rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

先生という立場

2007-10-10 10:14:35 | 講師活動記録
 「こちらでやられているのはハタ・ヨガですか?」と質問したら、聞かれた相手はきょとんとしてわからないと言う。なんか変だなと思ってよくよく話を窺うと先生ではなく生徒さんの一人だったらしい。私の頭の中には教室に誰よりも先に来るのが先生の努めだという公式があったので意外だった。なんでもヨガの先生は時間ぎりぎりに来るらしい。用意するものもラジカセくらいしかないから・・・とその方は言ってました。

 そうこうしているうちに生徒さんが集まりだして、いつも通り講座がはじまった。その日は前半少し講義して後半バス・ボムを作り、その後環境協会から配布された『精油物語』のDVDを見てもらっていた。ちょうどDVDを見ているとき、時間にすると修了時間の約30分ほど前、向かいの教室からヨガの生徒さんたちがザワザワと出てきた。

 体を動かした後だから皆さん結構テンションが高い。しかも廊下は声が響きやすくなっているので正直うるさかった。DVDも私が持参したパソコンで見てもらっていたので音量を上げるのにも限界がある。たまりかねて廊下に出て「静かにしてください」とお願いしてしまった。

 私はヨガの生徒さん達を責めるつもりはない。授業が終わった開放感とか達成感でテンションあがって声が大きくなるのも仕方ないことだと思う。ただ公民館の講座は1回2時間と決まっている。予定よりも早く進みすぎてしまう日もあるけれど、そうなったらそうなったで何か別のことをやるなりして時間を調整するのが講師の務めなんじゃないか?5分や10分早く切り上げるくらいなら時にはいいと思うが、30分はちょっと早すぎる。

 実際に会ってお話したわけでないので、その先生がどんな方だかわからないが、その日の一見だけでみると少しプロ意識が足りない気がする。私は生徒さんはお客様だと思っている。公民館の講座は生徒さんからは材料費以外いただいていないけど、生徒さんはわざわざ時間をつくって講座を受けに来てくれてる。中には有給を使って仕事を調整して来てくださる方もいる。

 先生という職業は本来サービス業なんだと思う。たとえ子どもであっても、自分の授業に足を運んでくださる生徒さんに感謝とおもてなしの心を持って接していきたい。日本の国は伝統的に「先生はエライ」みたいな概念があって、そのせいか昔に比べて減りつつあるが、いまだに偉ぶってる先生が存在する。スポーツの世界なんかはいまだに鬼コーチみたいな方がいて私などは退いてしまう。

 ヨガの先生とは直接お会いしてないのであまりここで中傷すべきではないし、もしかしたら上に述べたことを度返しするくらい個人的に魅力的な方なのかも知れない。ただ凄く拙いとはいえ教育委員会から謝礼をもらっている以上はプロなんだから時間だけは守ってほしいと思いました。

 



↑ポチっとよろしく↑お願いします☆

※トラックバックを送られる方は、コメント欄にひとこと感想をお書きください。コメントのないもの及び記事の内容と関連のないものは削除させていただきます。



コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スクールに通う意義 | トップ | 香の幻想:スパイクナード »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
時間は大切です (jasmine)
2007-10-12 17:25:04
そうですね。
プロとしては時間だけは絶対守らないと!
私も予定終了時間±2~3分を目指して調整しながらレッスンしています。
生徒さんによっては、短いと損した気分になる方もいるでしょうし、予定がギリギリで1・2分でもオーバーして欲しくない方もいらっしゃいますものね。
30分も早く終わってしまったなら、せめて「他はまだレッスン中なのでお静かにお願いします」という声がけくらいはしていただきたかったですね。
返信する
私のクラスも多々注意されます (ゆずしちみ)
2007-10-14 20:58:56
私のクラスも人数が多い為、少しでも早く授業が終わると若者達が大変な大声でおしゃべりしてしまい、しょっちゅう怒られます。
先日、学校に来客があったときなど、来客者のいる部屋のそばに担任が仁王立ちになり、おしゃべりしないよう一日中見張っていました…そこまでしないと管理できないのも問題。若いといったってもう18~19歳なんだから、見張りがいなくてももう少し静かに出来ないもんなのかな、と、疑問。
他の人を思いやる気持ちがなくては。
学生の側にも問題はあると思います。

私も気をつけようっと
返信する
感謝 (らん)
2007-10-14 22:23:17
 他の講習のセンセイ方は、時間前にはあまり来ていません。
生徒が当番制で掃除や準備をするのが普通な町の講習なようで
rosemary先生に毎回早く来て準備や後かたずけまでして頂てたり、お茶を頂いたり恐縮しています。
今月も『いいのかねえ、、先に部屋出たら先生に失礼だよねえ』と友人と話ししてました。
私も友人も、勤務先から休みを取って講習を受けている身ですので、充実した内容の講習は嬉しい限りです。
どうぞ遠慮なく、雑務は言ってくださいね。
返信する
時は金なり (ぴぐもん)
2007-10-14 23:52:07
jasmineさん、
ほんとに時間は大切ですよね。自分が習っているほうの立場だったらあまり早く授業が終わっちゃうとなんか損した気分になると思います。お金を払っているのなら尚更でしょうね。公民館の先生方の中にはタダで教えてやってるんだから・・・って考えの方もいるのかもしれませんが、講座受けてる2時間を仕事してたら?と考えれば、いくらかの収入は得られるわけで、生徒さんにとってとても貴重な時間なんですよね。
返信する
おしゃべりなお年頃 (ぴぐもん)
2007-10-14 23:58:57
ゆずしちみさん、
 そりゃ女子大生は「箸が転がっても可笑しい年頃」なので、まあしょうがないですねえ。おおきな心で接してあげてください(^^)
 今年のアロマのクラスは30代、40代の方が中心で、公民館の講座にしては平均年齢が若いんです。でも他の講座は50代、60代のオバチャンが中心で、その年代も黙ってられないというか「おしゃべりなお年頃」なので仕方ないなと思ってます。
返信する
やっぱり田舎? (ぴぐもん)
2007-10-15 00:22:50
らんさん、
 いつもいろいろお心遣い有難うございます。町の体制がなんとなく古いんですよね。やっぱり田舎なのかな。
 私は教室のドアを最初に開けて最後に閉めるのが講師の務めだと思ってますのでそれはお気になさらずに。皆さんに後片付けを手伝ってもらってますし、それを負担に感じたことはないですよ。これからもよろしくお願いします。
返信する

コメントを投稿

講師活動記録」カテゴリの最新記事