RSM MBA Life

オランダロッテルダムにあるRSM Erasmus UniversityのMBA Programに通う学生達の日記。

Living Management Program - 最強のチームって?

2017-11-30 22:52:20 | MBA18全般
RSMをご検討中の方、卒業生の皆様、またはランダムに立ち寄られた方、こんにちはMasaです!

先日投稿したTerm2の振り返りに続き、今回はTerm3の振り返りです。

このタームは普通のMasterや他のMBAとは異なる、"MBAらしい"と呼べるコースが含まれています。それが"Living Management Program"。結論から先に言うと、MBAの中で一番楽しく、学びが多く、そして自信を得ることができたプログラムでした。コースの内容を端的に言うと、"オランダにオフィスを構えるGoogleやAdidas、Philipsなどグローバル企業が、コンサルフィーを払ってRSMのMBA候補生に3週間でソリューション提案させる"というものです。

挑戦課題は担当企業により異なりますが、事業戦略の立案から、M&Aの対象企業の発掘、企業内文化課題の解決策検討、など様々。元マッキンゼーのコンサルによるサポートを得ながら、チームで担当企業の事業や市場分析からスタートし、課された課題についての仮説提案を立案し、顧客にぶつけ軌道修正、そしてさらに顧客にぶつけて軌道修正を繰り返すというザ・ソリューション提案の形で進めていきます。

相手も少なからずお金を払っているので、要求してくるレベルは本気です。メンバーにかかるストレスも小さくなく、中にはメンバー間の衝突から崩壊するチームも出てきます。

そんな環境で重要だった点があります。それはストレスや時間的制約などのネガティブな力に屈せずに、チームの方向性を見失わず、メンバーの前向きさとモチベーションを維持していかにパフォーマンス(提案品質)を最大化するかという点。これ、日本人だけのチームで仕事をするとあまり考えないのですが(汗)、多種多様なメンバーのチームマネジメントとなると、如実に成果に差が出てくる鍵となってきます。

リーダーシップやチームマネジメントには好きな言葉が色々ありますが、今回はGoogle等でも良く言われる以下を強く実感した三週間でした。

"In a great team, EVERYONE is a leader"

最強のリーダー1人に引っ張られるチームはもちろん強いものです。でもメンバーそれぞれが自分がリーダーだと責任を持ち、発言し、行動し、上を目指し、そして他のメンバーを助け、勇気付け、影響を与える、これが全員でできるのがやはり最強のチーム/組織だなと再認識することが出来たプログラムでした。

グローバル環境でそんな強いチームを作れるようになるよう、これからも日々鍛錬していきたいと思っています。

なお肝心の提案結果ですが、、最終的には担当顧客から優秀提案チームに選ばれることができました。また、来年もプログラムへの参加を決めたと、その場でうれしい言葉をいただき、ターム3が無事終了しました!

今回もつたない長文を、最後まで読んでいただきありがとうございました!