高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

高齢者向け住まい・施設 その3 有料老人ホーム(7:入居一時金の続き)

2015年06月11日 | 老後と住まい
有料老人ホームの事業者は「償却期間」といい、厚生労働省は「想定居住期間」といっている期間を厚生労働省が示す「有料老人ホームの家賃等の前払の算定の基礎」(前回参照)に沿って「想定居住期間」を計算すると入居時の年齢と男女によって違いますが、代表的な年齢でみてみると次のようになります。
入居時年齢が65歳の場合、男性20年、女性26年
入居時年齢が75歳の場合、男性12年、女性16年
入居時年齢が85歳の場合、男性6年、女性8年
この期間は平均余命と一致します。本来、入居時の年齢によって異なる償却期間ですが実際の有料老人ホームの契約では70歳代といった荒い区分で決めているところが多いようです。有料老人ホームの類型、支払方法(一括払いや部分払い)、入居時の状態(自立や要介護)で異なりますが、全国有料老人ホーム協会の調査によると、たとえば介護付で一括払いの場合、償却期間は一般居室で平均10年、介護居室で平均5.3年となっています。
もし、有料老人ホームに入居をお考えで、そのホームが一括前払いの場合には、そのホームの契約書の償却期間が妥当かどうかを判断する際には、平均余命との比較が一つの目安となると思います。
(投稿者のURL 「老後と住まい」http://www.rougotosumai.com/ )