高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

高齢者向け住まい・施設 その3 有料老人ホーム(1)

2015年06月05日 | 老後と住まい
有料老人ホームは、養老院(救護法(1929年制定))や養老施設(生活保護法(1950年制定))などを経て1963年に制定された老人福祉法に規定される「老人ホーム」の一つとして位置づけられました。老人ホームには、「有料」老人ホームの他、「養護」老人ホーム、「特別養護」老人ホーム、「軽費」老人ホームがあります。この頃の有料老人ホームは悠々自適な老後を過ごせるような保養やサロン的要素をもった自立者向けのホームが中心だったようです。
2000年に介護保険法が施行されると有料老人ホームで提供されるサービスのうち、介護保険サービスに保険が適用され入居者は1割負担で済むようになったことから要介護者向けのホームが増加することになりました。2006年の介護保険法と老人福祉法の改正により介護付のホームの開設が総量規制により難しくなり、「住宅型」のホームが開設されることになりました。
(参考:福祉住環境コーディネーター公式テキスト)(投稿者のURL 「老後と住まい」http://www.rougotosumai.com/ )