里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

“真剣勝負を旨とする”力士の名誉

2011年02月07日 | スポーツ
2月4日付けで、産経新聞がネットに面白い記事を載せていた。

『H19年に週刊現代を相手取り、相撲協会と朝青龍ら力士30人が原告となって起こした
 訴訟に、今回話題になっている当時幕内力士だった春日錦豊桜も加わり、
 “真剣勝負を旨とする力士が社会的評価を傷つけられた”と主張して裁判で勝訴し、
 賠償金を受け取っていた

というもので、八百長メールが発覚した今となっては、何だか胡散臭くて、盗人猛々しい話
と感じてしまう!

今回のケースでも、八百長メールに名前が載っている14名の内、4名は直接メールのやり
取りをしていただけに、3名は自身で八百長を認め残りの1名は協会が八百長をしたと認
定したが、他の10名は八百長を否定している。

2月3日の八百長疑惑を伝えた新聞記事の隣には、大阪地検の特捜副部長が前田検事
からの電話で「FDの改竄」を伝えられた際にその旨のメモを残している事から、副部長は
故意の改竄と知りながら、それを過失として処理するように言い含めたのではないか、と
報じていた。

どうも、相撲界と言い、検察の世界と言い、
 「バレなければ何をやっても良い!
 「直接的な証拠が無いからバレ元で否定しておけ!
 「皆やっているのに、何で自分達だけが咎められるのか?」
と考えているように感じられてならない。

疑惑をもたれた力士の奥さんの中には、“内助の功”とばかりに、亭主の携帯電話を壊し
て証拠隠滅を図った者もいるそうだ。
いずれも、“真剣勝負”とか“社会的評価”を云々するにはほど遠い話で、何だか空しい。
せめて、我が家の花達で気持ちを鎮めるほか無さそうだ!