免疫系も結構わかりにくい項目だけれど、この本でなんとなく感覚的に掴めたような気がする。そんなわけで、ぴぐもん流おさらい。
まず、ひとりの人間のからだをひとつの大きな国家だと思ってください。次に住民のひとりひとりが細胞だと捉えてください。免疫系というのは外敵からの攻撃を防ぐ国家警察あるいは科学特捜隊のようなものなのです。
ウィルスや細菌というのはゾンビみたいなものだと思ってください。細胞にウィルスが取り憑いて細胞をウィルス化してしまい、取り憑かれた細胞が別の細胞を襲う。そうやって増殖していくわけです。
そうやすやすとウィルスや細菌に侵入を許すわけにはいきません。そこで好中球やマクロファージといったパトロール隊がまず外敵を退治します。とても原始的な方法で・・・つまり彼らはパックマンやカービーみたいに外敵を片っ端から食べちゃうんです。でも、彼等だけでは対処できない敵も存在します。
そこでマクロファージはウィルスのかけらを持って管制塔にいるヘルパーT細胞のところに情報提供に行きます。ヘルパーT細胞は(私が想像するところによると)ミニスカートの似合う美脚美人のお姐さんでデータ分析が得意。
ヘルパーT細胞は分析したデータから戦いに適した栄養ドリンクを用意してマクロファージとキラーT細胞に渡し、両者にはっぱをかけて戦地へ送り込みます。キラーT細胞はその名の通り素手でウィルスをやっつける暴れん坊。でも普段は寝てばかりいてヘルパーT細胞の命令がなければ動きません。
ウィルスに取り憑かれた細胞をキラーT細胞がやっつけていくのですが、残念なことにウィルスそのものをやっつけることは出来ません。そこで登場するのがB細胞。B細胞は頭はいいんだけど人付き合いの悪いアキバ系少年。メカ技術には誰にも引けをとらない。
ヘルパーT細胞の分析結果をもとに免疫グロブリンというロボット部隊を製造しウィルスに直接攻撃をかける。免疫グロブリンレンジャーはIgG,IgA,IgM,IgD,IgEという5つのタイプがあり、ちょうど鍵と鍵穴のようにウィルスに合わせて改造される。
さて、ここにもうひとりサプレッサーT細胞というものが存在する。ひょろっと痩せていて存在感の乏しい穏やかな青年なんだけど、いざという時ブレーキをかけてくれるマネージャーのような役目をする。ヘルパーT細胞が過剰に反応して命令を出しすぎたり、B細胞が余計に免疫グロブリンレンジャーを作りすぎるのを阻止する。ちなみにヘルパーT細胞が過剰反応して敵でないものまで攻撃命令を出してしまうのがアレルギー。
そんなふうに国家の安全を守ってきた彼等だが、近年エイズウィルスという強敵に様々な国家が襲われている。エイズウィルスはちょどバルタン星人のように狡猾で変装が上手い。見方に化けて管制塔内に侵入し、ヘルパーT細胞に乗り移ってしまう。取り憑かれたヘルパーT細胞は本来の働きができなくなり、司令塔を失った免疫警察は機能しなくなり荒廃していく。つまりそれがエイズ。
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私も丁度、病理学、微生物学の授業で免疫学の章に入ったところですが、ぴぐもんさんの説明はとても解りやすかったです♪このページ、プリントアウトしてノートに貼っておこうかしら。
アロマってこういうことも勉強するんですね…医療分野も要求されるとはなんとも奥が深い。でも、それだけに安心して身体を任せられるんですね。
私も試験勉強三昧で眠くて仕方ない時が多くなってきたのでお部屋でアロマテラピーを再開しました。ユーカリ&ローズマリーで眠気覚ましと集中力を補っています。久しぶりに使ったらすごい効いてビックリ!これからも愛用しよう♪
ヘルパーT細胞が美脚だとかB細胞がアキバ系というのは全く私の創作、いや妄想ですが・・・
ところで免疫グロブリンレンジャーの違いがいまひとつ掴めてないんですよ。IgEがアレルギーと関連しているってことくらいしかわかってなくて。もっと勉強せねば。
ユーカリ&ローズマリー久しぶりだから凄く効いたのでしょうね。嗅覚って慣れやすいので毎日同じ香だと効き目が悪くなるので、調子のいい時は使わないとかブレンドを毎日少しづつ変えてみるとか工夫してみてください。