怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

治安がいいというのはどういうことか考える

2021年03月18日 | ひとびと

ほとんど毎日のように

送られてくる迷惑メール。

そのほとんどが日本のアマゾンと称しているものだ。

アマゾンが送ってきているのではないのは明らかで、

だれか引っかからないかと

大勢の悪さをする人たちが

私をターゲットにしていることがわかる。

ドイツアマゾンにもアカウントを持っている。

ドイツアマゾンからは、

一度もこうした怪しいメールが来たことがない。

 

日本人の多くの固定電話を持つ家庭は、

留守番電話に設定しているだろう。

かかってくる電話は、ほぼセールスしかないからだ。

特に、高齢者家庭では必須ともいえる。

ここでも全くないことはない。

義両親たちの電話には数日に一度くらい

あるようで、私はそばで聞き耳を立てている。

オレオレ詐欺と呼ばれるようなものも

あったようで、注意喚起のポスターを

撮影してブログ記事にした記憶がある。

それでも、日本と比較すると、

セールス電話もオレオレ詐欺も

稚拙なようで、義母はいつもの勢いで

「必要ありません!」

と簡単に通話を切っている。

 

日本人がターゲットになりやすいのか、

日本の犯罪者が頭がいいのか。

いずれにせよ、

私は「日本が治安がいい」

という言葉を否定したい。

日本のほうが頭を使った犯罪に満ちている。

 

 

 

 

 


今年初のクリスマスカード

2020年11月04日 | ひとびと

ニュージーランドに住む

日本人仲間から封書が届いた。

開けてみると、鳥のイラスト。

小さく書かれた「メリークリスマス」

今年一番に届いたクリスマスカードは

ニュージーランドからだ!

郵便事情の悪さを考慮して、

早めに送ってくれたそう。

こうしたカードはいついただいてもうれしい。

しばらく、立てて飾っておくんだ。

 

早速彼女にもクリスマスカードを書いている。

年賀状を書かなくなって十数年。

その代わり、クリスマスカードを出すようになった。

欧州に住んでから気づいた。

クリスマスは冬至を一年の始まりとしたお祝いだ。

北半球、それも特に高緯度地域にふさわしい。

日照時間が短くなり切ったところで、

これから日が長くなり、気温も上がる希望のお祭りだ。

このように感じると、

キリスト教徒でなくてもクリスマスを祝いたくなってくる。

 

 

 

 

 


ビールを飲まないドイツ人一族

2020年10月18日 | ひとびと

ドイツと言えば、

ビールをガンガン飲む人々、

という発想になる。

私も、であったころの夫との初めの会話の糸口として

ビールを話題にしたものだ。

だが。

彼はほとんど飲まない。

日本在住時はひどく飲む機会が多く、

そういう場合は彼も場の雰囲気を壊さないよう付き合って飲んでいた。

周囲の日本人たちが

顔を真っ赤にしていい気分になっているのに、

夫一人だけが「飲み足りない」とばかりに

平然としていたのを思い出す。

 

その後、驚いたことに、

義両親たちも義姉も、

とにかく、彼の周囲のだれも飲まないことを知った。

タバコも吸わないし、酒も飲まないって、

別の事に楽しみを見出しているのだろうな。

そうだ、ケーキだな!

今、この瞬間も義母はケーキを焼いている・・・・

こんな一家なのに、

親族、知人たちは

訪問時にワインを持ってくる。

なにやら普段スーパーで見かけるものより

見た目が麗しいけれど、

とにかく飲まないウチなので、

このまま永遠に地下室に置いておくだけの目的の品だ。

相手のことなど構わず、形式的にワインを贈っているのが

見え見えさ。

もしかしたら、贈られたものを回しているだけかもしれない。

 

 

 

 

 


日本の中国人

2016年06月23日 | ひとびと
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写真は義父の所属するスポーツクラブのメンバーのものだ。義父は何かで表彰されたようで、お祝いしている様子。
試合で勝ったのではなく、長年の所属とか指導功績とか、そんなものだろう。

義父と腕を組んでいる右の女性は、中国人。私とは、義父を通して知り合った。
右側の男性もそうしているので、もしかしたらドイツの習慣なのかもしれない。
ここで知り合う中国人たちは、他のアジア人より身体を接近させる挨拶をすることが多い。

半年ほど前に知り合った在独20年以上の中国人家庭に招かれていって来た。

一般的に、中国人の家のインテリアはすっきりとしていて、好感が持てる。
この家は伝統的な家具と欧州の物資を上手に組み合わせている。
奥さんにそうした意見を伝えると「あら、日本人だって、家をすっきりきれいにしているでしょう」と返事が来て、それから日中の比較話題になった。
彼女によると、年少者が高齢者と腕を組んだりするのは、高齢者に対する敬意を持った行動とされているのだそう。なるほど。

「ドイツ生活は細かいことに注意しなければならないから大変でしょう」
と、言われて、私は張り切って答えた。
「ドイツの生活は日本よりテキトーで、とても楽です。住み始めて数年間はいい加減すぎてイライラすることが多かったです」
多くの中国人にとって、ドイツ生活は細かすぎで大変らしい。
「中国の電車の遅れは、ドイツよりひどいです」
え?それって、電車、走らないってことじゃあない?? 日本では数分の遅れで謝罪放送がガンガンされることを伝えた。
聴けば、数年前まで頻繁に日本へ出張旅行をする部署にいたらしい。
「日本人の姿勢が悪いと思いませんでしたか」
私の問いに彼女は、遠慮がちに答えた。日本や日本人のことを悪く言うことに躊躇していたのだろう。
「人々がそんな姿勢なのは謙遜の現われと思っていました」
それは、韓国人もいわれたことがあるぞ。中国、韓国ではそう思われているのだろうか。
いや、本当に、我々日本人は「謙遜の姿勢」で普段を過ごしているのか?
日本在住のフィリピン人などは、背筋をまっすぐにして堂々とした態度だ。私は彼女らに対して「なんであんなに威張っているのだろう」と考えたことを思い出した。
日本で姿勢よくしているのは誤解を招くのかもしれない。

日本にたくさん住む中国人たちは、世界一うるさい生活の細かいルールや、空気を読まなくてはならない人間関係に大変な思いをいていることだろう。
実際、前回の帰省時に近所の仲良し中国人に尋ねたものね。
「思ったことを言うと、嫌われちゃうの。どうやって回りくどく伝えるかいつも気をつけています」
と、様々な失敗を思い出したように語ってくれたものだ。

日本の中国人たち、移住先を間違えましたねぇ。
しかしながら、日本の正確に走る電車、クレームすればすぐに対処してくれる態度、その他、西欧州などより凄まじく優れた社会の日本に住めて、ラッキーなのよー、とも言ってやりたい。



スキニーパンツ健在

2016年06月02日 | ひとびと
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ショッピングモールで友人を待っている間にニンゲン観察した。
 

 

  

 
前を通る女性の9割が細いパンツを着用していた。学校帰りのティーンエイジャー女子たちは、ほぼ100パーセント!まるで制服のようだ。あの年代は制服を欲するのではないか、と深層心理を研究するといいかもしれないぞ。
先月までの長期帰省での印象によると、首都圏の女性たちの大半はすでに幅の広いパンツを履いていた。
モードに関しては日本より2,3年の遅れがあるような印象がある。
すでに店頭にはゆったりとしたパンツがここにも並んでいるのだけれど。私は細いパンツが似合わないので、はやくこちらでも幅広が広まってくれればいい、と願っているんだ。


待ち合わせた友人たちと回転寿司の食べ放題に行った。
胃腸の具合のよろしくない私に、彼女はしょうが茶を注文してくれた。そのお茶のせいだろうか、思っていたよりたくさん食べることができて得した気分になった。
もっと得したのは、しょうが茶を勧めてくれた彼女がこの食事をご馳走してくれたことだ。一緒だったもう一人の分、つまり三人分も支払っていたぞ。太っ腹。
去年大きな家を買ったばかりの彼女一家だ。彼女自身は子育てに忙しくて仕事をする余裕はまだない。つまり、旦那の稼ぎだけで一家四人を養い、住宅ローンも抱えているわけだ。
大丈夫??カードで支払っているところをそっと覗くと40ユーロなり。
現在の私にはとてもできない。
太っ腹の彼女の今後の人生が安泰でありますように、と願ってあげるのが彼女に対する盛大な礼になるかな。

















たまには豪勢に

2016年05月05日 | ひとびと
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ドイツでの私の生活は非常に質素だ。
住居以外には関心がないといわれるドイツ人三人と暮らしているのだから、当然といえば当然だ。いや、そのなかでもウチの家族は極めつけて質素に感じる。ドイツ人が好きな休暇旅行さえめったにしないもの。
帰省すると、知人、友人、親族までが華やかに暮らしているのがまぶしく見える。
その親族に連れて行ってもらった素敵なホテルの素敵なレストラン。
 
コース料理も全部撮影したかったのだけれど、珍しくブロガー根性を引っ込めておとなしくしていた。
丁寧な応対のスタッフたち、塩分・油分が抑えてあるあっさりした料理、どちらもドイツではなかなか難しい。
ただ、食事の量が少ない。
食べた直後は「もう終わり!?}とびっくりしたけれど、長期帰省になりつつ今では、私の胃は日本サイズに戻ってきたようだ。
数分後には、満腹と感じた。

普段は質素で、帰省のときだけ1,2度華やかに食事するのもいいかな。
そうだ、それでいい、それで。




左目悲劇は一年前より

2016年04月27日 | ひとびと
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二週間ほど前に、左目がひどく赤くなり、眼科で出血していると診断された。
考えてみると、すでに一年ほど前から私の左目は具合が悪かったものだ。
 
去年10月から11月にかけてはものもらいができた。こんな自画像を描いて仲間内に公開したら、上手いと褒められた。いつかブログにも貼ってみようと思ってとっておいた。
その頃、暖かくて頻繁に着用していた赤いセーターもしっかり記録されていて面白い。
でっかく腫れ上がった左まぶたはまだすこしだけ隆起している。もしかしたら、ずっと残ってしまうかもしれない。
まあ、白目が真っ赤になったり、視力を失ったりするよりはいいだろう。


帰省生活が長引いていて、ドイツ生活について書けなくなってるこの頃だ。
義両親たちとも長く話していないなぁ。

中東で日本人気

2016年02月23日 | ひとびと
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二週間ほど前に購入した新しい掃除機には紙パックが必要だ。
そのメーカー純正品の三分の一の値段で売るセールがあったので、勇んで買いに行った。

箱の下に輝く「Made in Germany」(カメラの調子が悪くてぼけているが)の文字。なぜ英語表記なのだろう?日本もここ数年、日本産であることを強調する食品を初めとする様々な商品が多く存在する。何か、そうさせているのか、流行なのか。
両脇のは新しい掃除機用、真ん中のは義母専用掃除機用。ひどく安いので売り場で他の客と奪い合いを予想したのに、誰もそこにいなくて、山のようにあった。

そのままうちに帰るのももったいないので、誘われていた集まりに行ってみることにした。日本の紙パックの倍ほどの大きさのこの品三箱を持ち歩くのは面倒だったけれど。

さて、行った先は、また、難民の集まりだった。
ううっ。それは知らなかったぞ!すぐに引き返そうかと思った。私を見つけた顔見知りドイツ人女性がさっさと寄ってきたので露骨にさよならするのも難しく、無理やり笑顔を作ることになった。
そこで紹介されたシリア人男性は、ドイツ在住半年程度なのに、すでにかなり流暢にドイツを操り、ドイツ滞在許可もシリアのパスポートも持っているといっていた。
「私は日本にとても興味があります。先週、少し日本語を勉強しましたが、もう、ほとんど忘れました」と、始まった。
こちらに来てから、日本を絶賛する言葉を浴び続けているので(しかも、中国人からも!)ちょっとやそっとでは有頂天にならなくなった。
「あっそう・・・では何を覚えていますか」と冷ややかな私の反応。
「アリガト」
かなりつまらない、帰りたい、と再び思った。
「サウジアラビア人が、日本を旅行したビデオがあります。日本はとても衛生的で整っていて、人々は勤勉で・・・」
へえ。サウジアラビア人も日本へ来るのね。なんとなく閉鎖的な国と思っていたけれど、考えてみればお金のある人々だ。そのビデオを送って欲しい、と言ったら目の前で私のメールアドレスに送ってくれた。


アラビア語は22カ国で公用語だそう。同席していたチュニジア人、パレスチナ人たちはアラビア語で会話をしていたのだろう。
サウジアラビアだけでなく、周辺各国でこの映像はとても人気があるのだという。
帰りたい、思ったが、アラビア語圏でも日本人気と知って、来た甲斐があった、と思うことにした。





エチオピア人のラザニア

2016年02月13日 | ひとびと
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ここで長く親しくしているエチオピア人男性宅に招かれ、彼が作ったラザニアをごちそうになった。

エチオピアはイタリアの植民地だったこともあるから、彼はこのような料理が好きなのかしら。
いや、すでにドイツ在住20年近いから、欧州料理は何だって大丈夫なのだろう。夫人はドイツ人、二人のティーンエイジャーの子供たちはよくしつけられていて、学業や家事に熱心だ。

「アフリカ人たちのあの態度が嫌です」
と難民についての話題になったとき、彼は言った。
彼だって、そのアフリカで生まれ育ったのだから、彼らの習慣をよく知っているはずではないか。
知っているから、その嫌な面が嫌いなのだろうな。約束の時間に数時間遅れてきたり、一つのことを長く続けられなかったりする彼ら。自分の本質の部分にあるものを他人に見せ付けられてそれを嫌悪する感覚は私にも理解できる。

安定した家庭と経済力をドイツで手に入れた彼だ。
「近いうちに是非日本に行ってみたい」
すでに数年前から聴いている発言だけれど、彼の家や家族を観察して、本当に行きたいことがやっとわかった。
では、本格的にアドバイスしてあげよう!さあ、どこを勧めたらいいかしら。





一年に一度なら食べられる

2016年02月10日 | ひとびと
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私の嫌いな献立の一つ。見た目がまるで〇ロみたいなんだ。
 
粉を捏ねて細長くして切る。今回は全粒粉を混ぜたので色が濃い。多めの油で炒める。
 
牛乳と卵を混ぜた液を流し込み、煮込む。火がとおると、この液がゲ〇みたいに見えるんだ。

梨のシロップ漬け、イチゴを添えて食べる。もちろん、これらは塩の味ではなく、甘い。
で、これは昼食。おやつではない。
梨もイチゴも自家製で、栽培時や保存に農薬や化学肥料・化学的な保存料を使っていない。それを考えると怖ろしく贅沢な食卓のはずだ。
努力で黙って食べる私。
年に一度程度しか食べないから、大丈夫。
一年に一度しか食べない不味い献立は、他にも数種あるよなぁ。いやいや、これも人生・・・

なぜこんな落し物が・・・

2016年02月03日 | ひとびと
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この街で見かける汚いシーンをたくさん掲載してきた。こちらの生活に慣れてきて、ある意味快適な部分も多いことに気付いた昨今、ドイツの悪いところを掲げるのは心苦しい・・・でもないんだ・・・。日本の皆さんに自分たちの環境が不自然なくらい衛生的なのを知ってもらいたい。
実家生活で喘息に苦しんでいた10年ほど前のある日、医者に行くために道を歩いていた。おじさんが道路わきの小さい雑草が生えている数十メートルに薬剤を添付していた。
私はこうした化学物質にかなり弱く、もう、そのシーンを見ただけで呼吸が困難になりそうだった。
あの程度の雑草を駆除する必要があるのだろうか。そうだとしても、薬剤を使うより引き抜くほうが環境によろしいとは思わないのだろうか。いや、経済面が優先されていて、薬剤を使うように指示されていたのかも知れない。
ここは犬の糞が堂々、歩道に残されている。犬のフンも病気の原因になるだろうけれど、私には化学物質と比較するとまだ安全なんだ!

さて、先日見かけた落し物・・・いや、これはすでにゴミ。

うっかり落としてしまったのはわかる。拾って利用するのも、その性質上、衛生面ですでにかなり問題があるから使いたくないのはわかる。

でも、拾って捨てるだの持ち帰るのが適切だとは思わないのかしら。
わたしもドイツ化が進んで、何でも道端に放置するようになるかもしれない。


絵画の才能

2016年02月01日 | ひとびと
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シリア人難民のAさんは我々の集まりにときどき自分が描いたものを持ってくる。単純に他人に見せたいのだろう。たくさんの作品を観ているうちに、魅力のあるものばかりであることに気付いた。

稚拙だけれど、上手い。
 
普通のシリア人なのでもちろんイスラム教徒だ。彼らもこうした自由な発想で描くことができるのだろうか、と思う無知な私。
 
月はイスラムのシンボルとしてよく使われるかな。
 
ここで売れればいいな、と勝手に思っている。何かここで稼げることができるようにならなくてはならないAさん。
 
優しい語り口と周囲に気を遣う態度。彼の独特な雰囲気で周囲のみんなは彼をゲイと思っているのだけれど「クルド人女性と結婚したい」という発言もしているらしい。

なんだかもやもやだけれど、彼がここで充実した人生を送っていけることをを願っている。

追記
彼の最新作。タイトルは「シリア」・・・うーん・・・!!



高齢者心理

2016年01月25日 | ひとびと
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寒い時期にはあまり見ないのだが、夏場にはシルバーカーで外出する高齢者をよく見る。
 
日本の同様な製品よりかなり大きくて頑丈そうだ。

数十年後、このドイツのシルバーカーをわざと買って日本へ持って行き、「ああ、これはおドイツ製なのよ、大きくて困っちゃうわ、おほほほほ~」とかやってみたい。
なぁんて、妄想していたら、義母が興味深い話をしてくれた。

ウチの前を散歩する高齢男性はいつもこのシルバーカーを使っている。プライバシー保護のため(このブログで本人を特定できるわけない、とわかりきっているけれど!)小さく掲載したぞ。
義母「この人、この前ショッピングモールでシルバーカーも杖も何も無しでスタスタ歩いていたわよ」
りす「へ?どういうことですか?」
義母「普通に歩けるのだけれど、この集落の人たちには同情や関心を持ってもらいたいんでしょう」
へえー。ドイツ人男性でも、そんな人がいるんだ、と私はえらく感心した。欧州人男性は高齢になっても「私は強い」と席を譲られても拒否するという勝手なイメージがあったんだ。義父など、まさにそれだ。
それにしても、この男性、気抜きすぎじゃあないか?
この集落からそのショッピングモールは車で15分ほどの近い距離だから、近所の人に逢う可能性を全く考えなかったのかい??
りす「お元気ですねぇ、って話しかけてやればよかったのにぃ!」
義母「そんな意地悪するんじゃあありません」ですって。
そうねぇ、そうやって見ぬフリをするのもいたわりってものだろうなぁ、ドイツ人もなかなか繊細な部分があるもんだ。











イスラム頭巾挑戦

2016年01月23日 | ひとびと
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アフガニスタン人難民A子さんが最近買ったイスラム頭巾セットを見せてくれた。トルコ人がやっている店で入手したのだそう。
 
この青と黒の二種類は二重にする第一番目のもの。青いのは額のところに飾りがくる。
 
その上にこの二種を重ねて被る方法だ。かなりしっかり顔の周辺を隠す。
頭巾の色や柄、布の巻き方などでおしゃれを楽しんでいる様子だ。

私が首に巻いていたストールでA子さんはちゃっちゃとイスラム風に頭巾にしてくれた。

これは後姿。なんだか、頭、でかすぎだ。もっと小さくまとめないと頭巾のドラえもんみたい。
仲間たちは「イラン人みたいよ」と、なんだかどう反応していいのかわからない感想を言ってくれた。

頭巾は冬場にはとても暖かくていいかもしれない。
夏場に観た光景を思い出す。ピンクの頭巾に白いシャツ、ピンクのパンツ姿で自転車に乗っていた女性、かわいかった。
マトリョーシカみたいに、宗教とは関係なくみんなが頭巾を楽しむようになればイスラム頭巾姿の人々への偏見はへるかも、などと考えてしまった。





親族の誕生日会

2015年12月19日 | ひとびと
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田舎の平日日中の誕生日会。一日中家を開放していて、知人友人親族が数時間を過ごしていく方法だ。

昼過ぎまでに訪問すると、ソーセージとパンが提供される。もちろん、ビールもね。みんな自動車で着ているのにそんなことお構いなしだ!
ソーセージ二つの皿は義父、ひとつのは私。義父は義母の親族の集まりが嫌いだ。会話が方言だからだ。おしゃべりが大好きな義父が会話に加われないのは屈辱にも感じている様子。もちろん私もわからないので二人で黙って黙々と食べていた。
義母。
彼女は自分の妹の誕生日のために下働き。下げた食器を洗い続けていた。

ソーセージを食べてしばらくするとケーキが出される。

姉妹三人がそれぞれ複数焼いて持ち寄ったものだ。壮観。
 
食料小部屋にはこんな風に待機しているケーキたち。私は一切れだけしか食べられなかった。


3,40年前に建築されたウチ周辺の家屋はどこもこんな風で、似たり寄ったり。
家の内装もインテリアも住人の年代で特徴が現れるのだそう。
 
カーテンがフリフリで可愛い。ごつい夫婦だけれど、可愛いものがお好き?

置かれていた古風なデザインのラジオを見て、ちょいと感激、日本メーカー。