しばらく朝ドラのヒロインは留守で、ギャルが画面を占拠していた。先週の月曜日に久々にヒロインが登場し、管理栄養士になるための勉強中だったから、お、ここから管理栄養士になるために奮闘努力する話になるのかと思ったらその一瞬だけで、すぐさまギャルまみれの画面に戻った。で、今週の月曜日にヒロインが戻ってきたと思ったら、なんと管理栄養士になって4年が過ぎていた。試験合格はナレーターの一言で片付いた。だから奮闘努力の様は描かれなかった。たしかに、運動選手や芸術家には、努力する姿を人前で披露しない人がいる。いかにも何にもしてない顔をしていて、実は影でうーんと努力をしているのである。だが、ドラマが努力する過程を描かなければどうするの?とも思うのだが。
因みに、私が「管理栄養士」の存在を知ったのは昔の朝ドラである……のはたしかなのだが、その作品名等について、私は記憶違いをしていたようである。私の記憶はこうであった。作品名は「ひらり」。ヒロインのひらりが相撲部屋の専属の栄養士になろうとする。だが、あき竹城演じる先輩女性に「これからは管理栄養士」と一喝される、というものである。だが、改めて「ひらり」について調べてみると、たしかにひらりは栄養士試験をめざし栄養士の学校の受験にうかった(そのあたりの奮闘努力ぶりが、今朝ドラと違って綿密に描かれていた)。だが、あき竹城は「ひらり」に出ていない。「ひらり」で先輩女性(すみれ)を演じてるのは阿知波悟美であった。すると、ひらりに「これからは管理栄養士」と言ったのはすみれさんだったのか?だが、私の脳にインプットされたこの台詞の声の主はどう考えてもあき竹城である。
そこで、あき竹城が出演した他の朝ドラを調べてみた。すると、田畑智子がヒロイン「なずな」を演じた「私の青空」にあき竹城が出演している。しかも、なずなは「管理栄養士を目指している」とある。これだ。私の脳にインプットされた「これからは管理栄養士」は「私の青空」におけるあき竹城の台詞であったことがほぼ判明したと言ってよいだろう。
ちなみに、「ひらり」ではひらりの姉のみのりの恋愛事情も描かれていて、当時、日本中はこちらの方にやきもきしたものである。今上陛下(当時は皇太子であらせられた)が「みのりさんはどうなるのでしょう」とのたまったというニュースも報じられた(その意味で、「ひらり」は皇室御用達ドラマである)。
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