高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

高齢者向け住まい・施設 その5 特別養護老人ホーム(4:最近の話題)

2015年06月29日 | 老後と住まい
最近、中央公論7月号に「緊急特集 2025年、東京圏 介護破綻」という記事が掲載されました。この中で「日本版CCRC構想」(注:Continuing Care Retirement Communities)が大いに期待できるとしています。記事では、「これは、高齢者が移住した地方で、健康でアクティブな生活を送り、医療介護が必要となった時には継続的なケアサービスが受けられるようなコミュニティーづくりを進めるものである。」と解説されています。
この記事を読んで、東京圏では介護施設や介護職員などが限界にあるという問題に対して対案も思い浮かばず止むを得ない構想かとも思いましたが、なにか釈然としません。高齢者の価値観は千人千色、万人万色ですし、介護の側面からだけで人生晩年の住まい方を考えるのは少し極端すぎるような感想を持ちました。もし、移住先が生まれ故郷で、かつ家族の介護が期待できないのであれば、選択肢の一つかなとも思いました。
(投稿者のURL 「老後と住まい」http://www.rougotosumai.com/)