初めて与勇輝さんの人形たちに出会ったのは、もう20年近くも前になるだろうか。あの時の衝撃は今もよく覚えている。展示されている人形たちは、この子もあの子も皆心を持っているようであった。いや、ピノキオではないが、与さんによって、本当に魂が吹き込まれたのだろう。今にも駆けだしそうな子もいれば、何かを話しだしそうな子もいた。彼の作る人形は全て、支えなしで立つことができるという。指先まで、血が通っているのを感じた。
その与勇輝展が銀座松屋で開かれている。テーマは「昭和・メモリアル」。戦後の子供たちの姿がとても生き生きと伝わってくる。当時を知る年代の方が見られたら、涙ぐんでしまうのではないかと思うほどである。会場の入り口正面に、昭和天皇とマッカーサー元帥の人形が展示されているのだが、少し踵が上がっているマッカーサーは本当に歩き出しそうである。
帰りに、「昭和・メモリアル」の写真集を手に入れたが、やはり三次元の世界には及ばない。古布の衣装をまとい、これほど見る者に語りかけてくる人形たちを、私はほかに知らない。
その与勇輝展が銀座松屋で開かれている。テーマは「昭和・メモリアル」。戦後の子供たちの姿がとても生き生きと伝わってくる。当時を知る年代の方が見られたら、涙ぐんでしまうのではないかと思うほどである。会場の入り口正面に、昭和天皇とマッカーサー元帥の人形が展示されているのだが、少し踵が上がっているマッカーサーは本当に歩き出しそうである。
帰りに、「昭和・メモリアル」の写真集を手に入れたが、やはり三次元の世界には及ばない。古布の衣装をまとい、これほど見る者に語りかけてくる人形たちを、私はほかに知らない。
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