ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

酔った

2010-03-26 23:23:06 | Weblog
昨晩は明け方まで胃の調子が悪かったので、今日は一日家に引きこもっていた。
食欲はちゃんとあるし重症ではない。
風邪をひいたわけでもなくて、ある程度以上は精神的な理由によると思っている。

この数日ほど、私の周囲にいる人たちそれぞれのプライドが、
いったいどこにあるのかを考えている。

私は自分のことを、とてもプライドの高い人間なんだろうと想像しているけど、
具体的にどこにプライドをもっているのかは、自分のことなのでよくわからない。
仕事をしていて、いつも許せないと思うのは、
私は、ちゃんと議論すべきことだと思っているのに、
「言うことを聞いていればいいんだ」と頭ごなしに言われたときだ。

頭ごなしに言われたことに腹を立てていると言うよりは、
私は大切だと思っていることなんだから、議論が不要なら不要で、
ちゃんと納得できるような説明をしてくれ。つまり、ちゃんと向き合え。
と思っていると分析している。
つまりは、私の顔を見よ、と詰め寄っているわけで、
この点についてプライドが高いのだろう、という解釈だ。

ただ、周囲の他の女性が男性にモテていても、あまり気にならない。
お酒の席で仕事仲間の男性と話をしていると、他の女性の話題になることがある。
男性陣が「そりゃ~、あの人みたいな人にとっては、女性としてつらいよなあ」と、
噂しながら妙に納得し合っているときがある。

男性の方が女性心理に鋭いことはあると思うけれど、
このとき納得している内容が、私にはまったくわからない。
「女性としてつらい、ってどういうこと?」と何度か聞いたこともある。
でもそれは、言葉としては言い表せないことなのか、
この問いを私が発すると、男性は決まって沈黙してしまう。
そもそも、女性がこんな質問をすることじたいが、愚問なのかもしれない。

私が男女の機微にあまりにも鈍感なのだろうか。
そう問いをたてて、
すごくうがった考えでバーチャルな人間像と相関図を昨晩頭の中でつくっていたら、
いままで見えていた世界が、すっかり趣を変えた。
そして、気持ち悪くなってしまった。

他の人と話していると、「男って言うのは、こういう責任がある生き物だ」
という点においても、それぞれがまったく違う考え方をしていると気づく。
だから女性も、同性だからわかる、というものではないんだ。
私の世界が、急に魑魅魍魎の影絵のようになった。
最近は、私の周囲がぐるぐると姿を変える。
それに酔ってしまった。