rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

『アーユルヴェーダ美人道』

2011-05-30 20:56:16 | 自然療法関連書籍
 アーユルヴェーダはインドの伝統医療であるとともに哲学でもあります。古代ギリシャやローマの医学と哲学が混在していたのと同じようなものでしょう。ひとことで云えば健康を維持していくためにはどういうことに注意して、体調が弱った時にはどういう措置をとったらいいのか・・・といったことが揚げられています。

 アーユルヴェーダはごま油など植物油を使った全身トリートメント=アヴィヤンガや、溶かしたバターで目をパックするネートラタルパナ、植物油を額にぽたぽた垂らすシロダーラなどが有名です。本書ではサロンのお手入れよりも日常的にできるセルフケアに重点が置かれています。

 本書の構成で最もページをさいているのが3つのドーシャ(体質)。

をあらわす軽やかで自由な気風のヴァータ
をあらわす情熱的な熱血漢のピッタ
をあわわす辛抱強く寛大なカパ

この3つのドーシャが基本になっています。

ヴァータの人は外見が痩照る人が多く、行動力があって適応力もあるのだけど気紛れ。昔中学の体育で習ったクレッチマーの気質分類では分裂気質、ルノーの体質学では外肺葉系に似ています。

ピッタの人は外見はがっしり体質の人が多く、責任感が強くチャレンジ旺盛タイプ。クレッチマーの気質分類だと癲癇気質、ルノーの体質学では内肺葉系に似ています。

カパの人は温厚で沈着冷静なんだけどちょっとスローで依存心が強い。クレッチマーの分類では躁鬱気質、ルノーの体質学では中胚葉系に似ています。


占いなどと違う点は、全ての人をここにある3つのタイプに当てはめてしまうのではなく、ヴァータが多いタイプとかカパが多いタイプ・・・などと更に細かく考察していきます。私の場合はヴァータ:ピッタ:カパの割合が3:2:1でしたのでヴァータ・ピッタタイプという枠に入ります。

ひとつのタイプの特徴だけが突出しているシングルタイプもありますし、3つのドーシャがバランスよく調和していいる人もいるようです。最も多いのはどれか2つが同じくらい並んでいるタイプのようです。

そして生活習慣が変わってくるとドーシャも変わってくるようです。実際私も若い頃はヴァータの特徴が突出してましたが、年齢を重ねるとピッタの特徴が徐々に現れてきました。だからバータだから太りにくい・・・なんて安心していて食べ過ぎてしまうと太ってしまうことも大いにあるわけです。

セルフマッサージやストレッチなど気軽にできるようなことが載ってますので、健康管理の1冊にいいようです。


アーユルヴェーダ美人道
たかの 友梨
情報センター出版局






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