私たちは、お正月には学齢前から百人一首を楽しみ、その語句の意味は分からなくても、詩の上の句を読んだだけで下の句をとり、「有馬山いなのささ原風吹けば、いでそよ人を忘れやはする」の「い」の頭韻や、「由良の戸をわたる舟人楫をたえ、行方も知らぬ恋の道かな」の「ら行」のふるえる響きになんとなく酔っ払いました。もう少し大きくなると、これらが全部「恋」を歌ったものだと知り、大人になるというのはそういう恋をすることだと思っていました。
こういう文化的情緒教育が遊びとして存在することは、某前首相などの「美しい」などとは別格のすごい文化だし、高級な伝統だと思います。
例によって変な事を言い出せば、自国が戦火に侵されたこともないのにこういった情緒教育はなく、ひたすら大きな建物を建てて金儲けに専念するどっかの国とは質が違う気がします。品川さんのいう常に戦争をしている国と平和に生きたい国の違いには、こういう違いもある気もします。
「護憲+BBS」「どんぺりを飲みながら」より
くぬぎ林
こういう文化的情緒教育が遊びとして存在することは、某前首相などの「美しい」などとは別格のすごい文化だし、高級な伝統だと思います。
例によって変な事を言い出せば、自国が戦火に侵されたこともないのにこういった情緒教育はなく、ひたすら大きな建物を建てて金儲けに専念するどっかの国とは質が違う気がします。品川さんのいう常に戦争をしている国と平和に生きたい国の違いには、こういう違いもある気もします。
「護憲+BBS」「どんぺりを飲みながら」より
くぬぎ林
