RSM MBA Life

オランダロッテルダムにあるRSM Erasmus UniversityのMBA Programに通う学生達の日記。

卒業旅行 in Berlin

2015-11-22 01:31:19 | MBA16全般
みなさん、交換留学生のタムタムです。
RSM日本人メンバーでベルリンに卒業旅行に行ってきたので、今回はその報告をしたいと思います。
11月はRSMの最終学期後半にあたり、授業が終了した学生は就活したり、旅行したり、帰国したりなど、みんな思い思いの生活をしています。
授業数が少ないので、グループワークもしっかり時間を取ってディスカッションできます。なので、チームメンバーともよいコミュニケーションがとれます。
さて、私は交換留学生なので、残念ながらみんなと一緒にRSMを「卒業」するわけではないのですが、やさしいデンスケさん、nanaさん、shinさんと卒業旅行に行ってきました。
Airbnbで悪党の秘密基地みたいな部屋を借りたのですが、Airbnbならではの楽しみがありました。最初宿泊先に着いた時、夜中で雨が降っていて、家主と連絡が取れず、宿の建物は不良の落書きだらけで、ビルの扉がロックされて入り方がわからず大変でした。先に着いたnanaさんと私はどーしたらええねんという感じだったのですが、たまたま中から人が出てきて入ることができました。最初は2人とも焦って建物についている扉を手当たり次第開けようとしたのですが開かず、ビルに入れたあとも部屋に入る鍵のボックスがみつからず大変でした。私はドラクエのダンジョンのようで楽しんでいたのですが、nanaさんは焦っていました。本当に私のような頼もしい交換留学生がついていてよかったと思います。
4人で合流した後は、ベルリンの壁、ミュージアム、国会議事堂など観光名所を巡りました。夜は遅くまでみんなでドイツビールとワインを飲みながらたわいもない話をしました。
ちょうど旅行中にパリでテロがあり、ドイツでもトリコロールをあしらったライトアップがされていました。ヨーロッパの国は鉄道でつながっているので、パリのテロも身近に感じます。
最終日、ベルリン郊外の強制収容所を見た後、デンスケさんと他3人に分かれて別々の空港から帰ったのですが、最後スキポール空港で合流、みんな仲良く同じ電車で帰りました。
今回の旅行で、私のキャラを一通り伝えつつ3人と仲良くなれました。本当に大満足です。帰りの便でも「この旅行たのしいなぁ」と独り言を言っていました。
私は先週授業を終えて、リラックスしながらこのブログを書いているのですが、RSMに来て良かったと思っています。
学生はフレンドリーだし、ロッテルダムの町はきれいだし、楽しい3か月を過ごすことができました。
月末にはアメリカに帰ります。アメリカ人のクールさに耐えられるか心配ですが、ぼちぼち頑張ろうと思います。

タムタムより。



サムライジャパン

2015-11-10 09:14:50 | MBA16全般
お待たせしました、みんな大好きデンスケの出番です。

既にShinもNana書いている通り、今は最後のTerm。全て選択コースなんで、忙しさは基本私の匙加減によるんですが、スケジューリングを完全に失敗しまして、忙しさ満点。もう今月一杯で我々のMBAライフもほぼ完了するというのに、未だに就活に移れず、自分の未来に不安しか感じない今日この頃です。

本当はその辺の愚痴をここでぶちまけてやろうとしましたが、それではデンスケの名が廃るということで、今日はどうでも良いことでも書こうかと思います(いつもどうでもいいけど)。

ちょっと前になるんですが、ルームメイトと話していた時のこと。
私は韓国人、アメリカ人と、計3人でルームシェアをしてるもんで、よく韓国、日本の英語できないコンビでアメリカンに素朴な英語質問(もしくは単に英語喋れない愚痴)をぶつけて、いつも素敵なアドバイスをもらえるわけです。
その時もいかにして就活の時に会社にアピールするか、人事担当とお友達になるかって話をしていて、例えばいきなり会社にアプライするよりは、人事担当とか、気になる部署のお偉いさんとLinkedinとかで繋がる方がいいよねー、とかそういう話をしてました。

このへん、最近日本でも働く前にまずは社員と話せる機会を設けたり、なんならランチしたりするサービスもあったり、やはりいきなりアプライと言うよりは、まずはお互いを知る機会を設けるっていうのはそれほどコストがかかるわけでもなく、企業、求職者双方にメリットがあるというのはわかります。
ただ日本語でもいきなり知らない人に連絡するって難しいのに、それを英語でってのが難しくて、じゃぁなんてメッセージを書いたらいいのかってのを教えてもらっていたわけです。

そんでデンスケだったら、名前言って、RSMで勉強してます、、、そんで、日本人。

そうですワタクシ日本人ネ。生まれも育ちも日本のドメスティックジャパニーズネ、と。

そしたら、なんでわざわざ日本人っていうのって。メリットないじゃんって。特別な場合を除いて、国籍なんて言っても変なバイアス与えるだけじゃないって。

晴天の霹靂。目から鱗。寝耳に水。
そして韓国人も同じく驚いていました。私と同類です。

別に特に考えて言ってたわけじゃないんです。いわゆるテンプレートです。でもよくよく振り返ると、日本人である俺を見ろ!と言うよりは、こんな極東島国からきた、英語もたどたどしいもんですけど、よきに計らってくだせぇ、みたいな心情が無きにしも非ずだったのかなと思います。

ただ私自身はこの、おらみたいなもんにーと言う遜った感じというのは、嫌いじゃないんです。
だってこれは侍でしょ!?きっと徳川の時代から脈々と受け継がれてきた血筋なんだと思うんですよ。
※最近サムライにハマってるだけ、深い意味はないです
※そもそもデンスケの祖先は農民だとか、農民、商人も遜るとか、そういうツッコミは受け付けません

だからこれは癖というか文化なんですよね。例えば何かしてもらって「ありがとう」じゃなくて、「すいません」を使う。「つまらないものですが」とお土産を渡したり。ただ世界に出る限り、この辺をきちんと理解し、使い分けをしないと痛い目をみるかもしれません。


さて本日のブログはこれで終わりです。
MBA一切関係なかったですね。
たまにはいいんです。
こういうことを考え、語る場です、そういうのも含めてMBAなんです。
事務的な情報が知りたい方は直接コンタクトください。

Term 4 について

2015-11-01 23:16:34 | MBA16全般
こんばんわ。Shin3回目のポストです。

オランダでは、11月に入りぐっと寒くなりました。日も極端に短くなってきています。
また、プログラムも佳境に入り、多くの学生は就活を始めています。私も、各種エージェントと連絡を取って情報収集をしています。


さて、今回のポストでは、最終学期であるTerm4のElectives(選択科目)について説明したいと思います。

Term4は、Electivesと呼ばれる選択科目+スタディトリップのみで、自分の関心やスケジュールに応じ最低5科目を受講していくことになります。
1つの科目に関して最大受講人数が40人なのでTerm4に先立ってBidding Systemを使った振り分けが5月下旬ごろより行われます。

Biddingというのは、1人1000ポイント与えられるので自分の受けたい科目5つにポイントを振り分けて上位40人がその科目を受けることができ、上位40人に漏れるとその科目は受けられないというものです。そして、一回目のBidで5科目確保できなかった人は二回目のBidに進み空きのある科目から再度Bidを行うという流れになります。

私の場合は、幸い比較的競争率の低い科目を複数取っていたので、うまくポイントを振り分けて1回目のBidで5科目とも確保することができました。最終的にすべての学生が必要最低限の科目を確保した後、空きがあればさらに受講することも可能です。
なお、選択科目はExecutive MBAや交換留学生の方も同様にBidに参加することになります(一部フルタイムのMBAしか取れないコースもありますし、主にEMBA向けの週末執り行われる科目については、フルタイムMBAのBidポイントは一律割引されてしまったりします。そんなことも含めてBidはルールを理解しかなり戦略的に行う必要があります)。
その他注意すべきこととしては、あまり希望者がいないと、その科目自体が行われないということもあります(それでも10人程度集まっていれば開催はされています)。


選択科目はGeneral、Strategy、Finance、Marketing、という4つのカテゴリーに分けられて、スケジュールが重ならない限りどの科目を受講してもいいですが、1つのカテゴリーで3つ以上の科目を受講することで、MBAの卒業証書に専攻(Strategy/Finance/Marketing-concentration)を記載することが可能になります。
また、上記の4カテゴリーの他にリーダーシッププログラムと称する科目が2つあります。南アフリカかもしくはスペインのカタルーニャ地方に遠征するので追加のフィーがかかりあまり多くの学生が参加はしませんが、スタディトリップと並び貴重な経験ができるプログラムの一つとなっています。


選択できる科目は下記の通りです。

<Finance>
Financial Analysis and Valuation
Financial Engineering
International Investment Management
Multinational Business Finance
Private Equity
Strategic Finance and Value Creation

<Marketing>
Brand Management
Enhancing Creativity
E-Marketing
Go to Market and Channel Strategy
Neuromarketing & Consumer Behaviour

<Strategy>
Corporate Governance
Consulting
Competitive Strat & Gen Mngmt
Corporate Social Responsibility
Developing Effective Strategies in Practice
Energy Analytics for Sustainability
Innovation Management
IP as a Strategic Business Tool
Leading Family Business Firms
Strategies for Low Income Markets
Strategic Value Management

<General>
Cradle to Cradle
Entrepreneurship
International Negotiations
Leadership: Organizational Evolution and Crisis
Managing Knowledge in a Complex Decision Making Environment
Negotiations & Conflict Management
Sustainable Supply Chain Management
The Entrepreneurial Lab
Leadership & Communication

<Leadership program>
Bergplaas Leadership Elective
Catalunya Leadership Elective


ちなみに、私はNeuromarketing & Consumer Behaviour、Managing Knowledge in a Complex Decision Making Environment、Multinational Business Finance、Private Equity、Strategic Finance and Value Creationをとりました(マーケティング1科目、ジェネラル1科目、ファイナンス3科目)。


Term4は8月から12月までと長期にわたるのですが取る選択科目によって忙しさが変わってきます。また、スケジュールは自分の取りたい科目と就活、旅行等の予定とどうバランスをとるかというのが一つ考えどころになってきます。

学生の中には、できるだけ早く全ての授業を終了させたい人もいて、そういう人は10月に全ての授業を終わらせてしまいました。他には、Term後半に授業を集中させて夏の期間に長期の旅行を楽しむ人もいました。
私の場合は、あまり授業を集中させて忙しくなるのを敬遠して8月から12月までうまくばらけさせて基本的に1日1授業となるようにしました。
一方で、スタディトリップでヨーロッパからは遠方の中国を選択していたのでスタディトリップ前後に観光できるように、授業が入らないよう調整をしました。結果、留学中で最長の17日間の旅行になってしまいました。


Term4ではEMBAや交換留学生とも協働する機会があり、新たにネットワークを広げる機会にもなっていますが、学生ごとにスケジュールがバラバラになってしまうため授業で一緒にならない限り、他の学生と顔を合わす機会も中々少なくなります。行動の自由度も高くなるので良くも悪くも一番“自分次第”のTermと言えると思います。

MBAも残すところ1ヶ月ちょっとで、授業も残りFinance2科目のみとなりました。私費の学生なので就活もしなくてはならないですが、できるだけ楽しんでいこうと思います。

それでは。