RSM MBA Life

オランダロッテルダムにあるRSM Erasmus UniversityのMBA Programに通う学生達の日記。

COVID-19によるMBAプログラムへの影響

2020-09-26 22:58:16 | MBA21全般

こんにちは、Yutakaです。前回の記事から少し時間が過ぎてしまいましたが、今回はMBA21プログラムへのCOVID-19の影響についてご紹介します。

おそらく、これまでに例のないようなプログラム年度だったと思いますので、記録の意味も込めてMBA21の経過について触れておきたいと思います。

RSM MBAは1月開始のプログラムであるため、今年のプログラム期間中にCOVID-19の影響を非常に大きく受けました。主な影響点は以下のような点です。

 

  1. 3〜6月のTerm 2の授業が全てオンライン授業・グループワークに移行
  2. 5月のMBAT(パリで行われるヨーロッパ各国MBA対抗運動会)が中止
  3. 6〜7月のLiving Management Planが原則オンラインに移行
  4. 8月移行のTerm 3、Term 4の授業はface to faceとオンラインが混在。Face to face授業はクラスサイズに応じてRSM専用校舎だけでなくキャンパス内外の校舎やホールで実施。
  5. RSM専用校舎はSocial distancingに対応するため、入館制限等を設定。専用Caféは営業を大きく縮小。
  6. Term 3以降のパートナーシップビジネススクールとのExchange programが中止
  7. 8月のStudy Tripがオンラインに移行し、希望者のみ参加
  8. Study Tripに参加しない生徒は追加のElective科目を履修
  9. ほとんどの対面イベント、セミナー、コーチングがオンラインに移行、または中止

 

また、Term 1後に一時帰国しオランダに戻れなくなっていた学生は3月から数カ月の間、自国から時差と戦いながらオンラインで授業に参加していました。さらに国によっては9月の現在もオランダに戻ることができていない学生もいます。

RSM MBA21は上述の通り、私達学生が期待していたものとは全く異なったものとなってしまいました。COVID-19は全世界的な影響とはいえ、特にMBAではクラス内外での学生同士の活発な交流が最も貴重な経験のひとつであるため、MBA21コホート全体の落胆はとても大きなものがありました。

一方で、このような境遇の中でもプログラムを良くしようという取り組みが学生側から多くありました。オンライン授業で離れ離れにある中で、チームワークを高める試行錯誤を繰り返して得られた経験についてもよく話題になります。限られた機会や制限の中でもインターンシップ、ジョブオファーを獲得し始めている学生も多くいます。

また、スクールのプログラムオフィスの努力によりRSM MBAはErasmus大学内でも例外的に対面授業や校舎の再開が早まるなど、困難な局面の中でも最善を尽くしてくれた方々にはとても感謝しています。

9月に入りErasmus Universityも新学期が始まり、キャンパスにも徐々に活気が戻りつつあります。10月にはTED x Erasmus Universityも予定されています。残り数ヶ月のMBA生活ですが、この貴重な時間を大切に過ごしたいです。

 


MBA21 (SLOW) START!!

2020-06-14 11:00:37 | MBA21全般

みなさんこんにちは!RSM MBA Class 21の初ポストをお届けします!

 

RSM Full-Time MBA Class or 2021 (MBA21)は2020年1月から始まっていましたが、Term 1の慌ただしさに加え、COVID-19によるクラスへの影響の混乱が重なり、気づけば6月のTerm 2が終了するこの時期までブログのスタートが遅くなってしまいました。

なんとMBA 21のプログラムも残り半分となりつつありますが、It’s never too late to start somethingの心持ちで情報発信していきたいと思います。

まずは初回投稿となりますので、MBA21の概要と、日本から参加しているメンバー5人の紹介をご紹介します。

 

【MBA21 Class概要】

MBA21はRSM過去最大のコホートとなり、151名の学生が全世界40カ国からから集まっています。また、平均年齢と平均就業年数は例年と同様でそれぞれ31歳、7年となり、Academic/Professionalともに様々なバックグラウンドの学生が在籍しています。

RSM MBAのdiversityは年々増しており、MBA21はRSMで過去最も多様なメンバー(40カ国、女性は63名で全体の42%)で構成されています。人数が多い順にインド24名、アメリカ17名、中国15名、ブラジル10名、台湾10名となっています。

RSMはこのようなdiversityの中で、様々なキャリアパスにおけるリーダーの養成、サステナビリティ、社会課題の解決を通じ、ビジネスの力で社会にpositive changeを与えることをミッションとしています。

 

【日本からのメンバー】

Yutaka

薬学分野で大学院卒業後、医療機器・医薬品開発に10年携わっています。直近では医薬品開発グローバルプロジェクトの日本チームのリーダーをしていました。未来のヘルスケア業界におけるサステナビリティに危機を感じ、自身のキャリアチェンジとヘルスケア業界の問題解決を目指してRSMへやってきました。日本国外での生活は初めてですが、妻と2人でオランダ生活を楽しんでいます。30代後半。

 

S

臨床医10年、医療機関・公衆衛生のマネージメントを改善したいのと、自身のヘルスケアのシードを発展させたいため、green MBAを目指してやってきました。オランダの社会自体からも学ぶことが多く、子連れ留学のためUNICEF調査で世界一子どもが幸せな国を実感してますし、小国ながらも多国籍企業を多数かかえ起業もさかんで生産的かつリベラルな気風が気に入ってます。EDM大国なのも!

 

Kozo

アメリカ中西部の大学にて国際ビジネスを専攻。日本に帰国後4年間企業研修会社にて英語研修のコーディネーターをしていました。自分のスキルアップを考えていたところMBA取得を同僚に勧められ現在にいたります。高校時代にイギリスのボーディングスクールでの留学経験もあり。オランダの教育制度と現在体験している授業のオンラインへのシフトなどを卒業後に生かせればいいなと思っています。20代後半、独身。

 

Tetsukei

自分は中国人ですが、大学を卒業してから、日本で10年間働いてきました。ソフトウェアエンジニア出身で、将来ビジネス分野でマネジメントの道を目指して、オランダに留学しました。アジアとまったく異なる教育制度で、とてもチャレンジングな学生生活です。アカデミックの成績は重要ですが、ネットワークも大事にしないとだめだと感じました。忙しい日々ですが、とても充実しています。1年後の自分を楽しみにしています。

 

Hannah

中国北京出身で、学生及び会社員として計8年間8ヶ月日本で駐在しました。北京で大学卒業後、東京で2年間日本語学校、横国で2年間大学院に通いました。大学を含め、ずっと経済専攻です。大学院卒業後、電子部品メーカーで生産管理に所属し、4年8ヶ月働いていました。キャリアアップも考えて、Asia以外の世界も見てみようと思い、RSMのMBA留学にしました。6ヶ月経って、ずいぶん違う世界だなあと時々思って、非常に充実にしている毎日です。30代前半、独身。

 

 

COVID-19によるプログラムの変更やLiving Management Projectで慌ただしい日々がまだまだ続きますが、どうぞよろしくお願いします!!