ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

大きなお世話

2013-07-01 23:46:46 | Weblog
先日、玉の輿に乗った中国人の女の子がいる。
女の子は地方出身で、旦那さんは上海の富二代(ボンボン)だ。
別荘等も持っているお金持ちらしい。

去年まで、その女の子はガツガツしていて、
自己アピールが強く、声も大きく、「だって、だって」と話していたし、
エレベーターなどでは、扉が開く前からドアの真ん前のど真ん中に立って、
降りてくる人を押しのけて我先にと乗り込む
ごくごく普通の中国の女の子だったのだが、
ここ最近、急に余裕が出てきて、少し品が出てきた。

もともと賢い子だし、順応性も高い。
そして、付き合いやすくなった。

私としては、上海のボンボンは、そういったガツガツ感と、
生き抜いていくたくましさと、金銭に細かいあたりが好きで、
彼女を選んだのではないかと思っていたので、
急に上流階級の顔をし始めると、
かえってアラが目立って、興ざめされるんじゃないかと心配している。

まあ、大きなお世話ではあるが。

実際、上海で働いている地方出身どうしの結婚話のときには、
女の子の両親が反対することも多いと聞く。
せっかく上海なんて危ない土地に娘を出してるんだから、
ボンボンをつかまえてこい!ということなんだろう。

地方出身でも都市戸籍で、それこそ不動産王の息子までいけば、
親も喜ぶんだろうけど、
地方出身で借家に住んでるサラリーマンというだけで、
両親は結婚に反対するというのだから、大変だなあ、と思う。

日本人なんて、相当羽振りがいい東京のいけ好かないヤツでも、借家だったりする。
ということで、日本人はお金がないと、レッテルを貼られる。

まあ、そう言うときの言い返し方としては、
中国は家を買ったといっても70年の期限付き。
日本の場合は、固定資産税を払わされて、相続税のカタにとられるほど、
れっきとした個人資産なんだぜ~、というところか。

う~ん、冷静に考えると、やはり日本の方が貧乏のような気がするな。