引き続き、Yutaです。本ブログ最多出場でしょうか。MBAではほとんど日本語を書かないため(当たり前ですが)、嫁(元先生)に添削してもらいながら楽しく筆を進めております。
さて、今回は、8月末に行われた1週間の「スタディトリップ」について簡単にご紹介したいと思います。スタディトリップはまず全世界9都市から自分の行きたい都市を選ぶことから始まります。しかし、各都市によって設定されているトピックが異なるので、目的地を「都市」で選ぶか「トピック」で選ぶか、みんな頭を抱えて悩んでいました。
ちなみに、いくつかご紹介すると、上海(中国ビジネス)、ワシントンDC(政治)、コスタリカ(サステイナビリティ)、アイスランド(自然エネルギー)などがありました。
さて、何を隠そう、旅館の後継として生まれてこの方、観光キャリア26年(年齢)になる自分ですので、個人的にこのスタディトリップには人並み以上の期待をかけておりました!僕自身は「ポルトガル」に行ってみたい!という燃えるパッションに突き動かされ、リスボン(ソーシャルエンタープライズ)一択でした。ちなみに、同じ日本人ではSakikoさんも参加されていました。
昨今、このような「旅行×学び」は、通常のMBAの授業のコアとなる「ケーススタディ」と対比して「フィールドスタディ」と呼ばれ、どのMBAでも一般的になってきています。実際のフィールドで現地の人と対話することで、現場でのリアルなビジネスに触れる貴重な機会になります。ともすればクラスの中だけであれば「理論ばかり抑えているスマートな学生」が高く評価されがちですが、現場ではそういう訳ではなく、実際のビジネス同様もっと多様な側面が求められます。RSMのスタディトリップもそれに違わず、現場に張り付いた「理論×実践」という濃い一週間になりました。
少しリスボンでの経験をお話しすると、初日から現地のビジネススクールの教授による「What is Social Enterprise?」というイントロの授業を受け、早速現地で活動するアントレプレナー達に話を聞きに行きました。” Social Enterprise” は日本語では「社会起業」と訳されます。社会的に良いインパクトを生み出しながらもきちんと経済的にも自立していく組織を作ることは普通のビジネス以上にチャレンジングで、魅力的なことだと改めて感じました。今回のスタディトリップでは、「スポーツやアクティブティを通じた青少年の健全育成」と「農業を通じたホームレスの社会復帰」をミッションに掲げている2つの異なるNPOが私達のクライアントでした。そして、この日の終わりに双方のクライアントから「我々のビジネスをサステイナブルにするためにはどうしたらいいのか?」という1週間かけて考える「お題(問い)」が渡されました。
3日目の夜には実際にクライアントの現場を視察しに行きました。私はホームレスの社会復帰を支援しているNPOだったので、深夜のリスボンに繰り出し、ホームレス一人一人に食事を配布しました。クラスの中で資料を読んで、ディスカッションをしているだけではわからない、複雑に入り組んだ問題を垣間見ることができました。蛇足になりますが、このような社会の問題は「Wicked Problem」と呼ばれ、様々な利害関係者を巻き込んだコレクティブアプローチを使って解決していく課題とされています。
そして最終日には、全員でクライアントに対しての提案書をまとめ上げ、プレゼンしました。クライアントからは非常に前向きな評価をいただくとともに「これって、現実的に実現可能?」というクリティカルな質問もいただき、有意義で手に汗握るディスカッションができました。
という感じで、アカデミック×実践が詰まった1週間ですが、それ以上に強調したいのは、リスボンという街!素敵!笑
スタディトリップの醍醐味ですが、やっぱり毎晩夜な夜な色々なレストランやバーに繰り出し、街を見ながら、同級生と将来の話や夏休みのキャッチアップをする時間はとても楽しかったです。いつもと違う場所にいるだけなのです
が、ここにいたメンバーとはグッと心の距離が近くなる、そんな素敵な時間でもありました!やっぱ、旅行いいですね!笑
皆さんも、ぜひスタディトリップの機会を利用して、行きたい街に行きつつ、友人との絆を深めてください!
さて、今回は、8月末に行われた1週間の「スタディトリップ」について簡単にご紹介したいと思います。スタディトリップはまず全世界9都市から自分の行きたい都市を選ぶことから始まります。しかし、各都市によって設定されているトピックが異なるので、目的地を「都市」で選ぶか「トピック」で選ぶか、みんな頭を抱えて悩んでいました。
ちなみに、いくつかご紹介すると、上海(中国ビジネス)、ワシントンDC(政治)、コスタリカ(サステイナビリティ)、アイスランド(自然エネルギー)などがありました。
さて、何を隠そう、旅館の後継として生まれてこの方、観光キャリア26年(年齢)になる自分ですので、個人的にこのスタディトリップには人並み以上の期待をかけておりました!僕自身は「ポルトガル」に行ってみたい!という燃えるパッションに突き動かされ、リスボン(ソーシャルエンタープライズ)一択でした。ちなみに、同じ日本人ではSakikoさんも参加されていました。
昨今、このような「旅行×学び」は、通常のMBAの授業のコアとなる「ケーススタディ」と対比して「フィールドスタディ」と呼ばれ、どのMBAでも一般的になってきています。実際のフィールドで現地の人と対話することで、現場でのリアルなビジネスに触れる貴重な機会になります。ともすればクラスの中だけであれば「理論ばかり抑えているスマートな学生」が高く評価されがちですが、現場ではそういう訳ではなく、実際のビジネス同様もっと多様な側面が求められます。RSMのスタディトリップもそれに違わず、現場に張り付いた「理論×実践」という濃い一週間になりました。
少しリスボンでの経験をお話しすると、初日から現地のビジネススクールの教授による「What is Social Enterprise?」というイントロの授業を受け、早速現地で活動するアントレプレナー達に話を聞きに行きました。” Social Enterprise” は日本語では「社会起業」と訳されます。社会的に良いインパクトを生み出しながらもきちんと経済的にも自立していく組織を作ることは普通のビジネス以上にチャレンジングで、魅力的なことだと改めて感じました。今回のスタディトリップでは、「スポーツやアクティブティを通じた青少年の健全育成」と「農業を通じたホームレスの社会復帰」をミッションに掲げている2つの異なるNPOが私達のクライアントでした。そして、この日の終わりに双方のクライアントから「我々のビジネスをサステイナブルにするためにはどうしたらいいのか?」という1週間かけて考える「お題(問い)」が渡されました。
3日目の夜には実際にクライアントの現場を視察しに行きました。私はホームレスの社会復帰を支援しているNPOだったので、深夜のリスボンに繰り出し、ホームレス一人一人に食事を配布しました。クラスの中で資料を読んで、ディスカッションをしているだけではわからない、複雑に入り組んだ問題を垣間見ることができました。蛇足になりますが、このような社会の問題は「Wicked Problem」と呼ばれ、様々な利害関係者を巻き込んだコレクティブアプローチを使って解決していく課題とされています。
そして最終日には、全員でクライアントに対しての提案書をまとめ上げ、プレゼンしました。クライアントからは非常に前向きな評価をいただくとともに「これって、現実的に実現可能?」というクリティカルな質問もいただき、有意義で手に汗握るディスカッションができました。
という感じで、アカデミック×実践が詰まった1週間ですが、それ以上に強調したいのは、リスボンという街!素敵!笑
スタディトリップの醍醐味ですが、やっぱり毎晩夜な夜な色々なレストランやバーに繰り出し、街を見ながら、同級生と将来の話や夏休みのキャッチアップをする時間はとても楽しかったです。いつもと違う場所にいるだけなのです
が、ここにいたメンバーとはグッと心の距離が近くなる、そんな素敵な時間でもありました!やっぱ、旅行いいですね!笑
皆さんも、ぜひスタディトリップの機会を利用して、行きたい街に行きつつ、友人との絆を深めてください!
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