今日は父の命日なので、朝からバックグラウンドで父のことを考えている。
ちょうど3年前のお昼ごろだった。
いまでも父の仕事の仲間たちが、命日のころに集まってくれる。
今年は15日の月曜日だった。
いろいろな思い出話ができるというのは、ほんとうにいい供養になっていると思う。
とてもありがたい。
父はどんな人だったのかと改めてイメージしてみる。
女性からはモテたけど、すぐ飽きて逃げ出しちゃう、とか、
お金儲けが下手だった、とか、笑い話になるようなエピソードがたくさんある。
仕事でたいへんな借金をつくり、周囲の人にも迷惑をかけたので、
いま改めて、それで笑ってくれる人は、本当の友人なのだろうと思う。
父の性格にはいろいろな面があるけれど、改めて気づいたことがある。
私は父が他人に嫉妬しているところを見たことがない。
分析して「あの人はこうなんだ」と、少し偉そうに言うことはあっても、
他人の悪口を言うこともほとんどなかった。
善悪や好悪の尺度を超えたその先のなにかを常に語っていた。
「人間」が大好きな人だったので、情はあつかったと思う。
ただ、自分を含め、人間やものごとに対して独特の距離感があった。
だから、私は社会人になってすぐ、会社にとても嫉妬深い男性がいたときにとても驚いた。
まず、その感情の動きがなんなのかわからない。
少し経って、それが嫉妬からきているのだと気づいたときには、
男性にも嫉妬があるのだとさらに驚き、「男性の嫉妬って女性のよりもこわい」と思った。
父と違って、母は嫉妬深いというか、ひがみっぽかった。
育った環境のせいもあるだろうと思うけど、
いま思い返してみると、生まれもった「業」のようなものを感じる。
どちらがいい、どちらが悪いではなくて、冷静に「そういう性質だった」と思う。
父も母も、じゅうぶんすぎるほどに魅力的だった。
私は父と母のどちらに似ているかと考える。
両方からちゃんと引き継いでいると思うけれど、
うまく引き継ぎすぎて、いずれと比べてもスケールが小さい。
ちょうど3年前のお昼ごろだった。
いまでも父の仕事の仲間たちが、命日のころに集まってくれる。
今年は15日の月曜日だった。
いろいろな思い出話ができるというのは、ほんとうにいい供養になっていると思う。
とてもありがたい。
父はどんな人だったのかと改めてイメージしてみる。
女性からはモテたけど、すぐ飽きて逃げ出しちゃう、とか、
お金儲けが下手だった、とか、笑い話になるようなエピソードがたくさんある。
仕事でたいへんな借金をつくり、周囲の人にも迷惑をかけたので、
いま改めて、それで笑ってくれる人は、本当の友人なのだろうと思う。
父の性格にはいろいろな面があるけれど、改めて気づいたことがある。
私は父が他人に嫉妬しているところを見たことがない。
分析して「あの人はこうなんだ」と、少し偉そうに言うことはあっても、
他人の悪口を言うこともほとんどなかった。
善悪や好悪の尺度を超えたその先のなにかを常に語っていた。
「人間」が大好きな人だったので、情はあつかったと思う。
ただ、自分を含め、人間やものごとに対して独特の距離感があった。
だから、私は社会人になってすぐ、会社にとても嫉妬深い男性がいたときにとても驚いた。
まず、その感情の動きがなんなのかわからない。
少し経って、それが嫉妬からきているのだと気づいたときには、
男性にも嫉妬があるのだとさらに驚き、「男性の嫉妬って女性のよりもこわい」と思った。
父と違って、母は嫉妬深いというか、ひがみっぽかった。
育った環境のせいもあるだろうと思うけど、
いま思い返してみると、生まれもった「業」のようなものを感じる。
どちらがいい、どちらが悪いではなくて、冷静に「そういう性質だった」と思う。
父も母も、じゅうぶんすぎるほどに魅力的だった。
私は父と母のどちらに似ているかと考える。
両方からちゃんと引き継いでいると思うけれど、
うまく引き継ぎすぎて、いずれと比べてもスケールが小さい。