2006.4.7 帰って来た会津娘ルポ 雪どけ編
やはり造り中のブログへの投稿はしんどかったらしく
それに自分のソロ・ブログを始めたために
「はりきりブログ」は後回しになってしまいました
「SHIN-PON」も心配していたんではないでしょうか?
こに帰ってきた「会津娘ルポ」をお送りします。
手間を惜しまず「ロクンロール日記」更新ご苦労様です。
先月蔵では『皆造』を迎え、すべての醪の上槽を終えました。
ここから約10日間で、ほぼ全ての生酒の処理と貯蔵準備を終わらせていきます。
今年、蔵にはサーマルタンクのほかにいくつか新しい仲間が増えました。
そのひとつが2号槽。小さいのでうちでは『小槽(こぶね)』と呼ばれています。
当蔵では、醸造期、『半仕舞』という、
二日に1本ずつ醪をたてていくやり方を基本して、
お酒を仕込んでいきます。
そして仕上がった醪を槽で上槽するには2日半かかります。
すると当然半日分ずつ、醪日数と上槽日にずれが生じてきます。
もちろん、全ての醪が同じ醪日数で上槽をむかえるわけではありませんので
前後はありますが、純米酒の上槽はタイミングがワリと重要となるため、
搾りたい時に槽に掛けられる、というのが大切になってきます。
昨年までこの上槽タイミングの調整も、
槽を一槽しか持たない小規模蔵である私らの苦労のひとつでした。
そこで今年からこの『小槽』の出番です。
(小槽写真のちほど!)
1トン仕込の醪がぎりぎり掛かるかどうか位の小ささですが、
純米の上槽が重なったとき、いままでであればどちらかの醪が
順番待ちで搾りたいタイミングから泣く泣く2日、
待たなくてはいけない場面も同時にあるいは一日違いでどんどん上槽です。
あとは今後どれくらい効率よく使いこなしていけるようになるかは
わたしらの修練次第です。
余談ですが『修練』という意味合いの単語は
日本語とドイツ語にしかないそうです。
ほかのお国の言葉では
『習練(練習)』『鍛錬』
しかないそうで、精神的充実をも尊ぶ国民性が良くあらわされた
良い言葉だと聞きました。
ほんとうのハナシですか?
はりきり企画部内 国語係御中。
「はりきり企画部」にはそんな係はありませんので悪しからず。。。
ドイツ語ではなんて言うの?
私の知り合いで「秋蓮」さんはいますけど・・・