老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「九条の会講演会~小田実さんの志を受けついで」開催のお知らせ

2008-01-13 11:41:10 | 憲法
九条の会掲示板から(以下転載)

===「九条の会講演会~小田実さんの志を受けついで」の開催のお知らせ===

「九条の会」は昨年亡くなった呼びかけ人の小田実さんの志を受けつぎ、ひきつづき憲法九条を守り、生かしていくという主旨で、上記の講演会を開催します。

お話:井上ひさし、大江健三郎の両氏は出席。他の呼びかけ人の方は未定です。

当日は小田さんのお連れ合いの玄順恵さんも出席してくださいます。音楽など文化行事も準備中です。

■日時:3月8日(土)開会13:30~(開場は12:00~)
■会場:渋谷C.C.Lemonホール(旧渋谷公会堂)http://shibuko.com/map.html
■参加費:前売り券1000円(当日券1200円)
■主催:九条の会

郵便振替で事務局まで券代金をご送金頂ければ、折り返し入場券をお送り致します。お申し込みはなるべくお早めにお願い致します。当日の入場は先着順(ただし前売り券優先)で、定員になり次第締め切らせていただきます。

※郵便振替口座  口座名・九条の会 口座番号00180-9-611526
通信欄に「講演会入場券 ○枚 希望」とお書きください

※お問い合わせは九条の会事務局へ。電話03-3221-5075

「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
松林
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小田実と「市民=議員立法」に貢献した政治家たち

2008-01-13 11:35:39 | 民主主義・人権
「追悼、われわれの小田実」の紹介で、政治家で小田氏の運動に大きなかかわりを持ったお二人を見落としていました。大きな意味を持った運動ですので、運動の紹介とともにここに付け加えておきます。(ご存知の方も多いと思いますがご容赦を。) 

ともに元参議院議員で、副議長もなさった本岡昭次氏(民主党)と新社会党の栗原君子氏です。二人とも阪神大震災被災者再建の「市民=議員立法」を作る戦いで、小田さんに議員として大変な協力をした方たちです。

本岡氏が小田さんと激しい議論を重ねて作った法案の骨子は「今後の自然災害に対する公的な社会的安心システムの重要な柱となる恒久法であるとともに、阪神・淡路大震災の被害者にも遡及適用させる」というものであったそうです。

この「市民=議員立法」を参議院に提出した後、確認集会の後のデモに小田氏と先頭に立って行進し、参議院面会所に着いたが、請願書を受け取る議員がいなかったので、本岡氏がとっさに列から離れて石段に立ち、請願書を受け取る議員の役を果たしたと言う『「市民」と「議員」の同時体験』を書かれています。

栗原氏は、当時の参議院会館の栗原事務所が支援法関係で出入りする人達の活動の拠点になって、小田氏が「栗原サロン」と呼んでいた事、法案提出のために当時の自民党の村上参院幹事長の約束を取り付けたこと、法案審議のときに提出者席で議員の質問を受けた議員の名前などなどを書いています。

結果としては、市民案とはかけ離れた与党案が成立して、落胆は大きかったが、市民と超党派議員が法案つくりに奔走したからこそ支援法ができ、非常に不十分であっても、その後の地震や水害など大型災害による多くの被災者が恩恵を受けているとのことです。

小田氏はふつうの市民を標榜しておられましたが、その発想、行動力、スケール、とてもとても普通の市民、いや誰にもできないことをやってきた方で、まだまだ活動していただきたかったと心から思います。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
松林
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