今朝、モスで読書をしていたら、隣の席に男性が慌ただしく座った。
せわしない雰囲気で、持っていた書類を投げるようにテーブルに置いた。
書類はA4サイズで、何枚か綴じられていた。
4人掛けの机を、1人で占領し、書類を読み始める。
紅茶が運ばれてきた。大きなズズーという音を立て、飲み始めた。
熱いのだろう、ズズ、ズズ、ズズーッとせわしない。
あまりにも小刻みなので、気になる。
休日なのに、なんとも慌ただしい。
ジャージのような服だけど、読んでいるのは仕事の資料なのだろう。
何かから逃避するように仕事をして、
そしてもっと居場所がなくなってしまったような、
一生懸命であるために、一生懸命であるような、
そんな雰囲気が伝わってきた。
せわしくなくカバンのチャックを開け、
シャーペンをカチカチカチッと鳴らし、
何かを少し書き込んで、思考に入った。
いや、居眠りに入ったのだった。
休日でもなく、仕事でもない時間。
休日出勤をしないのは、午後から家族サービスをするためか、
それとも会社から休日出勤を止められているのか。
すぐに起きて、また、ズズーッと紅茶を飲み、書類をめくった。
そしてすぐにまた居眠りを始めた。
どう見ても、効率が悪い。
授業を聴いているフリをしている高校生のようだ。
家で、ちゃんと寝ればいいのに。
子どもが遊んでいて眠れないのだろうか。
私が小さかった頃は、喫茶店が少なくて、空き地が多かった。
お父さんが寝ているとき、仕事をしているとき、お客さんが来ているときは、
子どもが外に出された。「夕方まで、外で遊んでらっしゃい」と。
いまは逆だ。
子どもが家の中で遊び、お父さんが外に居眠りに出掛ける。
なぜ、仕事をしているから静かにしろ、寝ているんだから静かにしろ、
それができないなら、少し外へ行ってろ、と、
お父さんは言えなくなってしまったんだろう。
そんなことを考えていたら、
その隣人は、鼻から大きく息をはいて、出て行った。
気を取り直して、少し散歩だ。
建物のあいだに、ひっそりとお社があった。
立ち寄った公園に、ほおずきがあった。
お稲荷さんは、なんだか力をもっていた。
せわしない雰囲気で、持っていた書類を投げるようにテーブルに置いた。
書類はA4サイズで、何枚か綴じられていた。
4人掛けの机を、1人で占領し、書類を読み始める。
紅茶が運ばれてきた。大きなズズーという音を立て、飲み始めた。
熱いのだろう、ズズ、ズズ、ズズーッとせわしない。
あまりにも小刻みなので、気になる。
休日なのに、なんとも慌ただしい。
ジャージのような服だけど、読んでいるのは仕事の資料なのだろう。
何かから逃避するように仕事をして、
そしてもっと居場所がなくなってしまったような、
一生懸命であるために、一生懸命であるような、
そんな雰囲気が伝わってきた。
せわしくなくカバンのチャックを開け、
シャーペンをカチカチカチッと鳴らし、
何かを少し書き込んで、思考に入った。
いや、居眠りに入ったのだった。
休日でもなく、仕事でもない時間。
休日出勤をしないのは、午後から家族サービスをするためか、
それとも会社から休日出勤を止められているのか。
すぐに起きて、また、ズズーッと紅茶を飲み、書類をめくった。
そしてすぐにまた居眠りを始めた。
どう見ても、効率が悪い。
授業を聴いているフリをしている高校生のようだ。
家で、ちゃんと寝ればいいのに。
子どもが遊んでいて眠れないのだろうか。
私が小さかった頃は、喫茶店が少なくて、空き地が多かった。
お父さんが寝ているとき、仕事をしているとき、お客さんが来ているときは、
子どもが外に出された。「夕方まで、外で遊んでらっしゃい」と。
いまは逆だ。
子どもが家の中で遊び、お父さんが外に居眠りに出掛ける。
なぜ、仕事をしているから静かにしろ、寝ているんだから静かにしろ、
それができないなら、少し外へ行ってろ、と、
お父さんは言えなくなってしまったんだろう。
そんなことを考えていたら、
その隣人は、鼻から大きく息をはいて、出て行った。
気を取り直して、少し散歩だ。
建物のあいだに、ひっそりとお社があった。
立ち寄った公園に、ほおずきがあった。
お稲荷さんは、なんだか力をもっていた。