里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

木の年輪にも現れる太陽活動の痕跡

2010年03月21日 | 地 学
昨日の朝日新聞に「木の年輪にも太陽活動の痕跡が残っている」という記事が載っていた。

内容は、
『太陽活動が低下して磁場が弱まると、太陽系外から地球に降り注ぐ宇宙線の量が増え、
 窒素にぶつかって同位体の炭素14を生む。 そこで、木の年輪に含まれる炭素14の量
 を調べればその年の太陽活動の強弱が分かる』
『アメリカの科学者が年輪を研究した結果では、太陽活動の周期は、11年の短い周期以
 外にも、90~100年や、200~300年、2400年の長い周期も認められた』
『東大宇宙線研究所・宮原ひろ子さんが、最近1000年に5回あった太陽活動低下に注目し
 て屋久杉の年輪を研究した結果では、太陽活動が低下した時期には周期が13~14年に
 延び、逆に活発な時には9~10年に短くなっている事が確認され、周期が延びると太陽
 が冬眠に向かう傾向が確認出来た』
というものだ。

なるほど、科学者は面白い研究をするものだ!
我々は年輪の幅を見て、精々「幅が狭い時期には寒くて生長が悪かったのだろう」という事
ぐらいしか分からないのに、放射性炭素で太陽活動の強弱まで分かるとは恐れ入りました!

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