RSM MBA Life

オランダロッテルダムにあるRSM Erasmus UniversityのMBA Programに通う学生達の日記。

MBA21 (SLOW) START!!

2020-06-14 11:00:37 | MBA21全般

みなさんこんにちは!RSM MBA Class 21の初ポストをお届けします!

 

RSM Full-Time MBA Class or 2021 (MBA21)は2020年1月から始まっていましたが、Term 1の慌ただしさに加え、COVID-19によるクラスへの影響の混乱が重なり、気づけば6月のTerm 2が終了するこの時期までブログのスタートが遅くなってしまいました。

なんとMBA 21のプログラムも残り半分となりつつありますが、It’s never too late to start somethingの心持ちで情報発信していきたいと思います。

まずは初回投稿となりますので、MBA21の概要と、日本から参加しているメンバー5人の紹介をご紹介します。

 

【MBA21 Class概要】

MBA21はRSM過去最大のコホートとなり、151名の学生が全世界40カ国からから集まっています。また、平均年齢と平均就業年数は例年と同様でそれぞれ31歳、7年となり、Academic/Professionalともに様々なバックグラウンドの学生が在籍しています。

RSM MBAのdiversityは年々増しており、MBA21はRSMで過去最も多様なメンバー(40カ国、女性は63名で全体の42%)で構成されています。人数が多い順にインド24名、アメリカ17名、中国15名、ブラジル10名、台湾10名となっています。

RSMはこのようなdiversityの中で、様々なキャリアパスにおけるリーダーの養成、サステナビリティ、社会課題の解決を通じ、ビジネスの力で社会にpositive changeを与えることをミッションとしています。

 

【日本からのメンバー】

Yutaka

薬学分野で大学院卒業後、医療機器・医薬品開発に10年携わっています。直近では医薬品開発グローバルプロジェクトの日本チームのリーダーをしていました。未来のヘルスケア業界におけるサステナビリティに危機を感じ、自身のキャリアチェンジとヘルスケア業界の問題解決を目指してRSMへやってきました。日本国外での生活は初めてですが、妻と2人でオランダ生活を楽しんでいます。30代後半。

 

S

臨床医10年、医療機関・公衆衛生のマネージメントを改善したいのと、自身のヘルスケアのシードを発展させたいため、green MBAを目指してやってきました。オランダの社会自体からも学ぶことが多く、子連れ留学のためUNICEF調査で世界一子どもが幸せな国を実感してますし、小国ながらも多国籍企業を多数かかえ起業もさかんで生産的かつリベラルな気風が気に入ってます。EDM大国なのも!

 

Kozo

アメリカ中西部の大学にて国際ビジネスを専攻。日本に帰国後4年間企業研修会社にて英語研修のコーディネーターをしていました。自分のスキルアップを考えていたところMBA取得を同僚に勧められ現在にいたります。高校時代にイギリスのボーディングスクールでの留学経験もあり。オランダの教育制度と現在体験している授業のオンラインへのシフトなどを卒業後に生かせればいいなと思っています。20代後半、独身。

 

Tetsukei

自分は中国人ですが、大学を卒業してから、日本で10年間働いてきました。ソフトウェアエンジニア出身で、将来ビジネス分野でマネジメントの道を目指して、オランダに留学しました。アジアとまったく異なる教育制度で、とてもチャレンジングな学生生活です。アカデミックの成績は重要ですが、ネットワークも大事にしないとだめだと感じました。忙しい日々ですが、とても充実しています。1年後の自分を楽しみにしています。

 

Hannah

中国北京出身で、学生及び会社員として計8年間8ヶ月日本で駐在しました。北京で大学卒業後、東京で2年間日本語学校、横国で2年間大学院に通いました。大学を含め、ずっと経済専攻です。大学院卒業後、電子部品メーカーで生産管理に所属し、4年8ヶ月働いていました。キャリアアップも考えて、Asia以外の世界も見てみようと思い、RSMのMBA留学にしました。6ヶ月経って、ずいぶん違う世界だなあと時々思って、非常に充実にしている毎日です。30代前半、独身。

 

 

COVID-19によるプログラムの変更やLiving Management Projectで慌ただしい日々がまだまだ続きますが、どうぞよろしくお願いします!!

 


RSM MBA20卒業!

2020-06-11 06:15:51 | MBA20全般

RSMのクラスが終わり、気付けばCOVID-19の影響で延期となった卒業式予定日(3月20日)から2ヶ月以上経ってしまいました。最後に簡単に日本人メンバーの卒業後の進路と一言コメントをもって本ブログのMBA20の締め、MBA21への引継としたいと思います。

 

ユースケ

会社からの派遣留学だったので、卒業後は帰国して元職の鉄道会社に戻り、経営企画部でSDGs達成につながる会社施策を企画する仕事をしています。多くの同級生がMBAを取得して会社やロケーションを変えていることに比べれば、あまり変わり映えのないキャリアを歩んでいますが、やっぱり食事は日本の方が味も価格も圧倒的に優れているなあと思うので心残りはありません!笑

それでもRSMに留学してよかったと思えるのは、日本で「当たり前」だとみなされる価値観(キャリア形成や仕事の仕方など)が、あくまで日本という限られた社会だけであるということを実感できたこと、また、異なる文化や未経験の課題も一応乗り切ってこられたという結果から、新しいことにチャレンジしてもなんとかなるという自信を得られたこと、以上2点を留学の成果として得られたからです。コロナの影響もあってしばらく留学しにくい世界になるかもしれませんが、キャリアチェンジや新しい環境へ挑戦したいタイミングで、ぜひRSMも含めてMBA留学をご検討してみてください。

 

シュン

卒業後はロンドンに移り、総合商社のグループ会社で主にエネルギー領域の投資業務をしてます。働き始めてすぐにロックダウンとなったため、オフィスに行った日数より自宅勤務の日数のほうが長くなっていたり、商社(のグループ会社)なのにまだ一度も出張に行ったことがなかったりと変な感じですが、今後もこういう働き方になっていくのかなぁとなんとなく思いつつ働いています。

1年間のMBAを終えてみて、今までと異なる(この日本人メンバー含め)新しい人種との交流を通じて、コミュニケーションの取り方とタスクの進め方はこんな感じでいいんだ、と思えたことが一番の収穫だと思ってます。私は家族連れでMBAに来ましたが、ロッテルダムの街は家族で過ごすのに良い雰囲気、規模感、他の欧州都市への距離、子供優先の医療体制、英語対応可能な教育機関あり、と家族連れにもお勧めです。

 

ジュンナ

授業が終了してすぐにロッテルダムからユトレヒトに引っ越してきました。次の仕事を見つけるのに思ったより時間がかかったものの、その分新しい街を楽しみながら生活でき、今ではユトレヒトから離れる気は全くないです。これからはオランダに残り、海からゴミを取り除くための新技術を開発している会社でファンドレイジングをすることになりました。

グローバルなMBAなので、色々と異なる人生観を持っている人たちと共に密度の濃い時間を過ごすことになりました。そんななか、お互い大切にしていることや興味をもっていることを探りながらコネクションを作り、共に成長できたこの一年は本当に楽しく、勉強になった一年でした。海外生活が長いので、同世代の日本人メンバーとしたキャッチボール、夕食会、ゲーム大会なども貴重で大切な思い出です。当然、勉強するためにRSMに来られると思いますが、一年あっという間なので授業以外の色々な経験をすることもお忘れなく。

 

サキコ

インターン先(Consumer Electronics系)でfull-timeのオファーをもらいそのままロッテルダムに住みながら3月からDemandPlanningの仕事をしています。インターン時とチームもポジションも違い未経験の領域、リモートで業務開始というなかなかチャレンジングな環境ですが同僚がとても優しくサポートしてくれています。仕事で壁にぶつかったときに経験のある同級生にアドバイスをもらう、Google Scholarなどで関連論文を探す、LinkedIn Learningで知識を深める…など平たく言えば「勉強すること、成長すること」により貪欲になり、MBAを通して自分の仕事への態度が大きく変わったなあと日々感じています。

毎日が新しい経験の連続で間違いなく大学卒業後で最も充実した1年だったなと思うと同時にクラスメイトの優秀さに自信を失い自分もまだまだ頑張らないとと奮起した1年でもありました。RSMはプログラムの長さ、クラスサイズ、学費、住みよさととてもバランスの取れた良いプログラムなのでぜひ志望先の1つとして検討してみてください。こちらもご参考に是非見てみてください。

RSM紹介メッセージ(日本語)https://youtu.be/OWxIjyeP3_U

 

Yuta

授業終了後は、コンペンハーゲンに行き、束の間の休息と年越しを楽しんだのちに、イギリスのバケーションレンタル(民泊)を提供するスタートアップで半年間ほどインターンシップをしました。その後、日本に帰国し、家業である日本旅館「扇芳閣」を継承しました。MBAで学んだマーケティングやオペレーション、経営組織論などを生かして、少しずつ経営改革していく予定でしたが、ご存知のように今年はコロナウィルスの影響が凄まじく、運転資金の追加借り入れや、安全な営業指針の策定、秋以降の経営計画の見直しなどに奔走しています。

“Embrace the uncertainty. nothing is certain, anything is possible”(不確実な未来を受け入れよう、なんだってできるはずだから!)

MBAで最後に履修したProject Impactのクラスで、教授から言われた言葉です。人生の中で何か見通しが立って挑戦できることなんてほとんどないですよね。留学も仕事もライフイベントも。でも、見通しが立たないことに怯えるのではなく、それを受け入れて、楽しむマインドセットを持つことが大事な気がします!MBAはプラクティカルな学問を学ぶ場所、というイメージもありますが、RSMは自分がどうありたいのか、自分はどんなリーダーになりたいのか、それを探求させてくれる場所だった気がします!MBA/ヨーロッパの大学院にご興味がある方はぜひ進学先としてご検討ください!