ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

品評会

2013-04-08 00:01:53 | Weblog
どうも忙しくなると単純かつ時間ばかりが吸い込まれて行くゲームがしたくなる。
筆を買って、写経でもするか。ゲームより、そのほうがずっといいだろう。

昼間、運送会社の人から電話が掛かって来た。
「お前どこにいるんだ?」と聞かれたので、
「あなたが何を言ってるのかわからない」と答えると、
「先日、景徳鎮で買った荷物を持って行くから、どこにいるのか教えろ」ということだった。

「送付状に書いてあるでしょう」と言ったら、
「いやいや、箱の上には、お前の名前と、上海市長寧区、あとこの電話番号だけだ」と。

おい、日本で例えると、「東京都世田谷区 ○○様 電話番号」で、
有田から送って来たようなものじゃないか。
しかも、上海市の人口は約2400万(ちゃんと届け出ていない人も数えると、もっといる)。
東京の倍ぐらいの人口がいるんですけど。

で、それで送って来たのかい。
景徳鎮で買った店では、ちゃんと住所をすべて書いてあげたじゃないか。
どうして、そう、いい加減にはしょるのか。

荷物が着いてみると、美術館の木箱のようなので覆われている。
しかも、木箱は、隙間だらけで、容易に中の箱が傷つきそうだ。
というか、恐ろしいほど埃まみれだった。
写真を撮るのを忘れたのが、返す返すも残念だ。

会社の同僚と、ドライバーなどを駆使して箱を分解し、中の物を取り出した。
同僚が「割れてないか、ちゃんと確認しろ」と言いながら、どんどん箱を開けて行く。

おいおい。これは、私と友人の物だよ!

同僚たちは、そんなことにはおかまいなく、箱から取り出しては、
「これ、いくら? ふ~ん、なるほど。こっちはいいね。でもこれは安っぽい」と
勝手に品評会を始める。割れているかどうかより、何を買ったのかに興味があるのだ。

ということで、複数名の手を渡った後に、ようやく私の手元に戻って来た。
週末にでも、ちゃんと開けて、お茶を飲もう。

あ、今日は日曜日。今日が週末だったか。当分おあずけだ。