里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

キイジョウロウホトトギス

2007年10月27日 | 山野草
家内がお茶の先生から見慣れない花を貰って来た。
調べて見ると黄色の花をつけるホトトギスで、名を“キイジョウロウホトトギス”
と言い、“山里の貴婦人”と呼ばれているそうだ。

黄色花を見るのは初めてで、他にも多くの種類がある事を初めて知った。

キイジョウロウホトトギス、紀伊上臈杜鵑(ユリ科、ホトトギス属)
和歌山県で山地の湿った場所に自生する多年草。  花期は9~10月。
6枚の花弁が重なって筒状に見え、花弁の内側には赤褐色の斑点が沢山ある。
花の基部の膨らみは“距”で、中には蜜がある。
(名前の由来)
キイ(紀伊)は産地、ジョウロウ(上臈)は大奥最上位の職名で貴婦人の意、ホト
トギス(杜鵑)は花弁の斑点を鳥(ホトトギス)の腹の斑点に見立てて名づけられた。

(黄色花をつけるホトトギスの特徴)

名    称       草  丈茎 と 葉花  姿
チャボホトトギス      5~20直立し葉に油点が入る平開で上向き
キバナノホトトギス     5~20直立し油点が入る事も平開で上向き
タカクマホトトギス    30~80直立し葉は大、油点無し平開で上向き
タマガワホトトギス    40~80直立し葉に油点が入る平開で上向き
トサジョウロウホトトギス 40~90下垂し葉が茎を少し抱く下向き筒状
キイジョウロウホトトギス 40~100下垂し葉が茎を抱く下向き筒状
キバナノツキヌキホトトギス30~60下垂し茎が葉を貫く平開で上向き