RSM MBA Life

オランダロッテルダムにあるRSM Erasmus UniversityのMBA Programに通う学生達の日記。

Term2 の苦労話

2013-06-29 21:14:18 | MBA12生活

MBA14のKotaです。先週からTem2が終わり、Term3が始まっています。

来週からは待ちに待ったお休みですが、Term2でエネルギーを奪われ過ぎ、今のところノープランの状態です。
どのくらい苦労したかを、ちょっと書いてみたいと思います。

Term2は経営戦略やマーケティング、経済学等々、わりと具体的なビジネス上のテーマを扱う科目が多かった。個人的には、意外にも経済学が一番面白く感じた。高い視点から、直近で世の中で起こっている物事を分析するような内容だったので、知的好奇心も掻き立てられるし、純粋に勉強にもなった。教授も毒舌な感じではあるけど、講義も上手く、なかなか好感が持てた。

他方、ワークロードは想像以上にきつく、特に5月に入ってから試験までの期間は、授業と試験とのインターバルが殆どゼロ(Term1は1週間くらいだったと思うけど、勉強期間が与えられた)であることもあり、試験準備とグループアサインメントも重なり、かなりインテンシブに勉強するはめになりました。

そもそも初期設定が結構死にそうな構成なのですが、僕の場合はTerm2のチームがカオス状態で、これがワークロードを倍にした気がします・・・チームはインド人、インド人、ペルー人、台湾人、日本人(自分)というメンバー構成。インド人が二人居る時点で、彼らのパワーが足し算ではなく、掛け算で爆発しました。加えて時間にスーパールーズな南米人(1-2時間は普通に遅刻)、英語がイマイチな東洋人という構成で、統制という言葉とは無縁の活動になりました。

全てのインド人がそうかどうかは判りませんが、少なくともぼくのチームのインド人は、二人ともかなり個人プレーに走るタイプで、かつ持論に強烈に拘るタイプでした。日本人や西洋人と違って、あまり構造化された議論の仕方をしないので、「え、それさっき議論して、結論出したテーマでは??」といった事がしばしば起こりました。南米人はとてもクリエイティブで、その部分は良い感じではあったのですが、わりと気分やで、興味ある作業は頑張るけど、それ以外は無関心な感じでした。そして台湾人のチームメイトはかなり英語に苦労しているようで、ディスカッション中も「・・・・」となっている瞬間が多数。。

結果、「楽しい」とは程遠いTerm2でしたが、まあMBAを通してそんなとんでもないチームにアサインされる人も逆に少ないと思います。正直、僕自身は楽しくは無かったですが、英語ノンネイティブなメンバーの中で、なんとかアサインメントを終えられるように、インド人とのディスカッション(というか口論)に挑んだり、成果物の全体構造を先回りして色々調べて作りこんでおくなど、結果的にプロアクティブに臨むことができました。というよりは、自分がパワーを出さないと、変な方向に進んでしまいそうなプレッシャーの中で、そうすることを強いられたという感じではありますが。。

Term1のチームは英語が堪能な欧米人がマジョリティで、とても統制が取れていました。結果自分が頑張るという側面が少なかったですが、今タームは正反対の環境で、結果的に英語もこの短期間で結構使えるようになった(ペルー人のノンネイティブとしての英語の使いっぷりが上手で、勉強になった)と思うし、多国籍なメンバーでのディスカッションでのプレゼンスの出し方も身についてきたと思います。

自分自身としても、Term2では「ケースを全部読む」、「授業中は極力バリューのある発言をする」というようなドMな目標を立てて臨んでいたので、特に語学やコミュニケーション面での進捗は結構あったように思います。残りのTerm3、4はそんなにインテンシブじゃなさそうですが、自分にとっての学びが大きくなるよう、地道に頑張っていきたいと思ってます。