RSM MBA Life

オランダロッテルダムにあるRSM Erasmus UniversityのMBA Programに通う学生達の日記。

RSMのMBA修了に伴う手続き

2010-11-24 00:13:20 | MBA11全般
こんにちは。MBA11のYASです。

イノベーションマネジメントのビジネスプラン作成に行き詰まって頭を抱えている最中、RSMのMBA修了に伴う手続きをポイントを絞って簡潔に記載します。(キャッシュフローとビジネスの成長がかみ合っていない・・・。キャッシュインが資材購入費よりはるかに少ない・・・。これに対して、フィナンシャルサマリーをゼロから作り直すか、資金繰りが上手くいくようなストラテジックフィナンスを考案するかのジレンマに陥っています・・・。多分両方のバランスで乗り切るという結論に行き着きそうな気がしますが・・・。このビジネスプランは高齢社会を支える医療デバイスを製造販売するものなので無借金経営のだと逆に違和感を感じる・・・。)従って、虚ろな文章になるかもしれませんが何卒ご容認願います。

以下内容がこれからRSMでMBAを取得される方や検討されている方のお役に立てれば幸いです。
但し今年度の傾向が以前や今後の傾向と似通わない事が有りますのでその点はご留意願います。

◆本日銀行口座INGを閉じてきました。
口座を開設したBeurs近くの支店で即日解約できます。返金も当日にされます。但し、銀行での手続きは1週間掛かるそうです。従って、念の為にその期間分を考慮して解約する事をお勧めします。

◆卒業に伴いしなければならないこと。
レジデントパーミットを返却する必要があります。到着後間もなく市役所でレジデントパーミットを作成すると思いますが、MBA修了時はハウジングオフィスの方が住民票取消(解約)手続きを代行し、レジデントパーミットを返却してくれるそうです。(自分で行う事も可能だそうです。)

◆GALAのジャケットのレンタル予約をしてきました。
MBA修了時にGALAという最終イベントがあり(卒業式もありますが・・・)、その為のジャケット一式のレンタル予約をしてきました。ここで、GALAって何?と思われる方もいらっしゃると思いますが、私も初めての事なのでまだ良く分かってはいません。いずれにせよ、レンタル予約時に105ユーロ程払って、後日裾直しされたジャケット一式を借ります。そしてそれらの返却時に50ユーロを返金してもらえるそうです。但しお店の方がオランダ語しか話せず、かつ私はこのようなレンタルは初めてでシステムも何となく分かる様な分からない様な感じだったので、若干手こずりました・・・。ジャケット等の購入は出来ますが、あまりスタイリッシュで無いのと金額も300ユーロ程掛かるのでお勧めはしません。(女性方のドレスは魅力的かもしれません。)

取敢えず今回はこれで以上です。RSMに来てから良かった事は最後にとって置きたいと思います。

YAS

全てのクラスが終わって・・・

2010-11-23 11:01:54 | MBA11全般
こんにちは。MBA11のYASです。

私が履修しているクラスは全て終了しましたが、未だに宿題、その他手続きにてんてこ舞いの状態です。正直ブログを更新している余裕は無い位・・・というのが本音ですが、これから本気で成長したいとお考えの方々に役立つ情報を是非とも提供したい、その為には今このタイミングに更新すべきと考えブログを綴ります。渡航準備や入学準備のお役に立てれば幸いです。

かなり忙しいのでポイントを絞って簡潔に(そして漫ろに)記載しますが、何卒ご容認願います。
また今年度の傾向が以前や今後の傾向と似通わない事が有りますので、その点はご留意願います。

◆留学のトータルコストは総支出で6万ユーロで収まります。
この費用には以下のコストも含まれています。
 ・オランダ行きの渡航費(9万円)
 ・バルセロナIESEでのDGDWに掛かる費用
 ・パリへの旅行(個人旅行)
 ・ボストンキャリアフォーラムに掛かる費用(1800ドル)
 ・日本への教科書輸送費(228ユーロ)
 ・全ての教科書代
 ・日本行きの渡航費
 ・授業料(3万6千ユーロ) ※次年度から暫くは+2000ユーロずつ増えていくらしいです。
 ・生活費 等
またこの費用には以下のコストは含まれていません。
 ・MBAT
 ・スキー旅行(多分存在したのだと思います)
どちらかというと私はかなり節約をした方だと思いますが、飛行機のチケットやホテルのチケット等は抑える事が出来ると思います(特にボストンキャリアフォーラムへ行く場合は、3ヶ月前くらい早めにホテルを予約するとかなり節約できるはずです)。カタログの計算だと5万ユーロで足りるような感覚を覚えましたが、やはり渡航費その他を含めるとそれ以上掛かります。私の場合は5万6千ユーロ位です。う~ん、それでも他校と比べかなり安価。

◆現在の就職競争相手は日本人だけじゃないです。
ボストンキャリアフォーラムに参加して、驚いたのは現在の参加者が多様化している事です。実は私は7年前にも参加しているのでこの違いは正直驚きました。具体的にどのように多様化してきているかというと、韓国人、中国人、インド人の留学生も参加していたという事です。また、日本の大学に留学している韓国人や米国の大学に一時留学している日本の大学生の方も見られました。以前は、殆どが米国人と米国留学をしている日本人だった記憶があります。余談ですが、ボストンの気候はロッテルダムより穏やかで爽快でした。ハーバード大学、MIT、ボストン大学に通いたくなる理由がよく分かります。

◆4学期の選択科目は5つ履修することになっていますがそれ以上取れます。
私も実際6つ履修しました。その為、現在Innovation ManagementとEntrepreneurshipのビジネスプラン作成中です。しかも各々のビジネスプランは異なるというチャレンジングな計画を立てて、自分のコンピテンシーを更に加速させています。(お陰さまでボストンキャリアフォーラムには準備が十分に出来ないまま臨む事になってしまいました。そして現在、滅茶苦茶忙しく就職活動と究極のジャグリングです。)生徒の中には強者もいて選択科目を7つ履修している方も見えます。また9月までに就職先が決まっている方もいます。後者の方で選択科目を5つ履修した場合は4学期が一番ゆとりがあるかもしれません・・・。生徒の中には入学前に内定を貰ってから留学している方もいますし、3学期と4学期の間にインターンをしその時点で内定を獲得して既に会社で働いている強者もいます。(但し、私の場合は就活生なので一分のゆとりもありませんが・・・。)

◆何故RSMを選んだか
良く聞かれるのでブログに紹介しておきます。
①自分が元々興味を持っていたサステイナビリティのコンセプトに力を入れている。全てのクラスでサステイナビリティの面が伺えます。次のリンクは参考になるかもしれません。<http://www.beyondgreypinstripes.org/rankings/index.cfm>
②ASEAN地区に勤務した際に、ASEAN、中国、インドの方がヨーロッパ志向であり、ヨーロッパ流の経営の方がそれらの地域で役に立つと考えた為。
③掛かる時間と費用の面から、RSMが最適だと感じた。私は私費留学なので予算を800万円に想定(最大上限で1000万円)しており、その範囲で出来るだけ実践的なプログラムを効率的に学べ、かつ自分の興味を追求できる学校を選びました。

他にも良く聞かれる事をブログに紹介しておきます。これからMBAを考えている人には大変興味があるだろうと思いますが、かなり個人の価値観に依存するので斜め読みでお願いします。

◆RSMに来てから想像と異なっていた事
 ・生徒の人数が多かった。100人位を期待していたのですが結局154人でした。
 ・オープンというよりフレンドリー。何事も『オープン』に受け入れるという意味で『オープン』を使うなら違います。
 ・インド人が多く中国人が少ない。5人に1人がインド人でした。だから今年のRSMのカルチャーはちょっとインド風?。
 ・フィージビリティースタディーに弱い。定量分析はあまり力を入れていないのは正直残念でした。
 ・気候が今年は極端に寒かった。しかし、エアコンなしの生活が如何に快適かを1年を通して学びました。
 ・日本や米国と比較するとサービスの質が悪い。ITサービス、メール、駅、郵便局などはRepublicという感じです。
 ・想像以上にアカデミックだった。RSMがより実践的というならOxfordはどんな感じだろう・・・。
 ・RSMの1年制のカリキュラムはどちらかというとキャリアアップ用向きだと感じた。
 ・経済学の教授はエラスムス大学の教授ではない。オランダでは教授に支払われる給与が法律で定められている?。

取敢えず今回はこれで以上です。ノルマあと2回を達成できるよう、RSMに来て良かった事や、銀行の閉じ方、卒業に伴いしなければならない事などを今後紹介したいと思いますが、就活戦線からのレポートとなるのであまり期待はしないでください。

YAS