いよぉ~

2012年10月26日 | 風景
市街地を歩いていたら、色の変わりつつある葉が白い壁に映えて美しく感じたので撮影した一枚。
カメラのせいなのか、自分の技術のせいなのか、ちょっと残念な仕上がり。
これが10月下旬なのだから、実家のある関東周辺の気候よりずっと早く進行する秋だ。
当然のことながら、とにかく寒い。いや、秋の現在だけでなく、夏場も寒い。
日のあたる場所にいればそれなりに暖かかったり暑かったりするが、基本、家の中にいるばかりの私だ。
私の部屋は年中寒い。
現在の室温は19度で薄ら寒いのだけど、暖房のスイッチを入れても作動しない。
義父によると外気温が設定された温度に下がらないと(何度なのか忘れた)暖房が入らないようになっているらしい。
欧州に生まれ育った人たちにはこの室温は何とも無いのだろうけど、熱帯仕様身体を持つ私には少々きつい。
仕方がないので着込むことにする。
レギンスの上にジーンズ、その上から2年前の帰省時に買ったフリースのロングスカートを重ねる。
この姿を義母や夫に見られると大変だ。
「みっともないからやめてください」
みっともないって、家の中なんですけど?いや、彼らが不快なのだろう。ごめんよ、不快だろうけど寒くて仕方がないのだから!
このスカートの柄が気に入らないらしい。
あれれ、また大きな写真が反映されない!どうなっている、gooブログ!クリックで拡大。
無地のを手に入れるしかないな。ここにはこういった家の中での防寒製品は無いだろうから実家に頼むしかないか。
ああ、寒いよ






美しくない建築物見学

2012年09月16日 | 風景
「文化財公開日」なるものが毎年あって(ドイツ語堪能な方、"Tag des offenen Denkmals"はどのように訳したら適当でしょうか?)今年は9月9日だった。
日曜日に一人で外出はとても難しいのだが(主に義母がうるさい、一緒に昼食だの午後のケーキの予定だの、を破壊してしまうから)毎年行けずに残念に思っていたので、今年は行ってきた。

この日は、要するに普段公開されない改築工事の途中や、屋根裏などを見せてくれる日だと初めに訪れた場所で悟った。

この街で一番古い建物のひとつの屋根裏。建築家の男が解説をしていたが、全く理解できず、私は一人で歩き回った。
 
光が漏れているのは隙間があるから。屋根瓦は新品のようだが、その仕事ぶりは荒っぽい。
普段、人が立ち入らないということは、床に散らばるもうもうとした埃でわかった。

これは街の中心の民家。歴史的に価値がある家屋なのだろうか。じゃあないと、わざわざ公開しないって?
 
埃に弱い私、しばらくすると気管支が痛くなってくるのを感じた。

外から見た様子。なんてこと無い普通の建物なのだけど。

外壁はかなり厚いが、部屋を区切る壁はかなり薄いこの建物。
 


以下、少々閲覧注意。


って、この日いろいろ見たうちで一番衝撃的で面白かったもの。
古い時代にこちらに移住すること無くてよかった~、とか思っちゃった。余計な心配。使っている当時はもっときちんときれいだっただろうし、改装すればびっくりするほどきれいにしちゃうドイツ人だし。

これは数年前に閉館した映画館の映写室。

現在の映写室の様子を知らないので、これがすでに珍しいものなのかさえわからない。
まあ、普段観ることができないのを見学できるのは楽しいものだけど!

床に貼ってあったこれが証明。この映画館は「レミーのおいしいレストラン」公開時には現役だった。

来年はもっとちゃんと事前に調べて見学しよう。
埃だらけで汚いところを見るのはかなり面白い。マスクも持参だな。他の市町村もやっていることだろうから、ニュルンベルクやアウグスブルクのも行ってみたい。
日本からの旅行者たちも、9月の第一日曜日に当たったら、覗いてみて欲しいものだ。











野いちご収穫

2012年06月11日 | 風景
いちごの収穫期だ。

庭には野いちごもできる。7ミリメートルくらいの小さい粒なのだがけっこうおいしい。

ちょっと奥まった湿った木の下などに遠慮がちに生えているところが愛らしい。

義母が丁寧に世話をしているイチゴは、病気になりやすかったり野鳥に食べられたりして栽培に手間がかかる。
この野放しで収穫できる野いちごは義母の労働が加わっていないので、安心して食べることができる。
安心して食べられるはずなのだが、台所でフォークを持ち出し、そのまま食べようとすると義母がツカツカとやってきて
「砂糖とクリームを混ぜて、つぶして食べなさい」と命令。
はいはい、と言いながら彼女が去るのを待ち、フォークを持ち直し、野いちごの自然の甘みを堪能した。


同時に、バラの開花時期。「義母バラ」と私が勝手に命名したこのバラ。
べランダの一階から二階までの高さを誇り、咲くと、華やかさに溢れる。

今年は例年と比較してちょっと寂しい感じがするのは気のせいかな?
6月になってから晴れたことがあまりないし。私は寒くてババシャツとハイネックTシャツを重ね着しているし。
ああ、ドイツの夏、もっと暖かくなってくれ~






忘れないように。

2012年04月29日 | 風景
街中でいつもは歩かない細い道を歩いていると、歩道上に何か金色の物体が埋め込まれてあるのを発見した。
何かしら(金目のものかしら?)、と近づいてみると・・・・


ドイツ語が全くわからなくても、最後の一行の言葉で全体の内容を理解できることと思う。
ここに住んでいた1890年生まれのベルタさんはアウシュビッツに送られて殺された

街中にはもっと目立つ、あの惨事の犠牲者たちの追悼碑がたくさんある。
歩道に小さくちょっとだけ目立たせてこのように表現するのは、大きくて目立つものよりインパクトが大きい。
私は目の前の建物を見上げて、ちょっとの間、ベルタさんのことを考えた。
世界のどこかでこうした悲劇が起こらないよう、常にその決意を新たにするためにこうした追悼碑は効果的だ。

一時間もかからずに回ってみることができるこの街の繁華街、大抵のところは見ているはず、と思っていたら、
まだまだ知らないものがたくさんあるのだろうな。

街中の旅行社の広告。

イスラエル旅行の宣伝はテレビでもよくやっている。初めてそのCMを観たときはびっくりしたものだ。
両国の平和な関係を知ることができ、なによりである。

缶コーヒーは存在するのか??

2012年04月27日 | 風景
あまり外界との接触のない私のドイツ生活、日本の人たちに質問されてわからないことだらけである。
もう、半年以上前になるだろうか、日本の人に「ドイツには缶コーヒーがあるのか」と尋ねられた。
コーヒーを愛飲する国だから、缶入りのコーヒーなど邪道と考えらていて存在しないのではないか、という意味の質問だったと思う。

日本ではコンビニや自動販売機で簡単に手に入る飲料、ここでは買い物に少々手間がかかる。
いや、そんなに差がないはずなのだが、どうもこちらの買い物は面倒に感じて仕方がない。
私の今の生活が、台所を任されていないので食材を買うことがめったになく、そのせいで食品売り場をよく見る機会も少ないのだ。
缶コーヒーの存在について訊かれてからもなかなか売り場を観察する気分になれずにいた。

昨日、缶コーヒーらしきものの空き缶を道で発見。早速撮影して報告。
どうも、缶コーヒーはあるらしい・・・・
飲んでみたいが、いったい、どこに売られているのだろうか?
同時に、こんなにドイツの物事を知らずに生きていて大丈夫だろうか、とも心配になってきた。

ちなみに、道端に転がっている空き缶、ペットボトルは圧倒的に他の清涼飲料水の事が多い。
ビールの空き缶(こちらでは缶ビールはかなり珍しいほうだが)、他のアルコール飲料のビンも散らばっている。
ちゃんと片付けろよ、ドイツ人・・・・とか思いながら観察している私さ。



店内撮影お断り

2012年03月23日 | 風景
義父も夫もそれぞれきちんとした書斎を持ってコンピュータで仕事をしているのに(義父の場合は銀行口座管理、家計簿とか確定申告、世界に散らばる古い友人とスカイプで会話)私にはなかった。
不適切なりす部屋で長時間PC作業をしているので肩こりや腱鞘炎を繰り返していた。そういうわけで夫が「りすにPC机を買おう」と提案した。

一緒に家具屋に見に行った。
店内で夫が私にカメラを持っているかどうか尋ねた。目星をつけた品を自宅で検討するために撮影しておこう、と言うのだ。
「お店で撮影していいのですか?」と私が訪ねると、いいのだそう・・・・そ、そうかな?
ともかく、店員二人がいる前で堂々とこれらの写真を撮影したのだから、このときは良かったのかもしれない。



ドイツの家具店(家具に限らないが)は日本のそれより乱雑に商品を並べている印象だ。
ところが、それらの家具類が各家庭に入ると、抜群のセンスできれいになっちゃうのだから、凄い。
日本の場合は逆のような気がする。お店では感動するくらいきれいなのに、家に備えられると見劣りがする、と。

夫と外出時に私がやおらカメラを取り出して撮影すると、彼は嫌がるのだが、このときは特別だった。
許可つきの店内撮影、関係ないところもついでに撮っちゃったぁ!



この、エスカレータの間に商品を並べる感覚、理解できない。
第一、危険ではないか?動いている間にさっと取り上げて買うか買うまいか決定するのだ。
ドイツ人はそれが可能なのだろうな。ああ、人種の違いはいろいろな面で大きい。