rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

『アロマテラピーのすべてがわかる事典』

2010-03-24 09:59:05 | 自然療法関連書籍
ちょっと!ちょっと、ちょっと!!

 思わず叫びたくなりました。おそらく全国のインストラクターは同じ気持なんじゃないでしょうか。

 すべてがわかる・・・と銘打ってあるだけあって、内容が濃い。精油60種類、キャリアオイルが26種類、バターが5種類、芳香蒸留水6種類と実践でできる精油&基材はじゅうぶんに網羅している。クレイだけは6種類あるもののいまひとつだけど、まあ由としましょう。レシピも豊富だしマッサージの仕方やブレンドテクまで載っている。おまけに値段が1,500円。



はやし~~~!!

尊敬する林先生に思わず噛み付きたくなってしまいました。



だって・・・




だって・・・




これってエーギョーボーガイじゃありませんか?!
たった1,500円でここまでちゃわかっちゃうとアロマスクールに来なくなっちゃうじゃないですか。これだけで検定範囲はおろか実践で使えるアロマもじゅうぶん理解できてしまう。

 ところで、インストラクターのブログほど細かいレシピが載っていないという事実をご存知でしたか?写真などを載せてさも創作意欲をそそりながらもレシピは載せない。なぜならそこで情報を得てしまうと生徒さんがスクールに来る必要がなくなってしまうからなんです。

 逆に資格のあるなしにかかわらず単なるアロマ愛好家として仕事にしていない人は案外平気でレシピを載せちゃったりもします。まあ、私も他のインストラクターさんも、この程度なら載せてもだいじょうぶといったレシピは載せているんですが、一般の入門書に載ってない知識は結構出し惜しみしているものです。

 これはグリーンフラスコの奇襲攻撃とも受け取れます。前に紹介した『ひとりで学べるアロマテラピー・・・』にしても本書にしても、著者がグリーンフラスコになってます。以前のグリーンフラスコの本はたいてい林真一郎監修となっていたのです。一段階飛躍したんですね。

 いずれにしても普及が進むとやりやすくなる反面、厳しくなってしまうのも致し方ないことだと思います。実際私がアドバイザーコースを受講した頃は受講料が教材費を入れると5万前後かかってしまったものですが、今では3万程度で受講できてしまいます。同業者が増えれば低廉化がすすむのも、当然と言ってしまえば当然ですね。

 本書を眺めていると検定は認定校で勉強するものじゃなく独学が基本だという姿勢が見えてきます。実際私自身も検定は独学でも受かる自信ありましたから・・・なぜ認定校に行ったかというと、自分が教える立場に立ったときのことを考えて授業のやり方を学びに行ったというのが本当のところです。

 こういう状況に追い込まれると高いお金払って勉強した私達の立場はどうなるの?!っていう気分になりますが、こうなったらより高いレベルに自分を持ち上げるしかないでしょうね。ただ・・・NARDやJAAなどは個人経営の学校が認定校として認められていますが、AEAJはせいぜい認定教室のみ。認定校は法人でないとなれません。厳しい現実です。


アロマテラピーのすべてがわかる事典

ナツメ社

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