ドイツ人70歳代知人の孫が太って着られなくなったので
私に回ってきたこの品。
一瞬、なんだか懐かしく思ったのはなぜ、
と首を傾げた。
この柄、絞り染めのように見える。
そっか、もんぺ?
義母に見せたら処分しろと
うるさいだろうからしばらく隠していた。
だが、ふとした瞬間に
これを見つけた義母が言った。
「あら、いいじゃあない、ちょっと穿いてみなさい」
と言うので仰天した。
普通のドイツ人には8分丈くらいなのだろうが、
私には10分丈になるという情けなさ。
細いデザインのはずなのに、
太もも辺りにまだ余裕がある悲しさ。
これもまた、もんぺ風で泣けてくる。
検索すると、百年前のかっこいいお姉さんの
もんぺ姿があった。
これ、ちょいと工夫すれば、
今のドイツで闊歩しても大丈夫なボトムスかもしれない?
(さすがに髪型とトップスは無理)
そう考えると、
ま、いいか、ってことで
とっておくことにした。
だが、やはりこれで外出は私には無理だ。
ウチの中で使うことにする。