里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

秋を彩るカエデ達

2008年11月14日 | 野外講座

今回のテーマは、“広島県民の森”のカエデ類だったのだが、残念ながら少し紅葉
の時期は過ぎたようで、お天気ほど綺麗な紅葉は見られなかった!
(公園センター、駐車場の風景)

気を取り直して先ず小手始めに、食堂前のオオモミジの葉を観察だ。

ウオーミングアップが済んだところで、いよいよ出雲峠を目指して出発。

緩やかな登りを、落ち葉を捜しながら出雲峠に到着。 背後の毛無山を眺めながら
ノンビリ昼食を楽しむ。 まるで小学校の遠足だ!

昼食のあと早速カエデ類の葉を観察したが、今回は次の7種が確認できた。
世界では150種ほどのカエデがあるといわれ、日本ではその内の26種があり
中国についで2番目に多い国なのだそうだ。

イロハモミジイロハモミジ

葉身は4~7㎝
5~9裂し、粗い重鋸歯

紅葉
コミネカエデコミネカエデ


普通は5裂し、中央の3裂は尾状に長く伸びる
細脈は窪まず、葉柄に溝が無い
紅葉
オオモミジオオモミジ

イロハモミジより葉が大きい
細かい短鋸歯で大きさが揃っている

黄色~赤色
コハウチワカエデコハウチワカエデ

葉身は5~8cm
5~11裂
葉柄は葉身とほぼ同長で、毛がある
紅葉
ハウチワカエデハウチハカエデ



葉柄は短く、若い時には毛がある
紅葉
イタヤカエデイタヤカエデ


5~7中裂又は浅裂し、鋸歯はない

黄葉
ウリハダカエデウリハダカエデ

葉身は10~15㎝
浅く3~5裂
細脈は窪まず、葉柄には溝がある
黄葉・紅葉