RSM MBA Life

オランダロッテルダムにあるRSM Erasmus UniversityのMBA Programに通う学生達の日記。

第4ターム

2008-10-15 17:58:46 | MBA09授業
JUNです。

MBA生活もはや1年が過ぎ、最後のタームに突入しています。
第4タームは選択授業となっていて、私はファイナンス系を3科目、
戦略、マーケティングを1科目ずつ、あとサプライチェーンを
選択しています。

そのうち半分ほど消化しましたが、特にファイナンスの中で
Strategic Finance and Value Creationの授業が良かったと感じています。
2週間の間にかなりの数のAssignmentやExamがあって、かなりキツかった
ですが、コーポレートファイナンスやプロジェクトファイナンスなどを
確りと押さえることができ、クラスメートからも一番評価が高い授業でした。
11月からは一番興味があるStrategyの授業が始まるので楽しみにしています。

ところで、10月から新しいMBAの代(MBA10)がスタートしています。
私の代(MBA09)は日本人は4人ですが、今年は日本人が7名に増えています。
今後MBA10の人たちとともに、このブログを盛り上げて行こうと
思っていますので、引き続き宜しくお願いします!



インターン

2008-10-15 17:44:36 | MBA09授業
JUNです。
バタバタしており、久し振りの投稿になってしまいました。

私はインターンをオランダのエネルギー機関で行ったので、
オランダに留まっていました。30度を超えた日は5日ぐらいでして、
扇風機があれば十分で、日本と違ってかなり過ごしやすい夏でした。
一方で、インターンと10000文字の企業分析レポートに追われ、
あまり余裕がない日々が続いていました。

欧州では、企業もビジネススクールもSustainabilityにかなり
力を入れています。私がインターンを行ったエネルギー機関では、
Renewable Energy(太陽、風力、バイオマスなど)やEnergy Efficiencyの
仕組み、システムの研究、開発を行っていて、これら新技術を市場に
展開するというのが役割になっています。

一方で、市場に展開するにあたり、どのように展開したら良いかというのが
彼らの課題となっていて、それをビジネス戦略の観点からリサーチ・戦略立案
をするというのが私の役割でした。
新商品開発・市場展開という点で自分の過去の経験が役立った一方で、MBAで
習得した知識を実践で試すいい機会であったこと、様々なリサーチや分析を
通じてInnovation Managementなど戦略に関する新たな知識を得ることができ、
また、他業界のことを知る良い機会であったことから、非常に有意義な経験が
積めたと思っています。


Sensitiveな授業

2008-05-08 08:47:47 | MBA09授業
RSMライフを満喫しているK.T.です。今週から第三タームに入っています。本当に早いものですね・・・。

先日行われたLiving Managementについては、もうJunさんとハイディさんが述べられているので、多くは語りませんが、本当に貴重な経験になりました。優秀なチームメイト達(インド人2名・パキスタン人・インドネシア人・コロンビア人)と私の家で丸3日間缶詰め状態でトコトン議論したことは、忘れることはないでしょう。

さて、第三タームは、RSM独特のスケジュールとなっています。授業が行われるのは5月のみであり、6月から8月については、生徒は各企業でサマーインターンシップを行うことになっています。5月の授業は、Strategy・Marketing・Financeの3つのなかから選択することが可能ですが、私は悩んだ末にStrategyを選択しましたので、この授業について少し触れたいと思います。

このStrategyの授業は、「グローバルなビジネス環境下でどのように戦略を構築していくか」ということに主眼が置かれています。エリアとしては、中国・インド・東南アジア・中東・アフリカに対して焦点があてられています。この授業の講師は、「まずはPoliticsとHistoryを知らなきゃダメだ!」ということを持論にしており、結構Sensitiveな話題を持ち出してきます。世界40カ国から生徒が集まっているRSMでは、授業中でもプライベートでもSensitiveな話題について触れられることはありませんでしたので、新鮮な刺激を受けています。

わたしが感じたのは、やはり中国と日本の関係はとても難しいということです。講師が「第二次世界大戦の際の日本の戦略は・・・」と話し始めると、ある中国人女性生徒が「その話題は持ち出さないで欲しい」と断わりを入れました。また、別の中国人女性生徒も「中国の共産政治は、過去にあったような外国からの侵略を防ぐためのものだ」とプレゼンしていました。普段はとても懇意にしている彼女たちからそのような意見をダイレクトに聞くと、少々とまどいを覚えました。

日本にとって、中国はとても大事な国であることは間違いありません。私自身も中国でのビジネスにかかわる可能性は十分にあります。政治体制や歴史認識の違いを乗り越えてビジネス上の成功を収めることは非常に難しい問題ですが、「お互いのことを理解しあう」ことから全てが始まるように思います。相互理解を深めあうという点では、RSMはまさに絶好の機会を与えてくれています。入学以来中国人とはかなり親しくしてきましたが、これからはもっと親交を深め、互いの良さについて認め合う仲になりたいと思うようになりました

明日からはパリでMBAオリンピック(運動会のようなもの)が開催されます。欧州の様々なビジネススクールが集結し、いろいろなスポーツで各生徒が母校を代表して競い合うようです。こうしたインフォーマルな企画があるのもRSMの醍醐味です。思う存分楽しみます。

Strategy

2008-05-02 06:25:51 | MBA09授業
JUNです。立て続けの投稿です。

Living Managementが終わりホッとしていたのも束の間、Strategic ManagementのAssignmentがあったため、あまりゆっくりも出来ずにレポート作成に追われました。

Assignmentの内容は基本的に自由。テーマを決め、授業で学んだ〝戦略”のフレームワークを使い、自分なりのAnalysis・Recommendationを行う形です。
今までも、商品企画・開発を行う際にマーケットや収益性、他社比較などの分析を行った経験は色々とあるのですが、実際に理論に基づいて分析したことはありませんでした。
ポーター、マッキンゼー、BCGなどのフレームワークを駆使して分析を行うと、新しい発見があったりして、楽しみながら分析をする事ができました。

5月から始まる3学期は、Advanced Strategyのコースを取ることにしているので、さらに深掘りして知識を深めていきたいと思っています。






続 Living Management終了

2008-05-02 05:59:07 | MBA09授業
JUNです。久し振りの投稿です。
ハイディさん。って誰?なんでそんなペンネームにしたの?
まぁいいか。
ハイディさんに続き、Living Managementについて少し触れたいと思います。

Living ManagementはRSMの一つの大きな売りとなるカリキュラムです。
企業が抱えている課題を実際にコンサルするというなかなか経験できないプロジェクトなので、始まる前からかなり楽しみにしていました。

僕のチームの担当は、ある飲料パックのメーカーのプロジェクト。
内容的にはマーケティングが主体で、それに戦略やHRなどを織り交ぜてチームとしての解決策を練るというものでした。

毎日夜までチームで戦略を考え、マーケティングプランを作り、議論・資料作成を行い、帰ってからも各自の割当てに基づいて朝までに資料を作成するという毎日。日曜日は学校が閉鎖されているので、スカイプでネット会議を行ったりしました。
最終的にはAppendixも含めてパワーポイントは70枚ほどになりました。
また、チームメンバーにパワーポイントの達人がいたので、皆で知恵を出してお手製CMまで作りました。

プレゼンは30分のみ。僕のチームは6人全員でプレゼンを行ったので、リハーサルを行い、お互いのプレゼンの問題点を指摘したり、時間配分を行ったり入念にチェックして挑みました。

プレゼンの結果は大成功。特にCMは企業の方々も目を丸くしていました。
Q&Aもソツなくこなすことができ、僕もチームメンバーも大満足。非常に充実感がある10日間でした。
写真はプレゼン後に撮ったチーム全員の写真です。テーマがSustainabilityだったので、グリーンのネクタイ・スカーフで統一しました。