私が40代の頃、何人かでお茶を飲みながら、たわいもない話をしていました。その中に、某大学で社会学を教えていた70代の教授がおられました。曰く、「一日の終わりに、美味しいつまみで美味しいお酒がのめれば、僕は幸せです。」まだ若かった私は、それを聞いて、「なんとつまらない人生なんだろう」と思ったことを覚えています。
昨晩、暑い一日を終えて、夕飯の時に冷たいビールとお気に入りのおつまみを頬張りつつ、ふとあの時のことを思い出しました。もうすぐ70になろうとする今の私には、あの時の教授の気持ちがわかるような気がしました。
その年にならないと分からないことはたくさんあるのだなと改めて思います。
夜ともなるとコオロギが鳴きだし、森に行けばヒグラシが夏の終わりをつげています。猛暑の夏も秋に向かって歩き出したようです。季節が移ろい、人生もまた。。。。。
私は末っ子で、親とも長く暮らしました。
結婚してからは義両親と最後まで、色々ありましたが、姑が私の若さを羨ましく思う時、「貸しておくわ!」と‥いやな言葉だなぁ。。と若い嫁としては感じましたが、今やその年、いやそれ以上の年となり、気持ちひし、と伝わっています‥ただ、若者には嫌みにしか聞こえないので、黙(^^♪
親の気持ちも、親の年にならないと分からないものですよね~